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井上芳雄さん&坂本真綾さん、ふたりミュージカルに挑戦!
ミュージカル・ロマンス『ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~』の製作発表が、8月13日に行われました。誕生から100年読み継がれてきた名作『足ながおじさん』を原作に、井上芳雄さんと坂本真綾さんが出演者ふたりだけのミュージカルに挑みます!
NEWS & INFORMATION 2012 8/22 UPDATE
『ダディ・ロング・レッグズ』は、ジョン・ケアード氏が脚本・演出を手掛け、2009年にアメリカで初演。Ovation Awardの最優秀脚本家賞・作詞作曲賞を受賞した注目作です。その日本初演が、原作の執筆からちょうど100年になる今年9月に行われます。
製作発表には、井上芳雄さん、 坂本真綾さん、ジョン・ケアードさん、そしてあしなが育英会会長の玉井義臣さんが出席しました。
「この話は、僕はなんとなくしか知らなかったのですが、きちんと読んだ時に、ジルーシャが花開いていく話でもあるのですが、同時にジャービスが花開いていく作品でもあると感じました。この人物を演じられることが、とてもうれしいです」と井上芳雄さん。また「今年は、ラストシーンで死んでしまう作品の出演が続いていて、それはもちろんやりがいがあるのですが、この作品は唯一、素晴らしいラストなので、幸せに稽古をしています」と語りました。
『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役以来久しぶりのミュージカル出演となる坂本さんは、「とても緊張しています」と挨拶。原作について「もともとすごく好きな作品でしたが、お話をいただいてあらためて読み直したら、ラブストーリーでもあり、一人の女性が自立心が芽生えていく成長物語でもあると知って、よりいっそう好きになりました」とコメント。
ジョン・ケアード氏は、出演者がふたりだけである本作について、「最初に書いた時は、一人芝居にしようと思っていました。でも一人だけだと役者も大変だし、観客にとっても難しい。原作のジリューシャの手紙には大勢の人物が登場しますが、その人たちを舞台に登場させてもあまり面白くないと思いました。それよりも彼女がどういう人間かということに魅了されるし、手紙を書くということについての緊張感、書いてから読まれるまでの時間的なギャップや、書いた人の思いと読んだ人の思いの違いが、この作品の心臓部なので」と、創作秘話を披露しました。
また玉井さんは、遺児たちの教育支援活動のなかで、「あしながおじさん募集」と支援者を募ったら多くの応募があったエピソードを語り、多くの日本人に愛されている本作の魅力を明らかにしました。
公演は9月2日〜9月19日まで、シアタークリエにて上演されます。
[公演情報] 『ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~』 9月2日〜9月19日 シアタークリエ 9月22日 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場 9月26日 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ 9月28日〜29日 森ノ宮ピロティホール 10月3日 福岡市民会館 音楽・作詞:ポール・ゴードン 原作:ジーン・ウェブスター 翻訳・訳詞:今井麻緒子 脚本・演出:ジョン・ケアード 出演:井上芳雄 坂本真綾 問い合わせ:東宝テレザーブ 03-3201-7777 http://www.tohostage.com/ashinaga/