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インタビュー & 特集

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INTERVIEW!『SONG WRITERS』中川晃教さん

2013年シアタークリエで初演された、森雪之丞作・岸谷五朗演出の日本オリジナルミュージカル『SONG WRITERS』。2015年夏、1年半で再演が決まったこの作品に、初演と同じキャストが集結します。作中のナンバーをいくつか作曲した中川晃教さんは、気弱な作曲家・ピーターを再び演じます。(取材・文/湊屋一子、撮影/増田慶、ヘアメイク:井上 京子、スタイリスト:Kazu(WORLD STYLING) 、衣裳提供:CHRISTIAN DADA)

INTERVIEW & SPECIAL  2015 7/23 UPDATE

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――まずは1年半での再演、おめでとうございます。
 まだ体の中に、(初演の)千穐楽の高揚感みたいなのが残ってるんです。まだ一年半か…ともあっという間のようにも感じる反面、またいろんな経験をして濃い時間を過ごしてきたこの一年半でもあって、それは再演に向き合う準備をしてきたんだなとも感じています。

――おそらくお客様の記憶にもまだ、強烈に初演の印象が残っているのではないでしょうか。
初演を見たお客様が評価してくださって、これだけ早い再演につながっていると思うので、その期待を良い意味でどう裏切っていくか。この作品は、初演の時に屋良朝幸とはもちろん、みんなで作ってきたミュージカルなんです。演出の(岸谷)五朗さんが『大きくは(初演と)変えない』とおっしゃっていましたが、今回はみんなで作ったあの作品を、どう精度を上げて新鮮に演じるか……楽しみです。

――初演当時も屋良さんとの名コンビが話題になりましたが、お会いになるのは久しぶり
 そんなことないです。でも今日、『SONG WRITERS』をまたやるということで、ここに集まったとき、なんかこう、すごく純粋なもの、変わらないものとして彼の存在が感じられたんですよね。この、彼に感じる純粋さってなんだろうって思ったら、エンターテインメントっていうものに対して、真面目に向き合い続けて来て、その中でも役者としてだけではなく、自分自身の個性である持ち味であるダンス、振付、演出っていうところまで、彼はやり始めている。決して驕らず、決して大きく変わらず、だけども着実に自分のやるべきことをやってきている彼がいる。一年半その成長を身近でみてきて、でも変わらない純粋さが、彼にはあると感じています。

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『SONG WRITERS』の2人の関係性っていうのは、まさにそこだと思うんですよね。変わらない純粋さ、子どもの頃から変わらない、ミュージカルへの愛情。いくら大人になっても、いくら失恋しても、いくら大切なものを失っても、痛い思いをしても嬉しい思いをしても、変わらないものがあるって思える場所、人、物……っていうのが、ピーターにとってエディとの関係だと思うんですよね、屋良っちに会って、それを今日改めて感じることが出来ました。“初心に帰る”じゃないですけど、自分自身がミュージカルという物に新鮮な気持ちで向き合う、そう言う意味でもこの『SONG WRITERS』は貴重な再演の現場なんだってことをすごく、強く感じています。

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――ピーターとエディ、二人の「ミュージカルをやろう、やるんだ!」と言う気持ち、役の上での気持ちとご本人の気持ちがシンクロしている?
 僕自身にとってだけでなく、お客様も同じ気持ちで「ミュージカルを作るんだ!」という気持ちになる作品だと思います。日本のオリジナルのミュージカルを作る一人なんだって。お客様も「舞台に立たないけど役の中の一人なんだ」って思える作品。自分が劇場に来たことによって、その作品が完成する、っていうのを実感できる。それが現実と非現実の世界、お客様がエディとピーターの物語に入ってきて、最後は劇場から家に帰る。劇場空間から現実の自分の世界に戻っても、「エディ、ピーターと、あなたがいたあの劇場の時間は、あなた自身の中にこれからも続くんだ」っていう、終わらない物語っていうのが、『SONG WRITERS』ののテーマとして、劇構造の中にしっかりと組み込まれている。必然的にお客様も出演者、登場人物になるっていうのが、この作品の大きな魅力の一つだと思うんですよね。

――中川さん自身も、ミュージカルを作りたい?
 意識はしていますね。僕はミュージカルだけじゃなくて、音楽もやってますけど、自分自身の音楽って作り続けていくことと同時に、ミュージカルを作っていくという目標は絶えず持ち続けています。それと、役者として何を求められ、それに120パーセント何を応えていくべきかっていうのも、毎回どの作品をやらせていただくときも、すごく楽しみ。この作品ではどの引き出しを求められるのか、求められる以上のものを……自分の知らない引き出しを、また一つ作りたい。

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僕、18歳でデビューして、19歳で『モーツァルト!』をやって、10年後、30歳超えた時に自分がどんな風になっていたいか思い描いた時に、ミュージカルと自分の音楽、どちらもプロフェッショナルでありたいって思ったんですよね。20代後半の頃にまた10年後を思い描いて、35歳過ぎた時には世界に行く準備をしたいって思ったんです。それはやっぱり、ミュージカルを極めようと、「プロフェッショナルになる、ミュージカルの世界でも自分はプロフェッショナルになるんだ」って、強く思ったところから始まって、今の自分になってきている。それはぶれていません。

――『SONG WRITERS』をブロードウェイに持って行くとか?
 そうしたいですね! でも一人では出来ないんですよ。いろんな人たちとの出会いで、自分が思い描いているよりも、未来は大きく広がっていく。それがいつも一番大きな楽しみかも知れません。

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なかがわ・あきのり●1982年仙台生まれ。2001年『I Will Get Your Kiss』で歌手デビュー。2002年『モーツァルト!』で初舞台・初主演。『モーツァルト!』では第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞などを受賞。その後も歌手・俳優として活躍。『女信長』『銀河英雄伝説』などには、出演だけでなく作曲家として楽曲提供も行っている。

●作品紹介
日本を代表する作詞家・森雪之丞が脚本・作詞を手がけた、ミュージカルを愛するすべての人に贈る、日本発のスーパー・ミュージカル。「世界が驚愕するミュージカルを創るんだ!」と夢見る、自信過剰な作詞家・エディ(屋良朝幸)と、気弱な作曲家・ピーター(中川晃教)。作品の魔力に取り憑かれて、エディは現実と物語の境界線を越えてしまう!

●公演データ
『SONG WRITERS』
2015年7月20日~8月9日 シアタークリエ
脚本・作詞 : 森 雪之丞
演出: 岸谷五朗
出演:屋良朝幸 中川晃教 島袋寛子
泉見洋平 藤林美沙 植原卓也 平野 良 コング桑田 武田真治 他
お問い合わせ:東宝テレザーブ03-3201-7777
http://www.tohostage.com/song_writers/

 

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