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インタビュー & 特集

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INTERVIEW!『Lenz~桜の中に隠れた烏~』鳥越裕貴さん

8月20日より上演される舞台『Lenz~桜の中に隠れた烏~』で、舞台では初主演を務める鳥越裕貴さん。今年に入ってすでに5本目の舞台!と活躍目覚ましい鳥越さんにお話をうかがいました。(撮影/笹井孝祐 取材・文/武田吏都)

INTERVIEW & SPECIAL  2014 8/19 UPDATE

●『Lenz~桜の中に隠れた烏~』が今年5本目の舞台だそうですが、休む間もなく9月、10月にも舞台が決まっていて。売れっ子ですね!

小忙しくさせていただいています(笑)。「忙しい」ってあまり言わないようにしてて、「小忙しい」ぐらいならイヤらしくないかなと(笑)。でも期間が被ったりすることはなく、個々の作品の稽古期間はちゃんと確保できているので、それはありがたいですね。自分は不器用で、そんなにパッとできる人間ではないので。

●『Lenz』は霜月紫さんとのW主演舞台です。

今月頭にオンエアされた『かたりべさん』というドラマが初主演という形で、舞台では今回が初めてです。ただ今回は僕ら2人がポンと立っているというよりはどの役もピックアップされているので、主演!座長!みたいなヘンなプレッシャーにもならず(笑)。個性的な方々がたくさんいらっしゃって、皆さんいろいろとフォローしてくださるのでやりやすいですし、勉強になります。

●もう一人の主演の霜月さんは声優の方ですし、「花組芝居」座長の加納幸和さんがいらしたり。ほかにもダンサーや日本舞踊の方など、本当にバラエティに富んでますね。その中での最年少です。

芝居しているときも面白いんですけど、皆さん普段から面白くて(笑)。優しい方ばっかりで話しかけやすいというか。僕が先輩にも結構ワーッと行ってしますタイプという事もありますけど、ヘンな気遣いもなく、非常にかわいがっていただいてますね。

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●個人的には、『弱虫ペダル』の鳴子役とか『かたりべさん』の慎吾役とか、ガーッといく元気なキャラクターのイメージが鳥越さんにはあるんですが、普段はどんな感じなんですか?

現場によります。周りにも「空気を読むね」とか「オマエ頭がいいんか?」みたいなことを言われたり(笑)。大人の先輩たちがいるときは結構静かに、というか人を観察するのが好きで、それで結果的に静かになっていたり。顔合わせが始まる前に演出の斎藤(栄作)さんと霜月さんと松本(慎也)さんと僕でトーク番組に出演させてもらったんですけど、そのときも最初は静かにしていて、カメラが回ったらいつもの感じだったんで、みんな驚いてて。芸人さんみたいっていうか(笑)、「え、え、大丈夫!?」って反応だったので、やっぱり最初は気づかないんだなあと思ったんですけど。

●まだお若いですが、先輩相手でもとてもニュートラルですね。

人見知りはあまりしないです。それに僕、先輩が好きなんです。もちろん同い年や年下もいいんですけど、先輩から学ぶことがたくさんあって、一緒にいやすいというか。

●『Lenz』で演じるゆずるは、どんなキャラクターですか?

記憶力に長けた頭のキレる子です。でもそれが長所でもあり短所でもあって、その力を利用しようとする人たちが現れたり。そのゆずるに一番影響を与えるのが霜月さん演じる刑事の櫛淵蒼太なんですけど、2人とも過去のある出来事を抱えていて。ゆずるは蒼太から広がる人との出会いによって徐々に心を開いていくので、作品の中でちょっとした成長も見られるんじゃないかと思います。作品自体は写楽の一枚の絵を巡るミステリー。伏線がいっぱいあって、人の絡み方も複雑なので、2、3回観ていただけたらより楽しんでいただけるかもしれません。劇場も円形(=青山円形劇場)ですし、いろんな視点で見られる作品なのかなと思いますね。

●では今回はまた違った一面が見られそうですね。おとなしめな役と元気な役では、これまでどちらが多かったですか?

元気っ子な役も多いですけど、結局は半々ぐらいですかね。最初の頃の舞台で閉じこもった青年の役をやったんですけど、「あてがきだよ」と言われて(笑)。だからそういう部分もあるのかなと思いつつ、今回の役に生かせたらいいなと。最近は卑怯な役なんかも増えてきて、面白いなあと思っています(笑)。

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●オンエアは終わってしまいましたが、NHKの全国放送の主演ドラマ『かたりべさん』で鳥越さんを知った方も多いのではないかと。広島の原爆体験を被爆者から語り継ぐ青年の役を、お得意の関西弁の元気っ子キャラでイキイキと演じていらっしゃいました。

あの役のオーディションのとき、仕事の都合で遅れてしまって。後から聞いたんですけど、焦りながら「遅れました、すんません!」って入っていってエチュードをしたとき、演出家の方は「あ、慎吾が来た」と思ったそうで。その演出家さん自身の若い頃を照らし出した役でもあって、「待った甲斐があって良かった」と言っていただきました。社会に無関心だった男の子が、広島という町に出会って刺激を与えられ、考え方が変わっていく――僕も一緒なんですよね。小学校のときに修学旅行で来ているんですけど、原爆の施設にも行かされてる感がすごくて、「早くホテル帰りたい!」みたいなことを言っていたし。でもこの年になって訪れると、すごく感じるものがあったんです。平和公園でベンチに座ったとき、「なんや、この圧力?」というか、緑のパワーがすごいなと勝手に感じてしまったり。

●オンエア後にはどんな反響がありましたか?

僕きっかけで観てくれた若い世代の子が、最終的には鳥越裕貴なしでも作品を楽しんでくれたという感想が多かったですね。僕としてもいろいろ感じることの多い、ターニングポイントのような作品になったと思います。「このドラマが終わっても、鳥越裕貴さんとしてぜひ伝えていってください」って、エキストラの方が話しかけてくれたことがあって。他の人にはないチャンスが与えられたと思っているので、ちゃんと自分の意思で、長い時間をかけて原爆のことを伝えていけたらいいなという思いが僕の中にできました。

●映像に比べると、同じ物語や役を継続する舞台は“語り継ぐ”要素が強いと思います。そういう意味でも、舞台メインで活動する鳥越さんがあの役を演じたのはぴったりだと思いました。

そう言われればそうかもしれないですね。知らず知らず、いろんな物語を語り継いでいってるっていうのはあるかもしれないです。

舞台『Lenz~桜の中に隠れた烏~』は8月20日より東京・青山円形劇場にて上演します。

 

稽古場にて撮影。

稽古場にて撮影。

[プロフィール]

とりごえ・ゆうき

2010年、舞台『イナズマイレブン』で初舞台を踏む。『弱虫ペダル』『うさぎレストラン』など舞台を中心に活躍中。8月には、NHK原爆特集ドラマ『かたりべさん』に主演するなど、活動の幅を広げている。9月に舞台『遙かなる時空の中で5』、10月に舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇~野獣覚醒~に出演する。

[公演情報]

『Lenz〜桜の中に隠れた烏〜』

8月20日(水)〜8月24日(日) 青山円形劇場
脚本・演出:斎藤栄作
出演:霜月紫 鳥越裕貴/松本慎也(Studio Life)、宮垣祐也、花柳輔蔵、生津徹、大竹浩一(劇団SET)/進藤学/加納幸和(花組芝居)
問い合わせ:RAYNET 03-3481-0428(11時~18時 土日祝を除く)
公式サイト●http://raynet.tv/

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