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ニュース & インフォメーション

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哀川翔主演 オリジナルミュージカル『HEADS UP!』製作発表レポート

哀川翔さん主演、ラサール石井さん演出のオリジナルミュージカルが11月から上演されます。舞台を支えるスタッフに光を当てる、バックステージもの。8月17日、世田谷の玉川区民会館にて製作発表が行われました。哀川さんとラサールさんのほか、相葉裕樹さん、橋本じゅんさん、入野自由さん、大空祐飛さん、中川晃教さんらが登壇しました。(文:千葉玲子)

NEWS & INFORMATION  2015 8/18 UPDATE

『HEADS UP!』は、ラサール石井さんが10年以上あたためてきた企画が実現した、オリジナルミュージカル。原案・作詞・演出をラサールさんが務め、脚本を倉持裕さんに依頼。作曲は玉麻尚一さん、振付は川崎悦子さんと、とっても楽しみなスタッフがそろいました。日本ではそう多くないオリジナルミュージカルの試みに、期待が高まります。

物語は、舞台の裏方さんを主役にして、「仕込み」から「バラシ」までを描くバックステージもの。「仕込み」とは、何もない素舞台に装置や照明などすべての道具をセッティングして、上演できる状態に作り上げる作業。「バラシ」とは、ステージをすべて片づけて素舞台に戻す作業のことです。

哀川さんと相葉さん演じる二人の舞台監督を中心に、大道具、小道具、衣装、照明、音響、制作、演出部などが本番に向かっていくスタッフワークを描く群像劇になるとのこと。群像劇にふさわしい、バラエティ豊かなキャスティングです。会見ではそれぞれ役をイメージした衣装で登場しました。会見の最後には、脚本の倉持裕さんからもメッセージが届きました。

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ラサール石井

舞台をやって20年以上になりますけれども、そもそも学生時代は早稲田ミュージカル研究会にいたんですね。その時、『エリザベート』の小池修一郎さんと、当時高校生だった宮本亜門さんと3人でお茶飲んでミュージカルについて語ったりしていたんです。その後、3人ともミュージカルをやると思っていたら私だけお笑いにいってしまいまして。紆余曲折あって演劇にかえってきたけれども、喜劇の人だからとミュージカルのオファーが一切こない。やりたいのに。これはもう、自分でやるしかない。と、10年以上構想していた企画です。神奈川芸術劇場の方のおかげで実現することになりました。ちなみに、早稲田ミュージカル研究会の後輩として歌ったり踊ったりしていたのが、現・神奈川県知事の黒岩祐治さんなんでございます。

一幕は、何もない劇場にスタッフが舞台を仕込んだところで終わり、二幕は芝居が終わったところから、バラして素舞台に戻すまでを描く予定です。舞台の上で輝いているものは「見えるもの」。「見えるもの」の裏では、影で支えている人たちがいる。その人たちに光を当てる。芝居に限らずどんな世界でも「見えないもの」に支えられているんだ、ということをテーマにやっていきたいと思います。

メインキャストが一同にお会いするのは今日が初めて。とても豪華だな、これは“分厚い”ミュージカルができるなと実感しております。哀川さんはオファーを聞いたとき「俺は自殺する」とおっしゃったそうなんですが、今は俄然、やる気になっていただいて。先ほど楽屋で「俺、15年ぶりにバク中したいんだけど」と提案していただき、皆で「それは千秋楽だけにしましょう」と言っていました(笑)。

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ベテラン舞台監督・加賀美賢治役 哀川翔

最初にオファーを聞いた時は、ラサールさんのところへ行って「自殺する」って言ったんですけど、ラサールさんが「自殺しないようにしますから大丈夫です」と。舞台というものがまだ2回目なんです。前回、舞台『座頭市』をやった時にストレスで痩せすぎましてね。死ぬんじゃないかってくらい苦しんだんです。でも今回は、20年近い付き合いのラサールさんが「そんなことありません」とおっしゃったので(笑)。それにね、ミュージカルは初めてなんですけど、自分も昔は(一世風靡セピアで)歌って踊ってましたからね。芝居よりはミュージカルのほうが得意なんじゃないかな…と自分で自分に言い聞かせている今日この頃です。一生懸命やらせていただきます。 heads005_038

新人舞台監督・新藤祐介役 相葉裕樹

お客様が見ることはないであろう舞台の仕込みからバラシまでをミュージカルにして、歌って踊ってストーリーを交えながらお届けする。裏方さんに光を当てる作品というのは、とても斬新で新しいエンターテインメントだと思います。それを、この個性豊かなカンパニーで作れること、今からとてもワクワクしています。仕込みやバラシは経験したことがないので、これを機に、スタッフさんの動きをくまなくチェックしながら役作りができたらなと考えています。

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大道具・久米長一郎役 橋本じゅん

舞台の裏側を見せることに、僕も興味津々です。僕は大阪芸術大学でミュージカル専攻だったんですけど、歌も踊りも最後まで“お残りさん”でした。それでミュージカルは避けてたんですね。「ミュージカルやるなら自殺する」って思うくらい苦手意識があって。「何で歌うねん、喋ったらええやないか」と。でも、苦手意識を持ってたらいけない、よし、やってみようと思って8年前に挑んだミュージカル『テイクフライト』で、ラサールさんとご一緒しました。けど、やっぱりとっても難しかったんですね…とくに歌が難しい作品で。挑戦して、もろくも崩れ去りました(笑)。その後も、ミュージカルはやっちゃダメなんじゃないかと思いつつも、あきらめずに『ピーターパン』のフック船長をやらせていただいたりしました。そして今はもう、上手下手は関係ないんや、歌は心なんやと。気持ちが伝わればそれでいいんじゃないかと信じてます。今回は、アッキー(中川)や祐飛さん(大空)の素晴らしい歌もご用意してますけれども、翔さんや僕の“心の叫び”もちゃんと用意してますんで(笑)、楽しみにしてください。

