インタビュー & 特集

SPECIAL 『激動-GEKIDO-』稽古場レポート

水川あさみさんの初主演舞台『激動-GEKIDO-』が、8月23日に幕を開けます。初日一週間前の16日、稽古の様子が公開されました。そのレポートが届きましたので、写真たっぷりでお伝えします!

INTERVIEW & SPECIAL 2013 8/23 UPDATE

この日公開されたのは、芳子が生き生きと輝いていた頃の時代。

稽古前のストレッチでは和やかに談笑する水川あさみさんですが、稽古に入ると一変。凛とした表情にハッとさせられます。劇中音楽を流しながら、まるで振り付けのような動きの中で、別所哲也さんが面白い動きを取り入れて、緊張の中に笑いが起き、和やかな雰囲気が流れます。

音と演技のタイミングを細かく確認しながらダニエル・ゴールドスタイン氏の英語の指示が行き交い、それぞれの立ち位置を再確認。

重要なメンバーが揃う印象的なパーティシーンでは、初恋の相手となる山家との出会いも公開されました。ここでもダニエル氏によるユーモアな演出が見どころ。

そして出番を待つ若手俳優たちは、何も逃すまいと食い入るようにベテラン勢の演技に注目、稽古場の隅々まで気合のオーラで包まれていました。

出演者の若手俳優の皆さんと、ダニエル氏のコメントも届きました!

●見どころについて

桐山漣さん

「一番近くで生涯、芳子を見守るポジションとして、この物語のキーパーソンだと思っています。芳子が成長して行くとともに、緒方も成長していくので、その成長ぶりを物語を通して見てもらいたいですね。個人的な見どころとしては、2幕に入ってからの、“それでも私の雇い主はあなたです”という関係が続いていくところでしょうか。芳子にどんなことがあっても私はあなたの執事で味方ですよという、真っ直ぐな想いを伝えたいです」

細貝圭さん

「僕が演じる山家は芳子に初めて深い傷を負わせてしまうというところがあり、そして後半の彼女自身、いろんな自信が打ち砕かれている下り坂の時に僕に再会して更に深い傷を負わせてしまう、最低な男です」

佐々木喜英さん

「芳子の結婚相手カンジュルジャプという、とても心優しい役です。みなさま他にも色々な役で登場するのですが、僕だけメインの役が2つありまして、死神の役も同時に演じます。カンジュルジャプが陽だとしたら死神は陰で、とても落差がハッキリした役なのでその差を見せたいと思います。あまり踊らないと予想していたのですが、稽古を進めているうちにダニエルさんが演出の席で(クネクネと)動きはじめて(笑)、その場で僕も感じとって自由に動いていたら『とてもいいです』と言ってくださって、新しいモノが生まれました。コンテポラリーとアニメーションダンスを融合した、トートダンサーのような感じで、芳子の周りにまとわり付くようなダンスを見せたいと思います」

神永圭佑さん

「僕が演じる野宮隼人は、最初は芳子を慕っているのに結局は芳子のもとを離れて行く役です。慕っている軍人のしっかりした部分と、投げやりになった軍人の姿をうまく切り替えて演じていけるようになりたいです。そして僕は野宮以外に色々な役をやらせて頂きます。全てが初めての挑戦なので、その壁を本番までに越えられるように頑張って行きたいと思います」

原嶋元久さん

「円城寺泰輔を演じます。円城寺を見どころにするのではなく、円城寺をもて遊ぶ川島芳子が見どころになるような役なので、僕が目立つというよりは川島芳子の性格を強調させるための役だと思っています。芳子の自由奔放さや全盛期の頃の芳子の性格をしっかり強調できればと思っています」

●ダニエル氏が観客に伝えたいこととは?

ダニエル氏

「観客のみなさんに伝えたいことは、この作品は『美しい愛の物語』と言う事です。そして歴史という大きな波が、個人だけではなくて社会全体をも変化させてしまう、そういったところを見て欲しいです。歴史の中で全てを失ってしまう訳ですが、後悔の気持ちも人の心の中に残っていく、そういった所も見て欲しいです」

●稽古中のエピソードとは?

細貝さん

「ダニエルは日本を満喫しています!野球を観にいったらその野球帽をかぶってきたり、うなぎが美味しかったと写真を見せてくれたり、素敵ですよね、仕事はバシッとしてOFFでは日本を満喫する。日本の文化を理解しようとしてくれているのがわかるので凄く嬉しいですよね」

●稽古で刺激を受けたところとは?

神永さん

「自分のシーンでとても悩みますが、その中で歳の近い仲間たちが一生懸命、頑張っている姿を見ると負けてはいられないと刺激になります」

原嶋さん

「自分が考えていたことをダニエルさんに伝えると、全然考えていなかった事が帰ってくるので、自分の中に新しい思考回路と新しい考え方が持てます。自分に無いところを突っ込んでいただけるので電気が走るようにワクワクします!」

●開幕に向けて一言。

ダニエル氏

「もう何日か稽古は残っていますが一生懸命やります。これからの稽古では、演技や音楽、照明など様々に存在しているカケラを一緒にして、物語の流れをさらに作り込んでいきたいと思っています。それらがピッタリとフィットしてひとつになるように見せていきたいですね」

[公演情報]

『激動-GEKIDO-』

新国立劇場中劇場 8月23日(金)〜9月 2日(月)
脚本:横田理恵
演出:ダニエル・ゴールドスタイン
出演:水川あさみ/桐山漣 細貝圭 田中茂弘 神永圭佑 原嶋元久 浜丘麻矢 奈良坂潤紀 愛名ミラ・浪川大輔 森久保祥太郎・佐々木喜英・松尾貴史/別所哲也
公式ブログ●http://gekido2013.exblog.jp/


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