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松竹、各劇場で鏡開き
1月2日、初日を迎えた各劇場で、鏡開きが行われました。「新春浅草歌舞伎」「新派新春公演」の鏡開きの様子を、お届けします。
NEWS & INFORMATION 2013 1/3 UPDATE
まず、行われたのが「新春浅草歌舞伎」を公演中の浅草公会堂正面での鏡開き。市川海老蔵さんを中心に、片岡愛之助さん片岡孝太郎さんら、出演者が出席して賑やかに行われました。
市川海老蔵さん
「新年明けましておめでとうございます。私は14年ぶりの浅草公会堂に出演させていただきまして、数々の初役を勤めさせていただきます。我々も一丸となって浅草公会堂を盛り上げ、浅草のためになるように一生懸命精進させていただきますので、ひと月よろしくお願いいたします」
片岡愛之助さん
「私は昨年に引き続いての出演となりますが、今年はいつもと違った新しいメンバーでお送りいたします。外の寒さに負けないよう、熱い舞台を繰り広げたいと思います」
片岡孝太郎さん
「16年ぶりに浅草公会堂に戻って参りました。12月のお稽古の時は少し体調が悪かったのですが、海老蔵さんと一緒に仕事をしていて、この目でにらまれると元気になりました。是非観に来ていただき、素敵な一年にしてください」
木槌で樽の蓋を割った後、参加した出演俳優から、樽の中の酒が列に並んだお客さんにふるまわれました。
なお、「新春浅草歌舞伎」では、1月2日から4日までの3日間、市川海老蔵さんの『寿初春 口上』の際に、家に代々伝わる見得の「にらみ」を披露。観客は年始にこれを見ると、邪気祓いになり、向こう一年風邪を引かないのだそうです!
続いて、「新派新春公演」の鏡開きが、三越劇場入り口にて行われました。
今年は新派旗揚げから125年を迎える年。この記念すべき年に、木下恵介監督の映画『お嬢さん乾杯』を舞台化。2日に初日を迎えました。
鏡開きには水谷八重子さん、波乃久里子さんら出演者が、華やかな和装で登場し、正月のお祝い気分を盛り上げました。
水谷さんは「申し上げることは何一つありません。観ていただくのみでございます」と自信をみなぎらせ、波野さんは「お買い物は三越、お芝居をご覧になるなら新派から」とウィットにとんだ挨拶で、集まった観客を笑いに誘いました。
★それぞれの公演は以下のとおりです。
新春浅草歌舞伎
2013年1月2日〜27日 浅草公会堂
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2013/01/post_66.html
新派初春公演
2013年1月2日〜23日 三越劇場