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井上芳雄主演、日本初演ミュージカル『パッション』制作発表

巨匠ソンドハイムのミュージカル『パッション』が、10月より新国立劇場で日本初演されます。9月2日に制作発表が行われ、演出の宮田慶子さん、音楽監督の島健さん、キャストの井上芳雄さん、和音美桜さん、シルビア・グラブさん、福井貴一さんが登壇しました。(文:千葉玲子)

NEWS & INFORMATION  2015 9/3 UPDATE

『パッション』制作発表の動画はこちら。

『パッション』は、1994年にブロードウェイで初演。1980年制作のイタリア映画『パッション・ダモーレ』をもとに、巨匠スティーブン・ソンドハイムが音楽を手掛けたミュージカルです。トニー賞では、最優秀作品賞、主演女優賞、脚本賞、楽曲賞の4部門を獲得しました。ソンドハイムのミュージカルは、これまで日本では『カンパニー』や『太平洋序曲』、『スウィーニー・トッド』、『Into the Woods』などが上演されていますが、『パッション』は日本初演。新国立劇場の2015/2016シーズンの幕開けを飾ります。

会見では最初に、演出の宮田慶子さんが上演に至った経緯を明かしました。
「ソンドハイム作品の中に、日本で上演されていない作品があると知って動き出しました。まず原作映画『パッション・ダモーレ』を見たところ、ちょっと衝撃的でした。ラブストーリーなのに、ヒロインのフォスカ(シルビア・グラブ)が病弱で美しくないんです。それから、話がとにかく怖い。ジョルジオ(井上芳雄)をフォスカが追いかける。ストーカーのように追いかける。一途と言えば一途ですが、追われるほうは有難迷惑というか。そういう、女性の愛を貫く、執念のお話でした。
その後、ミュージカルの楽譜や音源を聞いてみたら、楽曲が非常に難しいんですね。ソンドハイムならでは。ソンドハイムはアメリカの現代ミュージカルの最先端を走っていた方ですので、様々な音楽的トライをしています。現代の社会や人間の複雑さを描くことに挑戦するとき、現代音楽に近い非常に複雑な旋律が出てきます。けれども時折、身も心もとろけるほど美しいメロディが出てくるんですね…そこにはまりました。これは是非とも上演したいと決定して、作業に入っていきました」

また、作品のテーマについては、「とにかく、テーマは愛です。フォスカの強引な、一方的な愛。誰もが『それは無理だよ、かなわないよ』とつっこみたくなります。けれども、一途に一途に突き進んでいって、フォスカが思いを遂げた姿を見たときに、『無理だと言ってあきらめてきたことって、人生でいっぱいあったんじゃないかな。自分で簡単にあきらめてしまったんじゃないかな…』ということに気付かされます。大人のハートを鷲掴みにするような舞台にしたいと思っております」と語りました。

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宮田さんが、「これ以上ない最高のキャスト、スタッフが集まった」と胸を張るカンパニー。音楽監督は、ミュージカルでは『ワンダフルタウン』や『CHESS IN CONCERT』などを手掛けている島健さんです。ソンドハイムの作品は今回が初めて。
「ソンドハイムは現代ミュージカル界のレジェンドです。大変光栄ですし、非常にうれしく思っております。誰でも口ずさめるようなメロディはほとんど出てきませんし、伴奏を聞くとかえって歌えなくなっちゃいそうな(笑)、不協和音などもいっぱい出てきます。すごく難しい音楽です。けれども日々稽古していくうちに、断片的にしか聞こえなかった音楽が、パズルが合わさるように形を成してきています。一見怖いけれども実はロマンティックなこの作品の世界を、音楽が見事にあらわしていることに気が付いてきました」

主演の井上芳雄さんは、ソンドハイム作品に初挑戦。同時に2人の女性から愛される、騎兵隊の兵士ジョルジオを演じます。
「ポスター撮影のときは、宮田さんから『テーマはセクシーだ』と言われたので、シャツをはだけさせたりしてみました(笑)。この『パッション』もそうなんですが、『エリザベート』(トート役)や、『ひょっこりひょうたん島』のマシンガン・ダンディ役など、今年出演させていただく作品は色気がある役が続きます。今までは好青年を全面に売り出してきたんですが、そろそろ年齢的にもきつくなってきたので(笑)、今までとはまた違った、色香を出していこうと思っていて。今年の僕のテーマは“セクシー”に決めました」と場を盛り上げつつ、ジョルジオ役についてはこう語りました。
「最初に登場したときのジョルジオと、物語の終わりのジョルジオはまったく違う人間になっていると思います。2人の女性によって価値観が180度転換されてしまうんですが、『え、なぜジョルジオはあんなふうになってしまったの?』ではなく、『ああ、そういうこともあるかもしれない…』と思ってもらえるくらいの人生経験を、舞台上でお客様と一緒に体験できたらなと思っています」

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和音美桜さん演じるジョルジオの恋人・クララは、「あまり言えないんですが…いろいろ事情のある女性です」とのこと。どんな物語なのか気になりますが、「比較的、お客様が感情移入しやすい役」でもあるそうです。
「皆さまがそれぞれ持ってらっしゃる愛について、もう一度考えさせられる、生き方すらも考えさせられる作品なんじゃないかと思います。何か、心にひっかかるものを残せるように頑張ります」

『カンパニー』、『Into the Woods』に続き3度目のソンドハイム作品となるシルビア・グラブさん。ジョルジオに一目ぼれして彼を追いかけるフォスカを演じます。
「ソンドハイムはメロディメーカーでもありますが、その前に作詞家。心情や言葉をどう音楽に乗せるかの天才です。ドラマを音楽に乗せる、よりお芝居に近いミュージカルになると思います。だからこそ難しいんですが、このドラマをちゃんと表現できて、愛すること、愛されることの素晴らしさをお客さまに伝えられたらいいなと思っております」
フォスカの従妹、リッチ大佐を演じる福井貴一さんも、「言葉の裏にある感情が、リズムとメロディに乗っている。言葉を超えた感情を音楽が見事に表現していると思います」と楽曲の魅力を語りました。

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STORY
19世紀のイタリア、ミラノ。騎兵隊の兵士ジョルジオは、美しいクララとの情熱的な逢瀬に夢中になっている。しかし、ほどなくして彼は、辺鄙な田舎への転勤を命じられ、その地で上官リッチ大佐の従妹フォスカに出会う。病に冒されているフォスカは、ジョルジオを一目見て恋に落ち、執拗なまでに彼を追いかけるようになる。クララへの愛に忠誠を誓い、フォスカの愛を受け入れないばかりか、冷たくあしらうジョルジオだったが、やがて…。

『パッション』
作曲・作詞:スティーブン・ソンドハイム
台本:ジェームス・ラパイン
演出:宮田慶子
音楽監督:島健
翻訳:浦辺千鶴
訳詞:竜真知子
出演:井上芳雄 和音美桜 シルビア・グラブ 福井貴一 ほか
日程:10月16日(金)~11月8日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
※兵庫公演あり
詳細はhttp://www.nntt.jac.go.jp/play/passion/をご覧ください。

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