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橋本環奈&上白石萌音 W主演でジブリの名作が舞台化!

来年2月に舞台『千と千尋の神隠し』が上演される。原作はスタジオジブリの傑作アニメ映画。翻案・演出をジョン・ケアード、主人公・千尋役をW主演で、橋本環奈と上白石萌音が務める。

NEWS & INFORMATION 2021 2/26 UPDATE

キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

【スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー】

(翻案・演出の)ジョンはいい奴です。
ぼくも宮﨑も彼のことを気に入りました。
カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。
今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい。
スタジオジブリ 鈴木敏夫

【翻案・演出:ジョン・ケアード】

『千と千尋の神隠し』初の舞台化に関わっていることに大変興奮し、光栄に思います。長い間、 宮﨑駿さんを映画界における卓越した天才、アニメ分野における最も偉大な主唱者だと考えて きました。
私は、宮﨑作品の主要なテーマ全てに同調しています。『千と千尋の神隠し』の世界の核をなす テーマ —— 環境を慮る、自然を敬う、我々に宿る善良な精神の力を信じる、そして世界を良 い方向へ変える権限を若者に与える、というテーマに。
スタジオジブリ、その寛大かつ独創的なチーフ・プロデューサーである鈴木敏夫さんとの新た な関係を通じて、「東宝」の愛する友人たちとのパートナーシップを深めることを心待ちにして います。
千尋役はダブルキャストになっていますが、『ナイツ・テイル』で楽しく共同作業をした、素晴 らしくて魅力的な上白石萌音さんと再び仕事できるチャンスを得るのと同時に、才能豊かで活 き活きと感動的な若手女優、橋本環奈さんとも同様の機会を持つことが可能になりました。
すでに『千と千尋の神隠し』に千時間を費やしていますが、これから費やす幾千という時間も
楽しみでなりません。
ジョン・ケアード

【橋本環奈】

Q.今回、帝国劇場で初舞台に挑戦されるお気持ちをお教えください。

A.これまで映画、テレビドラマや CM 等様々なお仕事に恵まれてきましたが舞台は今回が初め てとなります。それも歴史と伝統のある帝国劇場で初舞台を飾る事ができ、女優というお仕事に 携わらせて頂いている身としてはこんなに幸せな事はありません。映画で初主演を務めさせて 頂いた時と同様、舞台で初主演という事は私の人生で当然ながら 1 回限りの事。 プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくの びのびと演じたいと思います。それがお客様方が喜んで頂ける舞台に繋がると信じているから です。

Q.『千と千尋の神隠し』で千尋役を演じられることへの思いや意気込みをお教えください。

A.千尋役を演じさせて頂くと決まった後なんですが実家に帰った時、『千と千尋の神隠し』のパ ンフレットが出てきました。そのパンフレットを手に取りページを捲りながら、映画を観た時は まだ小学生だった私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます。それ も世界初公演!日本の宝とも云うべきこの作品はおそらくこれから何回も上演されるのだと思 います。その舞台の歴史を自分たちが作ってゆくのだと思うと強く責任を感じます。何年か先の 未来に『千と千尋の神隠し』という舞台の第一回、世界初上演を私たちが演じたと誇りを持てる ように、命ある千尋として舞台の中で生きたいと思います。 Q.映画で印象に残っているシーンやご自身が演じられる役柄の印象をお教えください。 A.名作揃いのスタジオジブリの作品の中で初めて観たのが『千と千尋の神隠し』でした。DVD で観たのですが衝撃を受けたシーンはお父さんとお母さんが豚に変身してしまうシーンです。 あまりにインパクトが強く、未だにその時の事を覚えています。食べ過ぎると本当に豚になって しまうんだと子供ながらに思い、すごく怖かったです。笑 それに湯婆婆との出会い、正体の分からないカオナシ、オクサレさま(河の神)をお風呂に入れ るシーン等々ありましたがやはりハクとの出会いと二人が冒険し、飛ぶシーン・・まさに枚挙に いとまが無く印象に残っているシーンばかりなので答えに困りますが考えてみれば全編見どこ ろだからこそ名作なんですよね。千尋に関しては、初めはどこにでもいる普通の女の子だったの が両親を助けるために必死で異世界で生き、奔走するうちに逞しく成長していく姿が、凄く身近 に感じるヒロインという印象です。私も見に来ていただけるお客様方に親近感を感じて頂きな がら、時には臆病に時には強い千尋を演じたいと思います。

