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『7DOORS~青ひげ公の城~』初日前公開リハーサル&囲み会見
3月16日から東京グローブ座にて公演中の『7DOORS~青ひげ公の城~』。初日前日に公開リハーサルが行われ、主演の水夏希さんとSUGIZOさんが、意気込みを語ってくれました。
NEWS & INFORMATION 2012 3/22 UPDATE
バルトークのオペラ『青ひげ公の城』に、キリスト教の7つの大罪をからめた『7DOORS~青ひげ公の城~』。演出・鈴木勝秀さんの鈴勝ワールドにSUGIZOさんの音楽が見事にはまって、独特の世界観を醸し出しています。 その中で、一際輝きを放っている美しきヒロイン、ユディットを演じているのが水夏希さんです。
囲み取材では、その水さんと青ひげ公を演じるSUGIZOさんが登場。水さんは白いドレス姿とロングヘアーを初お目見え。(舞台で見ると、某有名ミュージカルのヒロインを思い出させる美しさでした!)その姿に意見を求められたSUGIZOさんは「オーラにやられて恐れ多い、何もいえません(笑)」とコメントしつつ「音楽をやっているので、ハラハラしてます」とスタッフとしての顔もチラリ。
水夏希さん「ロングヘアやドレスなど、初めてのことが多くて緊張していますが、出演者の皆さんを信頼して、稽古でやってきたことを信じて、臨みたいと思います。普段スカートははかないのですが、宝塚時代に娘役さんをずっと見てきたので、仕草は意外と自然にできるのではと思っています。マネージャーは笑っていましたけど(笑)。ぜひ、劇場へ確認しにいらしてください(笑)。この舞台は、自分の人生と向き合える作品です。見えるもの、聞こえるものを、肌で感じていただきたいです。一歩足を踏み入れたらそこは“青ひげ公の城”、恐れずに、非日常空間を楽しんでいただけたらと思います」
SUGIZOさん「百戦錬磨の皆さんのなかで、僕にできることはなにかを考え、僕だから出来ることを懸命にやっています。映画とかドラマの経験はありますが、舞台で芝居をするのは初めてで、無我夢中で…。映像はレコーディングに近いですが、舞台はコンサートに近いですね。舞台は怖い、緊張感が違います。 バルトークと聞いてすぐに『やりたい!やりたい!』と何も考えずに受けました。バルトークは子どもの頃から好きだったので、恐れ多いですね。楽曲を作るときには、死ぬほどバルトークを意識したし、バルトークの生い立ちから何から研究しました。バルトークがアレンジした曲を、さらに僕がアレンジして、水さんに歌ってもらっています。 みんな個性的で、人間の縮図のような作品です。考えるのは見終わってからにして、何も考えずにインスピレーションのままに、作品の世界観に浸って楽しんでいただけたらと思います」
キリストの7つの大罪をモチーフにしていますが、どの罪に心当たりがありますか?という質問には、
SUGIZOさん「罪だらけの人生をおくってます(笑)」
水夏希さん「私は、『傲慢』です」
SUGIZOさん「俺も『傲慢』!」
水夏希さん 「舞台でドキっとすることがたくさんありますよね(笑)」
SUGIZOさん「さっき水さんも言ってましたが、見に来てくれる方も、反省をしながら、自分をもう一度見つめなおせる作品ですね」
と、チームワークのよさが垣間見えるやりとりも。
美しく妖しい世界にひたりながら、自分の罪はなんだろう…と考えてみるのも、面白いかもしれませんね。(私もしっかり内省しました) (取材/中村恵美)
『7DOORS~青ひげ公の城~』
2012年3月16日~4月1日 東京グローブ座
2012年4月4日、5日 森ノ宮ピロティホール
構成・演出:鈴木勝秀
音楽:SUGIZO
キャスト:水夏希 中山祐一朗 石橋祐 菅原永二 Spi オレノグラフィティ 伊藤ヨタロウ 陰山泰 SUGIZO
http://www.7doors.jp/