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三谷幸喜版『桜の園』囲み会見
「三谷幸喜初ものづくし三作品シリーズ第一弾、「桜の園」の囲み会見が、初日前の6月8日に行われました。
NEWS & INFORMATION 2012 6/13 UPDATE
三谷さん初のチェーホフですが、ご本人によると、「チェーホフってロシアの文豪というイメージが強いとおもいますが、実はコメディーとして作ってあって、笑えるところがすごくあるんです。これは喜劇作家の僕みたいな者こそが、本来のコメディーとしてやるべきじゃないかと思っていた。念願の演出です」とのこと。
キャスティングは上の写真のとおり、個性派ぞろい! 囲み取材に登場したのは、三谷さんのほか、主演の浅丘ルリ子さん、藤井隆さん、青木さやかさんの4人。三谷さんは今回のキャスティングについて、「新しいチェーホフをやりたかったので、チェーホフの芝居のイメージから遠くにいるような方をお呼びしたんです」。
浅丘さんも、「実は、わたし、シェイクスピアもチェーホフもあんまり好きじゃないから(笑)、今までお話があってもお断りしてきたんです」と、意外な答え。浅丘さんでもやってないものがあったんですね。浅丘さんが、それでも引き受けたのは、「三谷さんだったら、どうなるんだろう、と思ってやらせていただくことにしました。案の定、すごく楽しくて、軽やかな『桜の園』になりました」。
藤井さんは、三谷さんの演出を受けて、「三谷さんはすごく優しくて、僕らが考えてる間、待っていてくださるんです。それで迷った末に出した結果を採用してくださったりする。器の大きい方だなと思いました」。
一方、青木さんは、三谷さんから「舞台で彼女は手品をやるんですよ」と振られると、本番用の小道具をつかって、報道陣にサプライズ手品を披露してくれました。
「チェーホフって、一部の演劇ファンだけじゃなく、みんなが楽しめる作品。今まで観てきた方も観たことのない方も、楽しめる作品に仕上がっていると思います。そして、浅丘さんがこんなにもコメディエンヌとして面白いんだということを再認識していただきたい」と三谷さん。
『三谷版「桜の園」』は7月8日まで東京・PARCO劇場で上演され、その後、大阪、神奈川でも上演予定です。
公演情報
『三谷版「桜の園」』
作:アントン・チェーホフ
翻案・演出:三谷幸喜
出演:浅丘ルリ子/市川しんぺー/神野三鈴/大和田美帆/藤井隆/青木さやか
瀬戸カトリーヌ/高木渉/迫田孝也/阿南健治/藤木孝/江幡高志
http://www.parco-play.com/web/play/sakuranosono/
<東京公演>
日程:2012年6月9日(土)~7月8日(日)
会場:パルコ劇場
<大阪公演>
日程:2012年7月12日(木)~7月22日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール
<神奈川公演>
日程:2012年7月25日(水)~7月29日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場ホール
≪総合問い合わせ≫
パルコ劇場:03-3477-5858
www.parco-play.com