インタビュー & 特集
大盛況!植原卓也・平間壮一・水田航生のスペシャルSHOW『TIME3LIP』
2017年1月から月1回オンエアしてきた植原卓也・平間壮一・水田航生のWeb番組『3LDK』は、3人がゆるく和やかに、“3LDK”だけにまさにアットホームな雰囲気でトークをくり広げてきました。その番組から生まれた、とびっきりのスペシャルSHOW『TIME3LIP』が、3月10日に開催。ミュージカルを中心に舞台での活躍が目覚ましい3人だけあって、番組の集大成となったこのイベントも歌に踊りにとパフォーマンスが盛りだくさん! そのプレミアムなステージの模様をお伝えします。(取材/金井まゆみ)
INTERVIEW & SPECIAL 2018 3/25 UPDATE
魔法使いなのに魔法が使えない少年(演じるのはミュージカル『黒執事』で植原卓也さんと共演した内川蓮生さん)が『TIME3LIP』という題名の本を見つけたところから、ステージは始まった。ページを開くと、3人が出現。
時にはコミカルに、時にはパワフルに、トークは交えず次々に歌い踊っていく。3人がこれまで出演した作品のナンバーもあれば、魔法使いにちなんだナンバーをメドレーで披露したパートも。植原さんの独特な艶っぽさ、平間壮一さんのキレのよさ、水田さんの端正さと、3者3様の個性が目にも耳にもうれしい。テンポよく進んでいった前半のクライマックスは、「LAST ALUCARD SHOW」(『THE LAST ALUCARD SHOW』より)。イントロがかかった瞬間に会場から悲鳴にも似た歓声があがり、この作品がいかにファンに愛されているかよくわかる。その声援に応えるかのように、3人の歌と踊りもさらに熱気を帯びていく。
後半は平間さんと水田さんがせつなく妖しく、これまでとは少し違うムードを見せたナンバーあり、植原さんが鋭いライムを繰り出すラップナンバーあり(ちなみにこの曲はマイクトラブルのため中断、アンコールの際にもう一度披露された)。それぞれの持ち味とスキルを、十二分に発揮する姿が小気味よい。
そして、3人にとっても会場を埋めたファンにとっても『SUPERハンサムLIVE』がどれほど大きな存在なのか、改めて感じたのが「THRILL」。これまでのハンサムLIVEを振り返る映像が流れると大きな歓声が起こり、会場の熱気が一段と大きく膨れ上がった。3人も、本当に楽しそうに踊っている。ダンスチューンや植原くんが訳詞を手がけたナンバーを間にはさみ、ラストは「Butterfly」。白一色の衣装に身を包んだ3人が、まさに蝶のように魅惑的な舞を見せた。
熱いアンコールの拍手を受けて登場した3人は、まず「SONG WRITER」(ミュージカル『SONG WRITER』より)を披露。歌い終わったところで、初めてトークコーナーになった。水田さんが進行役を担いつつ、『3LDK』そのままの空気でほんわかした会話がくり広げられる。植原さんが、ハンサムLIVEの映像の水田さんは「ウインクし過ぎじゃない?」とつっこみ、客席が爆笑する一幕も。もっとも、植原さんによれば「最近の航生、すっごい好きなの」だそう。地球ゴージャスで共演中のふたりだけに、前以上に仲よくなっているんだな……と思わせたところで、「ゴージャスのふたりばっかり仲いいんだも〜ん」と平間さんがすねてしまった(?)のはかわいいポイント。会場からも「かわいいよ!」と声がかかったものの、平間さんは「もう28のおじいだよ!」と冗談まじりに返していた。
また、今回のラインナップを振り返り、水田さんが脚本・演出、平間さんが振付、そして植原くんが訳詞・作詞を担当したこともここで明かされた。そうしたクリエイターとしての姿も含め、まさに“3人の今”の姿がダイレクトに伝わるステージになっていたのではないだろうか。10代の頃からコンスタントに舞台に立ち、最近ますます携わる作品の規模も質も大きく高くなってきている彼らだからこそ、なのだろう。その思いのありったけを表現したのが、新曲「トライアングル」。平間さんと水田さんにどんな言葉を入れたいか聞いた上で、植原さんが歌詞をまとめたという。今の3人の思いをストレートに表現したナンバーが会場をあたたかく包み、イベントはお開きとなったのだった。
【Information】
植原卓也・平間壮一・水田航生 配信シングル『トライアングル』
仕様:ミュージックカード(スペシャル歌詞カード付パッケージ)
価格:800円(税込)
発売・販売元:株式会社アミューズ
公式オンラインショップ「アスマート」にて販売
https://www.asmart.jp/