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『アリージャンス~忠誠~』、日系アメリカ人たちの真実に涙・涙!
NEWS & INFORMATION 2021 3/15 UPDATE
第2次世界大戦下、戦争に翻弄された日系アメリカ人たちの実話を舞台化したミュージカル『アリージャンス~忠誠~』。3月12日の東京国際フォーラム ホールCの初日を皮切りに、4月25日梅田芸術劇場メインホールでの千穐楽まで、東京・名古屋・大阪にて公演中だ。
写真と共にストーリーを追っていくと…。
カリフォルニア州で平和に暮らす、日系キムラ一家。娘ケイ(濱田めぐみ)、父タツオ(渡辺徹)、祖父カイト(上條恒彦)、息子サミー(海宝直人)。近所の人と七夕祭りを楽しむケイ(濱田めぐみ)とサミー(海宝直人)たち
戦争がはじまり、日系アメリカ人たちは自宅から強制的に追い出され、キムラ一家も収容所へ移送されてしまう。収容所の中で、ケイ(濱田)は、気の合う日系二世の青年フランキー・スズキ(中河内雅貴)と出会う。サミー(海宝)は、日系というだけでアメリカ人として扱われない状況にいら立っていた。米軍の看護師ハナ(小南満佑子)は、サミー(海宝)に心を砕き、ふたりは惹かれあうように…。強制収容所でも希望を失わずに、楽しくすごすサミーたち。だが、白人のアメリカ人から日系人は敵扱いされ、不当な扱いをうけていた。ダンスパーティーで、窮屈な収容所生活と不当な扱いの鬱憤をはらす若者たち。アメリカへの忠誠を問う質問にNoを貫くタツオ(渡辺)は、家族と引き離されてしまう。アメリカへの忠誠心をしめすため、米軍に参加するサミー(海宝)。日系人の代表マイク・マサオカ(今井朋彦)も政府との交渉に尽力する。一方で、強制収容と不当な徴兵に対し、日系人の人権を求める運動を起こすフランキー・スズキ(中河内)たち。ケイ(濱田)もフランキー(中河内)とともに運動に参加し、弟(海宝)とは別の道を行くのだった。地獄のような戦地で多くの仲間を失い、命をかけて闘ったサミー。終戦でサミー(海宝)が帰還すると、姉ケイ(濱田)がフランキー(中河内)と結婚していて…。戦争中のことは忘れようという家族に怒りが込み上げ、家族とは縁を切って生きていくことを決意するサミー(海宝)。そして、年月は流れて…。
日系アメリカ人たちの実話をミュージカル化した本作。自分にとって祖国とは、家族とは、戦争がもたらした罪悪とは…いろいろなことを考えさせられる。キャストたちの演技、そして歌が心に突き刺さる。長い年月を経て理解しあえた姿に、涙せずにはいられない。
『アリージャンス~忠誠~』
<東京公演>2021年3月12日(金)~28日(日)
東京国際フォーラム ホールC
<名古屋公演>
2021年4月17日(土)~18日(日)
愛知県芸術劇場大ホール
<大阪公演>
2021年4月23日(金)~25日(日)
梅田芸術劇場メインホール
脚本:マーク・アサイト、ジェイ・クオ、ロレンゾ・シオン
作詞・作曲:ジェイ・クオ演出:スタフォード・アリマ
共同演出:豊田めぐみ
上演台本・訳詞:高橋知伽江
出演:濱田めぐみ、海宝直人
中河内雅貴、小南満佑子
上條恒彦、今井朋彦
渡辺 徹
★名古屋公演お問い合わせ:キョードー東海
TEL:052-972-7466 (10:00~19:00 日・祝休)
★大阪公演お問い合わせ:梅田芸術劇場
TEL:06-6377-3800 (10:00~18:00)