ニュース & インフォメーション
蜷川幸雄さんの一周忌 メモリアルプレート除幕式
昨年5月12日に80歳で亡くなった蜷川幸雄さん。その功績を讃えるメモリアルプレートが、芸術監督を務めた彩の国さいたま芸術劇場に設置されました。5月15日の一周忌の法要に合わせて、除幕式が行われました。
NEWS & INFORMATION 2017 5/15 UPDATE
除幕式には、蜷川さんの妻・蜷川宏子さん、7月に同劇場で『NINAGAWA・マクベス』を控える俳優の市村正親さんらが出席しました。
劇場内の大稽古場前に設えられたメモリアルプレートには、蜷川さんの言葉と蜷川さんの長女・蜷川実花さんが撮影した写真とともに、「最後まで、枯れずに、過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイであり続けたい」という蜷川さんの言葉が刻まれています。また、愛用した文房具やメガネ、直筆原稿なども展示されています。
蜷川宏子さん
「皆様のご好意のおかげでこんな素敵なプレートもできたし、大好きだった稽古場の前で、彼は本当に幸せな人だったなと思います。そして市村さんやいろんな方、俳優さんにバトンタッチされていくのだということがすごく幸せです」
市村正親さん
「プレートに刻まれた言葉は、僕に対する蜷川さんからのダメ出しだと思っています。今年ニーナ(蜷川さん)と一緒に行きたかった(『NINAGAWA・マクベス』の)ロンドン公演も香港公演もあるんですけど、蜷川さんの魂を僕の心の中に留めて、一緒にいるような気持ちで取り組みたいと思っています」
蜷川幸雄 一周忌追悼記念公演『NINAGAWA・マクベス』は、6月23日(金)に香港で開幕。7月13日(木)~7月29日(土)まで彩の国さいたま芸術劇場にて上演され、佐賀、ロンドン、シンガポール公演を予定しています。詳細は下記公式サイトをご確認ください。
蜷川幸雄 一周忌追悼記念公演『NINAGAWA・マクベス』公式サイト