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インタビュー & 特集

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INTERVIEW! 『赤鬼』黒木華さん

舞台に映画に意欲的に活躍している若手女優、黒木華さん。今年はベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し、NHKの朝ドラ『花子とアン』にも出演。波に乗った感のある今、仕事が面白くてたまらないそう。落ち着いた雰囲気で、初々しさの中に自信があふれ出ているのが頼もしい。そんな黒木さんが、野田秀樹さんの傑作舞台『赤鬼』に主演する。今回の演出は、若手演出家として勢いのある中屋敷法仁さん。この気鋭の演出家と実力派俳優たちとともに『赤鬼』に挑む。6月4日青山演劇劇場で初日を迎えた本作、先日稽古中の黒木さんにお話を伺った。(取材・文/小柳照久、撮影/熊谷仁男)

INTERVIEW & SPECIAL  2014 6/4 UPDATE

  —第64回ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞(銀熊賞)受賞、おめでとうございます。

海外で日本の作品が評価されたことが嬉しいです。女中さんが出てくる日本の文化を描いた映画ですが、海外の人たちに伝わったんだなと。山田洋次監督の描き出す人間の心の動きが、日本と変わらず評価されたということが嬉しいですね。

  —今回出演される『赤鬼』も海外でも評価されている作品ですね。黒木さんが演じるのは差別される者に救いを差し伸べる「あの女」役。いじめているという意識のない人たちに立ち向かっていく難しい役どころではないでしょうか。

人間の根底の部分でわかるお芝居だと思います。「赤鬼は自分たちとまったく違う姿形をしているから排除する」という形式が、わかりやすくできているけれど、例えば、日本人同士でも、「自分と違う人たちって怖いから」という気持ちだけで受け入れないということが日常的にあると思うんです。もしかしたら明日は自分が差別される側になるかもしれないし、あるいは知らない間に差別する側になっているかもしれない。だから余計恐いんですけれど、これっていつの時代でもありえること。脚本の野田秀樹さんの言葉で見やすくなる部分もあるし、逆に見えづらくしている部分もあるし、そういうところがすごく面白く描かれています。海外でも評価されたのは、人間として誰でも同じ感覚があるということでしょうね。見た目だけの差別ではなくて。それに、私たちは欧米人をみると外国人だなぁと思うけれど、外国に行けば私たちが外国人になるわけですし。

  —映画はカットが定まってますし、通常の劇場だと客席正面でのお芝居になりますが、今回は円型劇場での公演です。5列しかない至近距離で360度囲まれた公演になります。

もう楽しみですね。ものすごく。どこから見ても面白い芝居なので。中屋敷法仁さんの演出も楽しみですし、小野寺(修二)さんも(柄本)時生さんも、(玉置)玲央さんも、素敵な俳優さんばかりなので、その人たちとこうやって野田さんの『赤鬼』を円型劇場でできるっていうことはすごく幸せですし、なかなかないことだと思います。台詞のかけあいにリズムができて、言葉の粒が立ってくるのは計算ではないので、じっくりお稽古で熟成させたいと思ってます。来年には青山円形劇場もなくなってしまうということなので、貴重な機会を楽しんでます。面白いお芝居になると思うので、気楽にいらしていだき、そして、何かを持って帰っていただきたいと思ってます。

●『赤鬼』あらすじ
ある日、砂浜に異人が打ち上げられた。肌の色も話す言葉も違う男を、村人たちは「赤鬼」と呼び迫害する。村八分にされている「あの女」はそんな赤鬼と徐々に心を通わせ、処刑されることになった赤鬼を救出しようとする・・・。

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●公演データ
青山円劇カウンシル ファイナル『赤鬼』
日程/ 6月4日(水)~ 6月15日(日)
会場/こどもの城 青山円形劇場 
作/野田秀樹 演出/中屋敷法仁 
出演/黒木華、柄本時生、玉置玲央、小野寺修二
問/ゴーチ・ブラザーズ ℡03・6809・7125(平日10:00 ~ 18:00)

プロフィール
黒木華(くろき・はる)
1990 年生まれ、大阪府出身
2010 年、NODA・MAP 番外公演「表に出ろいっ!」のヒロインオーディションに合 格。中村勘三郎氏(父役)と野田秀樹氏(母役)との3 人芝居で娘役に大抜擢さ れ、1 ヶ月間の上演を果たす。2013 年には連続テレビ小説『純と愛』、『リーガ ルハイ』
などのテレビドラマでレギュラー出演。映画『シャニダールの花』や『舟を編む』での演技が評価され、キネマ旬報ベストテンや日本アカデミー賞など、日本の主要映画賞の新人賞を受賞した。 2014 年には 『小さいおうち』で第64 回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。連続テレビ小説『花子とアン』に、主人公はな(吉高由里子)の妹かよ役で出演。

 

 

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