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新春浅草歌舞伎 製作発表
浅草の新年の風物詩、『新春浅草歌舞伎』の製作発表会見が16日、都内にて行われました。
NEWS & INFORMATION 2013 11/18 UPDATE
『新春浅草歌舞伎』は毎年お正月に行われる浅草での歌舞伎興行。次世代を担う若手たちが出演する「若手歌舞伎俳優の登竜門」として人気を博しています。2014年は、2年ぶり13回目の出演で、襲名後初の浅草歌舞伎となる市川猿之助さん、5年ぶり9回目の出演で、すっかり浅草歌舞伎の顔となった片岡愛之助さんをはじめ、市川男女蔵さんや中村亀鶴さんらお馴染みの顔ぶれが揃います。
会見には市川猿之助さん、片岡愛之助さん、松竹の安孫子正専務が出席しました。
猿之助さん
「亀治郎として卒業した浅草に、猿之助として初めて出演させていただきます。猿之助を襲名させていただいた亀治郎の大きな根っこの一つがこの浅草歌舞伎にあります。この地にご恩返しがしたい。『皆様のお力で猿之助にさせていただきました』というご報告を兼ねて、浅草に出演させていただくことになりました。また今回は頼もしい若手の後輩たちが出てくれます。我々も浅草で育てていただいたように、どうか彼らも、お客様に育てていただいて、役者として力をつけていただきたいと思っています。今回は力及ばずとは思いますが、保護者のような気持ちで臨ませていただきます」
愛之助さん
「自分が浅草歌舞伎に出る前に感じていたことは、お芝居の作り方、演目の選び方から、みんなでお芝居を作っているなと。それがうらやましいなあと思っておりました。一緒にやらせていただいて、自分たちが危機感というものを持ってやるというのが非常に大事なことだと思いました。(浅草歌舞伎は)どうしたら一人でも多くの方が観にきてくださるだろう、と考えさせていただける場です。また『芯の役』をやることも大切なことです。芯の役をやってこそ、脇の役をやる際に芯の人の気持ちがわかる。違った視点で役をあらためて見つめ直せます。(後輩たちには)そういう引き出しをたくさん作ってもらいたいです」
新春浅草歌舞伎は2014年1月2日から、浅草公会堂にて上演されます。
[公演情報]
『新春浅草歌舞伎』
2014年1月2日〜26日 浅草公会堂
演目
■第一部■
お年玉〈年始ご挨拶〉
一、源平布引滝 義賢最期
二、上州土産百両首
■第二部■
お年玉〈年始ご挨拶〉
一、博奕十王
二、新口村
三、上 屋敷娘
下 石橋
公式サイト●http://www.kabuki-bito.jp/index.html