Q.コロナで世の中が一変しました。改めて観客に生でエンターテイメントを届けることについ ての思いをお教えください。

A.生でのエンターテイメントというのは同じ台本であっても 1 回 1 回、命を吹き込んでいき、 日々形を変え、進化していく。お客様が観る舞台というのは毎回、唯一無二であると思います。 だからこそ台本や段取りにない大小のハプニングも混在し、その場に生きている登場人物達の ドラマが生まれるんだと思います。そしてこのドラマを完成させるのに不可欠な存在が舞台で 生きている人物たちを見守るお客様だと思います。期待通りであったり、予想を裏切ったりが生 のエンターテイメントであってその完成に不可欠のお客様をお迎えして初めて成立するものが 舞台というエンターテイメントではないかなと常々思ってきました。是非私たちと共に同じ空 間、同じ時間をお客様にも私達役者を通して存在し生きて頂きたいなと思います。

【上白石萌音】

Q.『千と千尋の神隠し』で千尋役を演じられることへの思いや意気込みをお教えください。
A.言わずと知れた名作のタイトルロールを演じる日が来るなんて思っていませんでした。時 代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張し ていますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます。
Q. 演出家ジョン・ケアードとは『ナイツ・テイル』でご一緒されているかと思います。再びジ ョンと作品を作り上げていくことへのお気持ちをお教えください。 A.『ナイツ・テイル』の稽古場は、チーム全員で試行錯誤を繰り返す、とてもクリエイティブ な空間でした。あの充実感を再び味わえると思うと胸が高鳴ります。ジョンはとても情に厚い 方で、作品とカンパニーのひとりひとりを、心から愛し考えてくださいます。その愛に応えら れるよう、日々励んでまいります。

Q. 映画で印象に残っているシーンやご自身が演じられる役柄の印象をお教えください。

A.繰り返し見ている大好きな映画です。幼い頃は、千尋の両親が豚に変わってしまうところ が恐ろしくて、泣き喚きながらも目が離せなかったのを覚えています。一番好きなのは、千尋 たちが銭婆の住処を訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わ いが深まる。名作の力に脱帽します。

Q. コロナで世の中が一変しました。改めて観客に生でエンターテイメントを届けることにつ いての思いをお教えください。

A.自粛明けに初めて劇場の椅子に座った時、心身が喜ぶのを感じました。配信でも多くの作品 を享受できるようになりましたが、それでもわたしはやはり劇場に行きたいと思ってしまいま す。人と人との距離が遠くなってしまった今、同じ空間で過ごせることがいかに尊いか痛感し ています。本作の上演の頃には、皆様が安心して劇場に足を運べる世の中になっていますよう にと切に願っております。

【プロデューサー:尾木晴佳(東宝)】

ジョン・ケアードさんが演出を引き受けてくださった瞬間、橋本環奈さん、上白石萌音さんのお二 人が主演を引きうけてくださった瞬間…企画立ち上げから今日まで、まるで奇跡のような瞬間がた くさん起こりましたが、中でも最も忘れられないのが、『千と千尋の神隠し』の舞台化を許諾いただ いた瞬間です。
ジョンご夫妻と私が部屋に入ると、そこには鈴木プロデューサーと、なんと宮﨑駿監督もいらっし ゃったのでした。それは本当に短いお打合せでしたが、まるで夢をみているかのようでした。 こんな素晴らしい瞬間にこれからも沢山立ち会えるのかと思うと楽しみで仕方ありません。
主人公の千尋はトンネルの先にある混沌とした世界の中で、困難に直面しながらも<自分は何者で あるのか>を再発見していきます。その姿は10歳とは思えない程の力強さです。現在、世界中が 終わりのないトンネルに入り込んでしまったような、誰も想像をしていなかった日々が続いていま す。そんな今だからこそ、帝国劇場から演劇という形で、千尋のエネルギーを日本から世界へ再発 信していけることは演劇に携わる者として大きな喜びです。どうぞご期待くださいませ!

 

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