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インタビュー & 特集

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INTERVIEW! ミュージカル『ドラキュラ』和央ようかさん

カリフォルニアでの地方プレミア公演を経て、2004年にブロードウェイに進出したミュージカル『ドラキュラ』。ヨーロッパなどでも各地のミュージカル界を代表するスターたちが演じてきたこの作品が、2011年日本でも上演されました。ドラキュラ伯爵を演じたのは和央ようかさん。女性が演じるのは世界初! 今までにない魅力を湛えた作品として大好評のうちに終わったこの作品が、アンコールに応えて今年8月、再びその幕を開けます。(文・湊屋一子、撮影・熊谷仁男)

INTERVIEW & SPECIAL  2013 7/8 UPDATE

――ミュージカル『ドラキュラ』、再演決定おめでとうございます。

和央ようか(以下和央) ありがとうございます。初演は千秋楽を大阪で迎えたのですが、そのとき、すごく寂しく思ったんです。このドラキュラという役をもっとやっていたかったなと。そんなとき「(ミュージカル『ドラキュラ』の)セット、とっておきますね」とスタッフが話しているのが耳に入って、「あ、これは再演をやるのかな」と思ってひそかに期待してたんです。その後あまり日をおかずに「再演やる」と言われて、すごく嬉しくて、ずっと楽しみにしていました。

 ――和央さんご自身が以前から大好きな作品だったとか。

和央 そうなんです。ブロードウェイで見て、すごく感動して…もちろんそのときはあとで私がやらせていただけるとは思ってもみませんでした。それから4年後くらいに、『ドラキュラ』をやるという話になったんですが、大好きな作品だからこそ、かなりの葛藤がありました。和央ようかが演じる意味があるかと。

 ――演じる意味とは?

和央 本来、ドラキュラ伯爵の役は男性の役者さんが演じている役です。それを私が演じて、「よかった!」と観客に思わせるものが出せるのかと…。もうすでに宝塚を退団していましたが、男性を演じることは抵抗がありませんし、たぶん今でもできるんじゃないかと思います。そういう意味では不安はありませんでしたが、男性の役者さんが演じるのではなく、和央ようかが演じるから出せる、ドラキュラ伯爵の魅力はなんだろうって、すごく悩みました。

 ――そういう悩みは稽古をしていくうちに解決したのですか?

和央 その葛藤は稽古に入る前の、自分の中でのシミュレーションの時のもので、稽古が始まるとそういうのはなくなります。稽古は相手があって、そのお互いの反応で作り上げていくものですから。

 ――今回は再演ですから、そうした事前の葛藤はなし?

和央 再演には再演の葛藤がありますね。前回以上のものをお見せしなければならないのはもちろんですが、そのレベルがすごく高い。前回もご覧になっていて、今回も見てくださるお客様は、たぶん前回の公演を「よかった!」と思ってくださったお客様ですよね。思い出は実物より美化されているものですから(笑)、今回の再演が相当良いものでないと「前回以上によかった!」とは感じていただけない。相当ハードルは高いなと思っています。

 ――それはかなり大変そうですね!

和央 それに、キャストの方々も何人か替わっていて、今回がはじめての『ドラキュラ』という方もいます。そういう方は「再演のキャストに追いつかなきゃ」と、全力でやってくる。そうしたら、私たち再演キャストは負けないくらい、それ以上に全力で走らなきゃいけないなと思ってます。

 ――パワフルですね。

和央 でもドラキュラ伯爵は儚い人なので(笑)。私自身も大好きなこのミュージカルの魅力を、しっかりとみなさまにお伝えできるように、今回もまた頑張りますので、ぜひ観にきてください。あ、そうそう、今まで「ミュージカルって、なんで急に歌ったりするの?」と、ミュージカルを敬遠していた方こそぜひ! 絶対に好きになっていただける作品です。

 


公演情報
ミュージカル『ドラキュラ』
[公演日時]2013年8月23日(金)〜9月8日(日)
[会場]東京国際フォーラム ホールC 
[作曲]フランク・ワイルドホーン
[劇作・脚本・作詞]ドン・ブラック / クリストファー・ハンプトン
[翻訳]常田景子
[訳詞・演出]吉川徹
[出演]和央ようか/安倍なつみ、菊地美香、辛源、矢崎広、渡辺大輔、櫻井貴之、
松原剛志/鈴木綜馬 他
[チケット料金]S席12,000円 A席9,000円 B席6,000円 プレミアム席20,000円(全席指定•税込) 
[お問い合わせ]
キョードー東京 0570-550-799 (平日12:00-18:00/土日祝 10:00-18:00) 
[公式サイト]http://dracula-the-musical.com/

和央ようか●わお・ようか
大阪府出身。2000年、宝塚歌劇団宙組トップスターに就任。『ベルサイユのばら2001』『カステル・ミラージュ』『鳳凰伝〜カラフとトゥーランドット』などに主演し、トップスターとして不動の地位を築く。04年、『ファントム』のタイトルロールを演じ、その歌唱力と演技力で絶賛を浴びる。同年の『BOXMAN』では、第29回菊田一夫演劇賞優秀賞を受賞。06年、フランク・ワイルドホーンの書き下ろしによる『NEVER SAY GOODBYE─ある愛の軌跡─』で宝塚歌劇団を退団。07年1月、退団後初のコンサートを開催し、同年夏の東京国際フォーラム ホールAでのコンサートは3日間で2万人を動員した。秋には英国の歌手ラッセル・ワトソンのコンサートにゲスト出演、第20回JAL音舞台金閣寺にも出演。同年12月、映画「茶々 天涯の貴妃(おんな)」(橋本一監督)で主演を務め、08年第3回おおさかシネマフェスティバル主演女優賞を受賞。08年10月にはブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』日本語版にヴェルマ・ケリー役で主演。09年、TBSテレビ 松本清張生誕100年スペシャル「中央流沙」にて倉橋節子役でテレビ初主演。10年3月、『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠に』(釜紹人演出)でタイトルロールを演じる。
12年5月には「Yoka Wao LIVE TOUR 2012 “HISTORY”」を東京、名古屋、大阪で開催、16000人を動員、6月には自身初の海外コンサートをシンガポールで開催した。9月より「ディートリッヒ」の再演公演、12月には、蜷川幸雄演出、日本・イスラエル共同制作「トロイアの女たち」に出演、同作品で12月下旬から1月上旬のイスラエル公演に参加。

 

 

 

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