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アルバイト演出部・佐野慎也役 入野自由

僕が演じるのは、いわゆる“ゆとり世代”と呼ばれるような、夢もなくフラフラしている若者の役です。舞台を作る情熱的な皆さんに出会って変わっていく姿を、僕自身も演劇に真摯に向き合いながら、情熱的に演じていければと思っています。かなり楽しい、明るいミュージカルになると思いますので、皆さん劇場に足を運んでください。 heads008_041

女優・真昼野ひかる役 大空祐飛

今日、私だけ作品が違うんじゃないかなっていう格好をしていますけれども(笑)、裏方の皆さんの中で女優役を演じさせていただきます。ずっと舞台のお仕事をしてきて、スタッフの方々の支えがあるから初日を迎え、千秋楽を迎えることができるんだと、いつも感じてきました。舞台がちゃんと進行して、お客さまに楽しんでいただけて、さらに役者が気持ちよく舞台に立てるように、いつも本当にこまやかな心遣いをしてくださいます。今回は、そのバックステージの方々がメインになるということで、とっても楽しみです。私は、“裏方さんから見る女優”という立場の役なので、いつもと違うことが感じられるかも、面白く演じられたらいいなあと思っています。個性的な、ボリュームあるキャストの中で、私も負けないように個性を発揮して楽しみたいと思います。 heads009_042

劇場スタッフ・熊川義男役 中川晃教

僕ら役者は、出来上がった作品を舞台に乗せてお見せするところに命を注いでいます。一方で、同じくらい命を注いで、舞台に乗せる前の“作品を作っている”バックステージの部分。そこには、“表”として光を当てるだけのテーマがつまっていると思います。今回はオリジナルミュージカル。本当にいろんな作業を経て作品が作られていくんだなあと感じています。今まで沢山の舞台に参加してきましたが、いろんな人が出会って刺激し合い、皆でゴールに向かって一つの物を作りあげていく。そういう独特のパワーが舞台にはあります。僕も愛してやまない、舞台が持つそのパワーも含めて、このミュージカルの中に感じられることに、今とてもわくわくしています。お客様も出演者の一人と思える部分もある作品なので、お客様と一緒にこのミュージカルを作っていけたらと思います。 heads0010_043

演出部・滝幸男役 芋洗坂係長

舞台を25年ほど続けているんですが、ずっとラサールさんの演出される舞台に出たくて、お会いするたびにお話しさせていただいていました。ミュージカル『アラジン』のジーニー役のオーディションに見事に落ちまして、その噂を聞いた石井さんから声をかけていただきました。“捨てる神あれば拾う石井あり”と言いますか、本当にありがたいです。精一杯やらせていただきます。さらに主演の哀川翔さんは、ずっと憧れの方です。高校時代、九州の片田舎で「一世風靡セピア」を全部コピーして毎週踊っていました。ずっと憧れていた方と共演できるということで、どうしよう、私も痩せちゃうんじゃないかと…痩せないようにがんばります(笑)。 heads0011_044

衣装助手・朝倉まき役 MINAMI

お話をいただいた時、この豪華なメンバーで、すごく光栄に思いました。いつもは歌手として活動しています。お芝居は初めてですので、皆さんの足を引っ張らないように精一杯やりますので、どうぞよろしくお願いします。脚本の第一稿を読ませていただいたんですが、あっという間に最後まで読み上げてしまったぐらい、すごく面白い作品です。ぜひ会場に足をお運びください。 heads0012_045

脚本 倉持裕

最初ラサールさんから今回の企画を伺ったとき、素舞台の状態からセットが組み上がっていく様子はすぐにイメージできたものの、それが今度はバラされて、また素舞台に戻っていくというくだりは、果たしてどうやったらドラマチックに描けるのか、おおいに悩みました。しかしそれからラサールさんと打ち合わせを重ね、筆を進めるうちに、この芝居は、スタッフの活躍を描いた物語であると同時に、バラしては立て、立ててはバラすという、演劇特有の、儚くもあり永遠ともいえる営みをあらわしているんだと思えるようになりました。今後、稽古と本番を重ねる中で、演劇に携わる喜びに満ちた芝居になっていくことを期待しております。

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ラサールさんと哀川さんのお人柄もあってか、終始リラックスした笑顔の絶えない会見でした。とびきり楽しい。けれど、楽しいだけでは終わらない。舞台を愛する人なら誰もが感じ入るところがある作品になるのではないでしょうか。

――STORY

ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作”が1000回目の公演を迎え、華々しく終了…するはずだった。が、主演俳優の鶴の一声で、某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになった。しかしながら、舞台美術は廃棄済み、キャストも足りない、スタッフも人手不足、さらに新人舞台監督のデビュー作でもあった。とんでもない条件の中でもスタッフたちは必至に幕を開けようとする。…幸か不幸か、チケットは完売、つまり観客が待っている。果たして幕は開けられるのか。主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは…。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
ミュージカル『HEADS UP!』
原案・作詞・演出:ラサール石井
脚本:倉持裕
作曲・音楽監督:玉麻尚一
振付:川崎悦子
出演:哀川翔/相葉裕樹 橋本じゅん 青木さやか 入野自由/大空祐飛 中川晃教 ほか
日程:2015年11月13日(金)~23日(月祝)
会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
http://www.m-headsup.com
※兵庫、札幌、岡山公演あり

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