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インタビュー & 特集

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INTERVIEW! 舞台『TRUE WEST ~本物の西部~』内野聖陽さん

 世界の名優たちを魅了するサム・シェパードの名作『TRUE WEST ~本物の西部~』に主演、心理戦とも言える濃密な舞台の稽古に励んでいる内野聖陽さん。内野“まさあき”から、内野“せいよう”に改名して初の舞台を前に、彼を囲んでの取材会が行われました。(取材/小野寺亜紀)

INTERVIEW & SPECIAL  2013 9/24 UPDATE

「内野聖陽(せいよう)さん」と呼ばれて「照れくさいですね」と笑う内野さん。「僕が世間に認知され始めてからも“せいよう”と呼ばれることも多くて、その頃から、ずっと“せいよう”にした方がいいんじゃないかと思っていました」と言います。今年7月に改名し心機一転、新たに挑む舞台が『TRUE WEST ~本物の西部~』。’80年の戯曲発表以来、アメリカ中の演劇人のバイブルとも言われるサム・シェパードの名作です。

「僕が演じる兄のリーは、無学で武骨でどうしようもない砂漠帰りの男です。弟は有名大学出の品行方正な男で脚本家としての成功も手にし、家族も家も車もありという中で、リーはそういうものを一切持っていない、いわば社会からあぶれた放浪者。その定形外な感じ?をどうやって作ればいいのか、というところで今もがいています。まずは普段から品のないしぐさ敢えて意識的にして、自然にお行儀が悪くなるよう心がけてます(笑)」

 脚本家の弟・オースティンを演じるのは、TBSテレビの日曜劇場『とんび』でも共演した、演劇ユニット「TEAM NACS」の音尾琢真さん。「彼も舞台に慣れているので同じリングに上る人間として戦いがいがある。この作品って兄と弟との会話が非常にシニカルで、裏から責めたりとか心理戦みたいなところがあるんですよ。さらりと嫌味を言ったり、笑いながら人を傷つけたり。根っこには巨大なコンプレックスがある。今、音尾くんとそこを探りながらやっていますね。彼には変な気遣いもないし助かります」。

 「兄弟の立場が目まぐるしく変わっていくのが面白い」と戯曲の魅力を実感しながらも、「“トゥルー・ウェスト”って“本物の西部”って何?というところから始まった」という稽古。演出をするのがブロードウェイで数々のキャリアを積んでいるスコット・エリオット氏というのが心強いそう。

「リーはリアルな西部を日常で生きているようなある意味、地に足のついた男。でもアメリカ人にとっての西部劇って日本人にピンと来ないんで、それに代わるものというと“本物の時代劇”とか“本物のサムライ”みたいに置き換えるとわかりやすい。それと、ハリウッドという極端な芸能娯楽世界への皮肉。芸術性と娯楽性の間で揺れる作家の本音とか、日本に置き換えられるようなところが沢山ありますね。スコットはサム・シェパードに造詣が深く、一つひとつの台詞にアメリカ人から見たわかり易い解説を加えてくれるので、すごく楽しい。それに何よりも、彼はあっちで、アメリカの名だたる映画スターをキャスティングして、こちらでいう例えば『TPT』みたいなユニットで演劇をプロデュースしている方なので、役者をいい芝居にもっていくテクニックをたくさん持っている。だから今回、自分の演技の肌触りすら変えてみたいとすら思っています」

 舞台にはハリウッドのプロデューサー、アラスカ旅行帰りの母親、兄弟の4人だけが登場し、不在の父親が「兄弟の見えない求心点みたいに」影を落とす。「兄と弟のキャラクターは、ひとりの人間が持っている白と黒、明と暗というようにも思えて面白い」と内野さんは言います。衝撃の結末まで、どのように感じるかぜひとも劇場で!  本作は9月29日に東京で開幕、大阪、福岡、広島、名古屋、仙台、北海道と全国各地で上演されます。

『TRUE WEST ~本物の西部~』

作:サム・シェパード 演出:スコット・エリオット(The New Group 芸術監督) 出演:内野聖陽、音尾琢真(TEAM NACS)、菅原大吉、吉村実子

【東京公演】2013年9月29日(日)~10月13日(日) 世田谷パブリックシアター S席8500円、A席6500円 お問い合わせ:梅田芸術劇場 東京0570・077・039 【大阪公演】2013年10月17日(木)~20日(日) シアター・ドラマシティ 全席指定8500円 お問い合わせ:梅田芸術劇場 大阪06・6377・3888 【福岡公演】2013年10月22日(火)・23日(水) キャナルシティ劇場 S席7500円、A席6500円 お問い合わせ:キャナルシティ劇場092・271・6062、梅田芸術劇場0570・077・039 【広島公演】2013年10月25日(金) はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール S席7500円、A席6000円 お問い合わせ:TSS事業部082・253・1010 【名古屋公演】2013年10月27日(日) 名鉄ホール 全席指定8000円 お問い合わせ:キョードー東海052・972・7466 【仙台公演】2013年10月30日(水)・31日(木) 電力ホール 全席指定7000円 お問い合わせ:仙台放022・268・2174 【札幌公演】2013年11月6日(水)・7日(木) 道新ホール 全席指定7500円 問合せ UHB事業部  011・214・5261

公式HP http://www.umegei.com/schedule/314/

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