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ミュージカル『サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜』スタート!
10月18日、東京・青山円形劇場にて、ミュージカル『サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜』が初日を迎えました。
NEWS & INFORMATION 2012 10/20 UPDATE
『サ・ビ・タ』は韓国最長ロングランの大人気ミュージカルで、日本では今回で3度目の上演になります。
舞台に登場するのは、わずか3人。家族思いの独身男・ドンウクは、早くに両親を亡くし、親代わりの責任感からか、すでに独立した妹たちの世話を焼きすぎるほど焼いてしまう。そんなドンウクの家に、弟のドンヒョンが7年ぶりに訪ねてくる。久しぶりの再会を喜びつつも、気まずさの残る二人。ドンウクは弟の変わりように驚き、ドンヒョンは、兄が相変わらず世話を焼きたがることにいらだちを隠せない。
そこに突然、派手な衣裳な女の子、ユ・ミリが乱入し、激しい歌とダンスを披露する。彼女は新婚夫婦の家で雰囲気を盛り上げる仕事をしていたのだが、訪問先を間違えてしまったのだった…。
ドンウク役は駒田 一さん。初演からドンウク役を演じてきただけあって、1人で舞台に立つ冒頭部分で、あっという間に観客を作品世界に引き込みます。ドンヒョン役の佐々木喜英さんは、低く響く歌声とダンス、今回猛練習したというピアノを披露。終盤に演奏されるドンウクとドンヒョンのピアノの連弾は、兄弟の心情が深く伝わってきました。ユ・ミリを演じたのは人気声優の戸松 遥さん。初舞台ながら、勢いのある弾けた演技で、ドジで天然キャラの憎めない女の子を好演しました。
互いを思い合っているのに、うまく噛み合ない家族ならではのジレンマ。一生懸命すぎて空回りしてしまうヒロインの不器用さ。誰もが身に覚えのあるような身近な葛藤を描きながら、いたるところに笑いが散りばめられていて、けっしてシリアスになりすぎない。たっぷり笑えてちょっぴり泣ける、楽しい楽しいエンターテインメントでした。
また観客参加型であることも、『サ・ビ・タ』の楽しみの一つ。雨や雷の音に観客が協力したり、観客が舞台に上がり芝居に参加する場面もあって、一緒に舞台を作りあげていく楽しみが。さらに終演後に、観客のプロボーズや誕生祝いをキャストが手伝う、特別カーテンコールも開催。初日は、一緒に親友の誕生日に感謝の言葉を伝えたいという男性が登場し、友達に手紙を読み上げました。
舞台はもちろん、カーテンコールまで楽しめる、一粒で2度おいしいミュージカル。『サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜』は、28日まで、東京・青山円形劇場にて上演中です。
★佐々木喜英さんのインタビューも掲載中!
[公演情報]
ミュージカル『サ☆ビ☆タ~雨が運んだ愛~』
2012年 10月18日〜28日 青山円形劇場
日本語版台本・訳詞・演出:中島淳彦/監修:チェ・ギッソプ
出演:駒田 一 佐々木喜英 戸松 遥
問い合わせ:東宝テレザーブ●03-3201-7777(9:30-17:30)
公式サイト:http://www.tohostage.com/sabita/