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今回の上演は、同時期に映画版が上映、小説も出版されるという、舞台、映画、小説の『真田十勇士』が同時に楽しめるメディアミックス企画。初演と同様に、演出は堤幸彦さんが手がけ、脚本はマキノノゾミさんが担当、主演の猿飛佐助役を中村勘九郎さんが務めます。

製作発表には、中村勘九郎さん、加藤和樹さん、篠田麻里子さんをはじめとする出演者とマキノノゾミさん、堤 幸彦さんが登壇しました。

まずマキノさんが「再演というのは作者にとって最大のご褒美です。大船に乗った気持ちで、作者はのんきに、初日までを楽しみにしています」と笑顔で挨拶。続いて、「前回を超えるものにします」と言う堤さんは出演者に向き直り「お出になる方に一言。一言で言うと大変です。身の安全は自分で確保して」と“大変”な作品になることを宣言しました。

中村勘九郎さんは「構想、舞台機構などを伺ったんですが、初演と比較する必要がないくらいのすごいことになると思います。脚本もだいたいの筋は一緒なんですが、ちょいちょい悪い冗談が入ってきてるので、楽しみにしてほしいです。キャストスタッフ一同が不可能に挑む舞台。どうにかして成功させようという気持ちであふれてる、とても気持ち良い現場です。その空間にいられる幸せを噛みしめながら頑張ります」。初演と映画版では由利鎌之助を演じ、今回霧隠才蔵役を務める加藤和樹さんは「（再演ですが）新しい作品を作る勢いで頑張ります。間違いなく歴史を変える作品になると思っています。大変なのは重々承知しています。それに負けないように頑張ります」。

そしてAKB卒業後初舞台となる篠田麻里子さんが「大変だよと言われて不安でたまらないです、でも無理だよと言われるたびに燃えてくるので、（その気持ちで）この3か月間を乗り切りたいです。自分の最後の仕事だと思うくらいに頑張りたいです」と意気込みを語りました。

初演の舞台、映画に続いて芸州浪人・筧十蔵を演じる高橋光臣さんは「皆さんお待ちかねのゲイの役です！」と溌剌と挨拶。同じく初演と映画にも出演していて、今回は役が変わり、根津甚八と豊臣秀頼を演じる村井良大さんは「新作のような意気込みでまた一から作り上げていって、大成功するように、キャストスタッフ、一丸となって頑張っていきたいので応援のほどよろしくお願いします」とコメントしました。

さらに、初演と映画に続いて真田幸村を演じる加藤雅也さんは「これから終わりまで修行僧のような生活をして、必ず成功させたいと思っています」と決意を表明。淀殿役に挑む浅野ゆう子さんが「堤監督が大好きで、今回淀殿をゲットしました。うれしいです」と出演が決まったことへの喜びを語りつつ「今回、戦があると聞きましたが、無理です。私は立ち回りなんかしたら疲労骨折します」とコメントして笑いを誘いました。

公演は9月11日（日）から、新国立劇場 中劇場ほか、神奈川、兵庫でも上演されます。

（左から）中村勘九郎さん、堤 幸彦さん

（前列左から）マキノノゾミさん、篠田麻里子さん、加藤和樹さん、中村勘九郎さん、浅野ゆう子さん、加藤雅也さん、堤 幸彦さん。（後列左から）望月 歩さん、青木 健さん、丸山敦史さん、駿河太郎さん、高橋光臣さん、山口馬木也さん、村井良大さん、石垣佑磨さん、荒井敦史さん、栗山 航さん

［公演情報］

スペクタクル時代劇『真田十勇士』
［東京］9月11日（日）〜10月3日（月）　新国立劇場　中劇場
［神奈川］10月8日（土）～10月10日(月・祝)　KAAT神奈川芸術劇場
［兵庫］10月14日（金）～10月23日（日）　兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
脚本：マキノノゾミ
演出：堤幸彦
出演：中村勘九郎　加藤和樹　篠田麻里子　高橋光臣　村井良大　駿河太郎　荒井敦史　栗山航 　望月歩　青木健　丸山敦史　石垣佑磨　山口馬木也　加藤雅也　浅野ゆう子　他
お問い合わせ: サンライズプロモーション東京　0570-00-3337
公式サイト●http://sanadajuyushi.jp