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三原順の傑作少女漫画『はみだしっ子』が初舞台化！
10 月~ 11 月、東京芸術劇場シアターウエストにて、劇団スタジオライフが故三原順さんの伝説的な少女漫画『はみだしっ子』を初めて舞台化します。その製作発表が、７月18日都内にて行われました。
NEWS & INFORMATION 2017 7/19 UPDATE
『はみだしっ子』は１９７５年〜８１年にかけて『花とゆめ』（白泉社）で連載された少女漫画です。それぞれに事情を抱え、家族に捨てられ、あるいは家出をして、共に生きていくことになったグレアム、アンジー、サーニン、マックスという、思春期前の４人の男の子たちが、様々な人々との出会いの中で、傷つき葛藤し成長していく物語。1995年に42歳の若さで亡くなった三原順さんの代表作にして、伝説的な少女漫画。
2001 年 10 月に上演の「Sons」以来、三原順作品を舞台化するスタジオライフの演出家・倉田淳さんは、「魂の言葉が散りばめられているので、あの言葉に私どもがついていって、なおかつ、うめられるようにと思っています。欲張らずに、全シリーズをやると話もすごく長いので、ダイジェストには絶対にしたくないので、欲張らずに丁寧にできるところまでと思っています。イメージとしてはシンプル。シンプルが信条ですので、観客の皆様と一緒にイメージの中でどんどんワープしながら、子供達の心の奥底まで一緒に入っていけるような舞台を作りたいです」と意気込みを語りました。
また三原さんと同じ年に同じ雑誌でデビューをした元漫画家で、引退後は三原作品のファンとして単行本未収録作品の刊行を求める活動などを熱心に行ってきた笹生那実さんが登壇。倉田さんとの対談を行いました。
笹生さんは舞台化について、「（舞台化を）不安に感じているファンの方もいらっしゃるとは思うのですが、原作は原作、舞台は舞台として別物として見られるところ、５歳の子どもがやらないところが、かえっていいなと思っています。３次元で、女の子も大人の男の方がやる。別物だけれど作品の魂はちゃんと受け継いで表現してくださる、というところがうれしいです」と舞台への期待を語りました。
笹生那実さん
スタジオライフ公演 舞台版『はみだしっ子』は10月20日（金）～11月5日（日）、東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演されます。
詳細は下記公式サイトにてご確認ください。
