インタビュー & 特集
INTERVIEW! 『SUPER ハンサム LIVE 2013』小関裕太さん×平埜生成さん
アミューズの若手俳優たちがそろう年末恒例のファン感謝ライブ『SUPER ハンサム LIVE』が、今年も開催されます。チケットは即完売、今年は全国の映画館でライブビューイング(映画館での同時上映)を行うことになった大人気ライブについて、小関裕太さんと平埜生成さんにお話をうかがいました。
(撮影/増田 慶 取材・文/臼井祥子)
INTERVIEW & SPECIAL 2013 12/20 UPDATE
毎年進化を続けながら、今年で9年目。もうすぐ10年の大台に載ろうとしているファン感謝ライブ。その人気の秘密は? 出演する小関裕太さんと平埜生成さんにお話をうかがいました。
まずはムービーのコメントをご覧ください。
●さっそくですが、『SUPER ハンサム LIVE』ってどんなことをするんでしょうか。
小関 普段はドラマや舞台で活躍しているアミューズの若手俳優たちが集まって、ファンの皆様に直接感謝の気持ちを伝えるライブです。特にドラマや映画の仕事が多い役者は生でファンの方と触れ合う機会がないから、そういうのをライブとしてお届けできたらいいなと思っています。最初のころは歌やゲームコーナーがあったり、何かの芸を練習をしてその成果を観ていただくとか、そういうことをやっていました。去年は歌ありダンスありのショーをやりました。
平埜 今年で9年目になります。昔は小さな会場でやっていて、どんどん大きくなってきたので、当時から出ている先輩方はすごく思い入れがあると思うんです。僕は今年で3度目。一年間の感謝の気持ちをこめて「メリークリスマス」「良いお年を」って伝えるために、楽しくやりたいと思っています。
●確かにファンの方に直接感謝を伝える機会ってあまりないですよね。
平埜 そこが最大の魅力なんですよ。役者は普段「役」を演じているでしょ。でも『ハンサム』では素の自分でお客さんに会うことができる。ファンの方には絶対喜んでいただけると思います。僕、初めて出たとき、自分が出ててうれしかったですもん(笑)。何の役でもない(佐藤)健くんがいて(三浦)春馬くんがいて、しかも目の前で歌って踊ってくれて。
小関 出る側としてもうれしいよね。もちろん何かの役を演じている時も楽しいけど、自分の楽しい気持ちをそのまま出せる場だから。
平埜 僕は恥ずかしいですけど(笑)。オープニングからエンディングまで平埜生成でいるってことが恥ずかしくてたまらない。
小関 そうなんだ。
平埜 だから、ある意味演じてます。「ここは格好つけるキャラでいよう」とか、ダンスのふりが格好いいときは「自分はダンサーだ」とか。ちょっと自分じゃないように変えていかないと、恥ずかしくて立てない。明るいからお客さんの顔もよく見えるし。
小関 格好つける自分も、自分だよね。
平埜 うん。だからいろんな人がいるんだよね。
●去年の『SUPER ハンサム LIVE』で印象に残っていることは?
小関 火ですね。炎を使う演出はハンサムでは初めてと来て。僕はずーっと観てきて、去年初めて出させていただいたので、自分の中で何かが爆発したというか、「やばい。なんだこの感覚は」って思ってました。すごい興奮状態のステージ。
平埜 裕太は「あれ? 今年初めてなの?」って感じだったよ。もうずっと出てるみたいな。
小関 右も左もわからなかったですね(笑)。
平埜 とてもそうは見えなかったなあ。印象に残っているのは…、曲数が半端なくて、踊りまくったことです。
●それがDVDになって発売されるそうですね。去年の楽曲8曲を収録したDVD(復習)と今年の新曲2曲が入ったCD(予習)がセットで発売とか?
平埜 そうなんですよ! DVDを観てくださったらわかると思うんですけど、この人たちは本当に役者さんなの?ってくらい、歌いまくって踊りまくっています。
小関 最初からすごかったよね。オープニングから。
平埜 ダサいものは絶対見せられないから、すごい稽古して。それがDVDに詰まっています。
小関 ライブってまったく予備知識がないよりある程度わかっているほうが楽しいじゃないですか。ミュージカルとかもそうですよね。知ってる曲があると、それだけ深く観られたりしませんか。それと同じで。そういう意味もあって、今回『予習復習Soundtrack』として、予習のためのCDも発売されました。今年の新曲2曲を収録しているから、聴いてから観にきてくださると、さらに楽しめると思います。
平埜 昔の『ハンサム』では、ほかのアーティストさんの曲をカバーしたりしていたんですよね。誰もが知ってる有名な曲、のれる曲で、タオル回して盛り上がって。それプラス自分たちのオリジナルを2、3曲みたいな構成だったんですけど、去年からコンセプトが変わって、完全オリジナル曲で、自分たちだけの世界観を作った感じですね。だから、あらかじめ聴いて親しんでもらおうということで、CDを出したわけです。
小関 一昨年の『ハンサム』も面白かったよ。
平埜 一昨年は、AKB48のカバーをふりもそのまま本気でやったりしたんだよね。それを男の俺たちがやる面白さっていうのがあったと思う。
●今年の新曲2曲はどんな曲ですか?
