小泉今日子主演舞台『頭痛肩こり樋口一葉』開幕

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小泉今日子主演舞台『頭痛肩こり樋口一葉』開幕

7月11日、小泉今日子さんの主演舞台・こまつ座第100回記念公演『頭痛肩こり樋口一葉』が初日を迎えました。演出家の栗山民也さんと、こまつ座代表取締役の井上麻矢さんのコメントをお届けします！

NEWS & INFORMATION 2013 7/14 UPDATE

『頭痛肩こり樋口一葉』は1983年に旗揚げ公演として上演され、これまでに573回上演された、こまつ座最大の人気作。この作品が、栗山民也さんによる新演出で上演中です。主演・樋口夏子（一葉）役は小泉今日子さん。一葉の母・多喜を演じるのは三田和代さん。ほかに深谷美歩さん、愛華みれさん、熊谷真実さん、若村麻由美さんが出演。ベテランから若手まで女優陣の競演も見どころの一つ。

11日に初日を迎えたこの舞台について、演出の栗山民也さんと、こまつ座代表取締役の井上麻矢さんから、コメントが届きました。

栗山民也さん

台詞の一つひとつ、あるいは人間の出会いの密度など、舞台の上で起こるすべてのことが観た人の心の栄養になる、そこが井上戯曲の強さだと思います。『頭痛肩こり樋口一葉』も、観客席にいる一人ひとりの方が登場人物の想いに自分を重ね合わせ、人間という存在を強くも弱くも、いとおしく大事に感じてもらえれば――そう願いながら、この作品に取り組みました。

井上麻矢さん

「頭痛肩こり樋口一葉」はこまつ座の旗揚げ公演でもあり、それから29年もの間、8回の再演をするほどお客様に愛され続けた作品です。栗山民也さんの新演出で魅力的なキャストとともにお届けできることは、100回の記念公演に大きな華を添えて下さいました。若くして逝った明治の女流作家、樋口一葉への井上ひさしの鎮魂歌（レクイエム）であり、登場人物はすべて女性達ですが、女性だけでなくすべての人に捧げる応援歌です。どんな時代になっても、この芝居がきっと皆さんの心に届いてくださることを祈っています。

『頭痛肩こり樋口一葉』は8月11日まで、紀伊國屋サザンシアターにて上演中です。

［公演情報］