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新春浅草歌舞伎&新派 初日鏡開き
『新春浅草歌舞伎』と新派『華岡青洲の妻』が1月2日に初日を迎えました。開演前の劇場そばで、毎年恒例の新年の鏡開きが行われ、詰め掛けた大勢のファンに日本酒が振舞われました。
NEWS & INFORMATION 2017 1/2 UPDATE
『新春浅草歌舞伎』の鏡開きに出席したのは、尾上松也さん、坂東巳之助さん、中村壱太郎さん、中村隼人さん、中村梅丸さん、中村錦之助さんの6人。
松也さんは「私もこの新春浅草歌舞伎、3年目を迎えまして、より向上していかなければという気持ちを高めております。歌舞伎界はこのお正月は二座が襲名興行ということで華やかなめでたい空気に包まれています。その空気にのっかりまして、懸命に努めて、浅草の街、そして浅草歌舞伎を盛り上げてまいります」とご挨拶。巳之助さんは「3年目でございます。またこうしてここから一年を始めることができるのも、応援してくださるたくさんの皆様のおかげだと思っておりますありがとうございます。その喜び、浅草という街の活気、雰囲気を自分の体に取り込んで2017年最高のスタートを切れるように頑張ってまいります」と意気込みを語りました。
「初日から千秋楽まで、歌舞伎は毎日舞台が変わっていきます。一度二度と言わず、三度四度五度と観に来ていただけたら」と壱太郎さん。隼人さんの「いつもだと僕が一番歳が下だという話をさせていただくのですが、今回は梅丸くんがいて、一番下ではないので、あらためて気持ちを引き締めてやりたいです」の言葉を受けて、梅丸さんが「一番年下で、相変わらず弟ポジションではございますが、お兄さんたちの熱意に負けないように、千秋楽まで一生懸命努めたいと思います」と決意を語りました。
ご挨拶に続いて、鏡開きが行われました。松竹関係者と台東区長も含めた8人で木槌を使って樽を割り、朝早くから並んだ大勢のファンに、日本酒を振る舞いました。
※新春浅草歌舞伎・出演者インタビューを、「omoshii 」に近々に掲載予定です!お楽しみに!!
また、[omoshii mag vol8」にもご登場予定です。詳細はツイッター、および公式サイトで近日公開。
『初春新派公演 華岡青洲の妻』の鏡開きには、水谷八重子さん、波乃久里子さん、喜多村緑郎さん、河合雪之丞さん、甲斐京子さんが出席。
水谷さんが「初芝居があるというのは本当にうれしいことでございます。しかも(今年は)緑郎さんと雪之丞さんをお迎えして、こうして新派は一家となって『華岡青洲(の妻)』を観ていただけるという、初日を前にして心配なことだらけですけれども、浮き立つ心もございます」と初日の喜びを語り、「三越劇場を(10年)連続で開けさせていただけるということ、こんなにうれしいことはございません」という波乃さんが「今日観てくださる方手を上げてくださいますか?」と質問すると大勢の手が上がりました。
昨年襲名し新派に入団した喜多村さんは「喜多村緑郎先生のお名前を襲名しましたが、毎回毎回を襲名披露公演だと思って精一杯精進していきたいと思っております」と挨拶。この公演より歌舞伎界から移籍した市川春猿改め河合雪之丞さんは「(華岡青洲の妻の)加恵は、八重子さん、久里子さんはじめ大勢の大先輩の女優さんたちが演じてきたお役です。大先輩の胸をお借りして一生懸命に努めさせていただきたいと思っております」と意気込みを語りました。
『新春浅草歌舞伎』は1月26日まで浅草公会堂で、『初春新派公演 華岡青洲の妻』は1月23日まで三越劇場にて、上演されます。詳細は下記公式サイトをご覧ください。