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涼風真世アルバムリリース記念トークイベント

抜群の歌唱力を誇る涼風真世さんが、20年ぶりとなるNEWアルバム『Fairy』をリリース。自らの代表曲や新曲など全12曲を収録した渾身の1枚について、トークイベント&取材会で想いを語りました。今年11月より再演される『貴婦人の訪問』クレア役についての話も飛び出しました。(取材・文/小野寺亜紀)

NEWS & INFORMATION 2016 9/15 UPDATE

9月11日、大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店で、NEWアルバム『Fairy』リリースを記念したトーク&特典お渡し会が開催されました。この日は涼風真世さんの誕生日。集まった約150人のファンがバースデイ・ソングで迎え、涼風さんは「ありがとうございます!」と笑顔で応えます。

涼風さんがCDアルバムをリリースするのは1996年発売の『MINE』以来20年ぶり(『MINE』は今年ボーナス音源付きでリイシュー)。宝塚歌劇団月組トップスター時代の代表曲から、DREAMS COME TRUEの「やさしいキスをして」といったJ-POPのカバー曲、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」、豪華作家陣が手掛けた新曲まで全12曲を収録しています。タイトルはずばり“Fairy”。
「宝塚を退団したときに『歌の妖精は森に帰っていきます』というように組長さんが挨拶して下さったのですが、今回また妖精が甦りました(笑)。舞台を35年やっていると歌ってきた曲、歌いたい曲がたくさんあり、その中から選んだ10曲と新曲2曲を収録しています。12曲を一人で歌っているというより、12人の私の分身が歌っている感じ。改めて歌うこと、歌で表現すること、歌に魂を込めることが好きだと感じました」。

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宝塚歌劇のナンバーとしては、「ミッドサマー・イブ」(『PUCK』)、「グランドホテルで」(『グランドホテル』)といったトップ時代の代表曲から、今年雪組で上演された『るろうに剣心』の「不殺(ころさず)の誓い」まで収録。「私はアニメ版で緋村剣心の声を担当させていただいてます。その『るろうに剣心』が宝塚で舞台化されるということで初日に拝見し、これが素晴らしい舞台だった! その中で剣心が自分の想いを歌っていたので、ぜひ一度歌いたいと思いました」。

『グランドホテル』は来年古巣の月組で再演が決定。「私はトップとして大劇場で5作しか主演していないのですが、そのうち4作が再演されているのですごく嬉しい。(改めて歌ってみて)思い出い深い気持ちが強いですね」。

新曲のうち『眠りの果て』は、20代の頃から好きだったという安全地帯の名コンビ、玉置浩二さん(作曲)、松井五郎さん(作詞)に制作を依頼。「ミュージカル界でいうとミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイさんみたいな素晴らしいコンビ。デモテープには玉置浩二さんの歌声が入っていて、すごく素敵で格好良かった! でも玉置さんの音程は女の私には無理なので、これを地声で歌うにはどうすればいいかと考えて、出来上がったのがこの曲。レクイエムのようなイメージです」。

もう一つの新曲「空だけはそこにある」は、涼風さんが毎朝ブログで空の写真をアップしているのを、作詞の松井五郎さんにお話した中で生まれました。自然豊かな環境で育った涼風さんが、東京で唯一見つけた“大自然”が空。「人間は悲しいとき下を向いてしまうけど、一日に一度だけ上を見上げるのもいいのではと。そんな話を松井さんにしたら『それは歌になるね』と。歌詞を最初読んだとき、『私の心そのものだ』と思いました。この新曲2曲は永遠に歌っていきたい。来年時間ができたら、CDを持って地方を回りたいぐらい!」と、嬉しそうに話します。

レコーディング後、スタッフたちから「涼風さん本当に楽しかったです、ありがとうございました」と言われ、「そんなお言葉をいただき“生きててよかった、歌に携わってきてよかった”と思いました」と。ボイストレーニングは毎日20分、公演がない日も続けているそうです。「喉は筋肉なので日常的に鍛えています」。

そんな涼風さんも大きな苦労をしたというのが、今年再演が決まったウィーン発のミュージカル『貴婦人の訪問』のクレア役。ファンからもこの役について質問が飛びました。
「人間ってできないことはないのかもしれないと思いました。最初クレアの譜面をいただいて歌ったとき、まるまる1曲歌えなかったんです。体力が続かない。ウィーンの方は食べているものが違うのか筋肉が違うのかと思いました(笑)。そこで悔しくて毎日3時間、特訓部屋と呼んでいるカラオケルームで特訓をしました。絶対に私はこの歌を歌えるようになると信じて。スタッフの方、共演者の方も協力し支えて下さいました。復讐に燃える怖い女性ですが、今までやってきた中で一番やりがいのある役ですね。クレア以上の役は、もしかしたら今後ないかもしれないと思うぐらい、思い入れのある役です。再演でも絶対頑張ります!」。

この力強い言葉に拍手が起こりました。昨年のクレア役を経て大きな壁を乗り越えたからこそ、完成したというNEWアルバム。歌手・涼風真世としても、今後走り続けていきます。
「人生なので楽しいこともあれば悲しいこと、辛いこともありますが、このCDをリリースできたことが今最高の喜びです。奇跡的な一枚になりました。私は言葉ではうまく気持ちを伝えられないのですが、歌になると素直に届けることができます。だから一生歌を歌い続けたいです」。

天性の才能に加え努力を重ねてきた、変幻自在な歌声の持ち主・涼風真世さん。“妖精”とも言われる彼女の不思議な魅力が詰まった一枚です。

なお、限定版には今年4月に開催された『涼風真世&京フィル ドリームコンサート in 春秋座』を収録したDVDも付いてきます。(オモシィでのライブレポートはこちら!→http://omoshii.com/interview/11466/
また12月28日には『Fairy』発売記念コンサートも開催。

涼風真世「Fairy」
■涼風真世 35th Anniversary NEW ALBUM『Fairy』
2016年9月7日(水)発売
生産限定盤(CD+DVD)6000円(税別)
通常版(CD1枚)3000円(税別)
http://jvcmusic.co.jp/suzukaze/


■CD発売記念コンサート
2016年12月28日(水) 14:00・18:00開演
全席指定9500円
東京・銀座ヤマハホール
お問合せ:る・ひまわり 03-6277-6622

 

 

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