小関 1曲目の「Brand New World」は新しい世界へっていう前向きな曲。イメージカラーでいうと黄色みたいな明るい曲です。もう1曲「BANG!」はイメージカラーで言うと黒。完全なダンスナンバーですね。耳に残るフレーズも多いから、楽しめると思います。
●チケットは即完売。全国でライブ・ビューイング(映画館での同時上映)があるそうですね。
小関 35か所ですよ! 海外での上映もあります。
平埜 すごいなあ。海外の方にも『ハンサム』を観ていただける。
小関 素敵ですね。
平埜 ライブ・ビューイングって、自分は実際行ったことがないんですけど、どうなんでしょうね?
小関 劇場みたいに歓声とか上がるらしいよ。楽しいんじゃないかな。
平埜 じゃ、今度ほかのアーティストさんのライブのライブ・ビューイング行ってみる。それで観る側の気持ちを研究してくるね。
●今年の『SUPER ハンサム LIVE』ならではの魅力は?
平埜 今年はテーマが「LAUGH&PEACE」です。福田雄一さんが総合演出をしてくださるので、ただのライブじゃなくて、コメディの要素のある、ミュージカルみたいなライブになる…かもしれない。まだわからないですけど。
小関 「LAUGH&PEACE」には「ラフ」が入ってますもんね。僕は5月に出た『FROGS』で初めて笑いのシーンをやったんですよ。でも岸谷(五朗)さんの作品は笑いの要素もあるけど、そこを中心にしてはいないじゃないですか。福田さんは『勇者ヨシヒコと魔王の城』とか、完全に笑いを核にした作品を作っていらっしゃるので。今年の『ハンサム』で笑いの部分もステップアップしたいですね。
平埜 僕は自分が面白くない人間だという自覚があるので。
小関 そんなことないよ。
平埜 福田さんとお仕事できるのはすごくうれしい。歌って踊るだけじゃなくて、演劇が関わってくるのが喜びだなあ。でもすごく戦いになると思うんですよ。ダンスや歌と違って、そこは僕らの本業の場だから。だからうれしいけど、怖いですね。
●最後に公演に向けて意気込みをお願いします。
平埜 まだどういうものになるのか、はっきりわかってはいないんですけど、一昨年から去年ががらっと変わったように、去年から今年もすごく変化がある気がします。劇場も変わるし、福田さんが演出してくださるし、ライブビューイングもやる。新しい『ハンサムライブ』をぜひ観にきていただきたいです。
小関 ライブだけど、演劇やミュージカルのような要素もあると思うんです。だからひとつの作品を観るつもりで来ていただきたいとも思うし、笑いにいく、楽しみにいくって気持ちで来ていただきたいとも思います。遊園地の乗り物に乗る気分で楽しみに来てくださったらうれしいです。初めての方にも楽しめんでいただけるように頑張ります!
『SUPER ハンサム LIVE 2013』は12月26日、27日に舞浜・アンフィシアターで開催されます。
ライブビューイングの会場は、公式サイトにてご確認ください。
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☆小関さん、平埜さんが出演した舞台『FROGS』稽古場レポートはこちら
[プロフィール]
小関裕太 こせき・ゆうた
1995年6月8日生まれ
2005年SET『ニライカナイ錬金王伝説』で初舞台を踏む。NHK教育『天才てれびくんMAX』(3年間レギュラー出演)や映画『大奥』などを 経て、ミュージカル『テニスの王子様』菊丸英二役で人気を博す。2013年には舞台『FROGS』で初主演。
平埜生成 ひらの・きなり
1993年2月17日生まれ
2009年より劇団プレステージに所属。『オレたちの高校白書~偏差値27からの完全犯罪』『ゴーストレイト』など同劇団の舞台に出演する傍ら、ミュージカル『テニスの王子様』神尾アキラ役で人気に。最近の主な舞台は『FROGS』『双牙~ソウガ~零』『アウタースペース109』など。
[公演情報]
『SUPER ハンサム LIVE 2013』
舞浜アンフィシアター 12月26日・27日
総合演出:福田雄一
出演:青柳塁斗 植原卓也 賀来賢人 神木隆之介 小関裕太 桜田通 戸谷公人 平埜生成 平間壮一 松島庄汰 水田航生 溝口琢矢 吉沢亮 吉村卓也 渡部秀 CROSS GENE
FILM出演:上記出演者プラス 猪塚健太 風間由次郎 佐藤健 松岡広大 三浦春馬 山下銀次
公式サイト●http://www.handsomelive.com/2013/