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麻実れい、益岡徹らが熱演。ユージン・オニール『夜への長い旅路』が開幕
ユージン・オニールの『夜への長い旅路』が、9月7日に東京・シアタートラムで開幕しました。麻実れいさん、田中圭さん、満島真之介さん、益岡徹さんの4人が、激しい感情をぶつけ合う赤裸々な家族の姿を演じています。（撮影：村尾昌美）
NEWS & INFORMATION 2015 9/8 UPDATE
＊満島真之介さんの公演前のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
演出・熊林弘高さんからのコメントも掲載されております。
http://omoshii.com/interview/10025/
20世紀アメリカを代表する劇作家の一人であり、ノーベル賞作家でもあるユージン・オニール。『夜への長い旅路』は、彼自身の家族関係を赤裸々に描いた自伝的作品で、『地平線の彼方』や『アナ・クリスティ』などに続く4度目のピュリッツアー賞を受賞した戯曲。演出は、2010年に上演された『おそるべき親たち』（ジャン・コクトー）で第13回千田是也賞を受賞した熊林弘高さん。翻訳・台本は熊林さんと長いコンビを組んできた木内宏昌さんが手掛けています。
登場人物は、家族4人のみ。激しい感情をぶつけ合うも、根底にある深い愛情で結ばれた家族の、ある夏の一日を描いた物語です。難産が原因で処方されたモルヒネ中毒の妻・メアリーを、麻実れいさん。かつてシェイクスピア俳優だったが、近年はお金のために商業演劇で同じ役ばかり演じている夫・ジェイムズに益岡徹さん。酒に溺れ自堕落な生活を送る兄・ジェイミーを田中圭さん。肺結核に冒された弟・エドマンドを満島真之介さんが演じています。
STORY
タイロン家の別荘の居間、1912年8月のある日。メアリー（麻実れい）は難産が原因で医者から処方されたモルヒネで中毒になり、幻覚に囚われ始めている。そんな中、タイロン家の家族間の対立や不和が露呈していく―。商業演劇で同じ役ばかりを演じている夫・ジェイムズ（益岡徹）との結婚を後悔しているメアリー。過度な倹約家で、土地所有に異常な執着の持ち主であるジェイムズ。互いに不満を抱き、母をめぐり確執が生じているジェイミー（田中圭）とエドマンド（満島真之介）の兄弟。メアリーが麻薬に手を出してしまった原因は意外な過去にあった。息子の死という辛い過去から逃れることができず、麻薬症状はさらにひどくなり、エドマンドのことすら疎んじ始めるメアリー。家族がたどり着く長い旅路の果てに何が待っているのか……。
『夜への長い旅路』
原作：ユージン・オニール
翻訳・台本：木内宏昌
演出：熊林弘高
出演：麻実れい、田中圭、満島真之介、益岡徹
東京公演：9月7日（月）～23日（水祝）シアタートラム
大阪公演：9月26日（土）〜29日（火）梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイトhttp://www.umegei.com/yoru-tabiji/
