ニュース & インフォメーション
平成中村座 一番太鼓の音で開幕!
平成中村座が、旗揚げの地・浅草にて、11月1日に開幕。初日恒例の一番太鼓の儀式が行われました。
NEWS & INFORMATION 2011 11/9 UPDATE
一番太鼓とは、江戸時代に芝居の始まる前に打たれていた太鼓のこと。江戸の芝居小屋の雰囲気を現代によみがえらせた平成中村座ならではの儀式として、毎回初日に行われています。 秋晴れの空の下、劇場正面で、中村勘三郎さんから田中傳次郎さんへの「バチ渡し」が行われ、続いて田中傳次郎さんが打つ太鼓の音が鳴り響きました。
今回の中村座は隅田公園内に登場。もうすぐ完成するスカイツリーが間近にそびえていています。なんと舞台の奥が開いて、スカイツリーを背景に見せるという、まさにここでしかできない演出もあります。
公演は、2012年5月までのロングラン。11月は『十一月大歌舞伎』で、昼の部は「義経千本桜」など、夜の部は「弁天娘女男白浪」などを上演。
中村勘三郎さんのコメントです。
「皆様こんにちは、ありがとうございます。
この隅田公園にまた中村座が帰って来させていただくことが出来ました。しかも今度は、七ヶ月もこの地で中村座を建てさせていただいて、地元のみなさんたちに大変ご迷惑をかけておりますぶん、良い芝居をお見せしなければと思っております。
また、今日は秋晴れでとても清々しい陽気なんでございますけれど、雨が降っても大丈夫なように、こんなふうに(注:今回、劇場正面に雨よけの屋根がつきました)少しずつ、少しずつ改良もしておりますし、また後ろをあける芝居の演出もございますけれど、開けますと、なんとど真ん中にスカイツリーが見えます。これは中村座のほうが先にここにあったものですから、スカイツリーのほうが後から建って(笑)。
私も信心させていただいている、聖天様の真下で、歌舞伎のよく隅田川ものなぞを見ますと、こんもりした丘がございますけど、あれが待乳山聖天様でございます。私は毎日お参りに行かせていただいております。
とにかく皆様方に1人でも多く見ていただくことが嬉しゅうございますので、隅田川沿いにスカイツリーを見ながら、足を運んでいただきたいと思います。本日からどうぞ宜しくお願い致します」
[公演情報]
『平成中村座 十一月大歌舞伎』
2011.11/1〜26 平成中村座
演目:
昼の部「双蝶々曲輪日記」「お祭り」「義経千本桜」
夜の部「猿若江戸の初櫓」「伊賀越道中双六」「弁天娘女男白浪」
問:チケットホン松竹 0570-000-489
公式サイト http://www.nakamuraza.com/