ニュース & インフォメーション

「愛や、生きる上でのポジティブなエネルギーを届けたい」ミュージカル『ファントム』製作発表!
7月22日(月)都内にて、ミュージカル『ファントム』の製作発表が行われました。加藤和樹さん、城田優さん、愛希れいかさん、木下晴香さん、廣瀬友祐さん、木村達成さんが登壇、舞台への意気込みを語りました。(撮影/須田卓馬)
NEWS & INFORMATION 2019 7/23 UPDATE
ミュージカル『ファントム』はガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を原作にした舞台で、怪人ファントムの人間像に焦点を当てた人気ミュージカル。日本で、2014年に上演された際は、城田優さんが主演のファントム役を務めました。
今回の舞台では、ファントム役、クリスティーヌ役、そしてフィリップ・シャンドン伯爵役が、Wキャストでの上演となります。製作発表では、最初に、ファントム役・加藤和樹さんと城田優さん、クリスティーヌ・ダーエ役の愛希れいかさん、木下晴香さんが登場し、4人で「You are music」を披露。続く会見には、フィリップ・シャンドン伯爵役の廣瀬友祐さん、木村達成さんを加えた6人が登壇しました。
城田優さんは今回、ファントム役を演じながら、演出も務めることに。その城田演出について、作詞・作曲のモーリー・イェストン氏が「今まで見たことのない、城田優さんならではのオリジナリティのあるファントムを期待します」と映像でコメント。
城田さんは「率直に楽しみでしかないです。プレッシャーと言いますか、責任感が非常に重要なのですが、ここに座っている出演者の皆様、支えてくださるスタッフの皆様に引き続きサポートをしていただきつつ、この『ファントム』という思い入れのある作品をより素晴らしい舞台にできるよう、初日に向けて精一杯取り組んでいきたいです」と挨拶。また演出プランを聞かれ「心を伝えるのが僕のテーマ。僕の意見ですが、ミュージカルを作る上で大事なのはお芝居の歌だと思っています。歌を歌い上げるミュージカルではなく、心情を歌う作品を作りたい」と答えました。
加藤さんは「城田優のもとで『ファントム』という作品に携われることは、自分にとってはすごく大きな意味のあることです。僕の初舞台で共演した彼とWキャストで、演出も受ける。僕を知っている彼だからこそ一緒に作り上げられるものがあると思います。これはプレッシャーになってしまうんですが、(城田が)『今までで一番加藤和樹がいい、と言わせる作品にするぞ』と言いました。そこをみんなで、ああでもないこうでもないと言い合って、とことん演出家城田優と向かい合って、最後までついていきたいと思っています」と意気込みを語りました。
クリスティーヌ役について愛希さんは「真っ直ぐ夢を見ている純粋な少女で、その中に母性が感じられるところが魅力です。バランスが難しいですが、やりがいがあるので、しっかりお稽古をして母性を感じられる人物を演じたいです」。木下さんは「2014年版を拝見した時に『彼女は無邪気すぎた』というセリフが印象に残っています。シャンドンに恋をしたり、エリックに『お顔を見せてください』と言った時、見てしまった時の思い、全てを成り立たせるのが『無邪気』ということなのかと思うので、そこを大切にしたいです」
シャンドン役を演じる廣瀬さんと木村さんは『ロミオ&ジュリエット』で共演した経験あり。「彼の最大の魅力はたぶん眉毛かな(笑)。明るくて愛嬌のある、誰からも愛される人間力がうらやましくて、魅力だと思っています」と廣瀬さんが言えば、木村さんは「淡々と面白いことが言える人。僕はお笑いの師匠だと思ってます(笑)。舞台上で争う時に、本当に突き飛ばさないと突き飛んでくれないんです。『俺の気持ちをちゃんと動かしてくれよ』って。そういう熱い感情を持った方です」と笑いを交えながら、お互いの魅力を語りました。
最後に城田さんが「この『ファントム』という最高のミュージカルを、より素晴らしい、そしてオリジナルな『世界でこんなファントムは見たことないよ』と言われるような、やったことがないことをたくさんちりばめて行きたいと思っています。そしてこの作品を通して何か、愛や、生きる上でのポジティブなエネルギー、素敵なメッセージをしっかりと届けたいです」と熱い思いを語りました。
ミュージカル『ファントム』は11月9日より東京・TBS赤坂ACTシアターにて、12月7日より大 阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。
詳細は公式サイトhttps://www.umegei.com/phantom2019/をご覧ください。