インタビュー & 特集

SPECIAL! OSK日本歌劇団のここが凄い! part.1

関西を中心に活躍しているOSK日本歌劇団が90周年を迎えている今年、記念レビューを東京・日生劇場にて上演します。この機会に、OSKの三人のスター、桜花昇ぼるさん、高世麻央さん、桐生麻耶さんに突撃インタビュー! OSKの魅力を徹底調査してまいりました!

(取材・文/小柳照久)

INTERVIEW & SPECIAL 2013 2/25 UPDATE

 洋楽に合わせて繰り広げられる和物ショー。燕尾服や羽根を身に付けた男装の麗人が華麗に歌い踊る洋物レビュー。間もなく100周年を迎える宝塚歌劇団が真っ先に頭に浮かぶが、なんのなんの、OSKだって負けてはいません。90周年を記念して、二部構成による、和と洋のレビューを劇団員38名総出演で日生劇場公演にて行います。

 とはいえ「OSKと宝塚ってどう違うの?」というのが東京近辺の人間の正直な感想。そこで、失礼承知で、突撃インタビューしてきちゃいました。桜花昇ぼるさん、高世麻央さん、桐生麻耶さんの三人は、普通のトークからしてボケと突っ込み炸裂。初対面なのに「お風呂が大好き!」と、いきなりとってもフレンドリー。舞台への期待が高まる時間となりましたぞ。

 (1)歴史が凄い!

 日本国内に劇団は多々あれど、90周年を迎える老舗はごくわずか。OSK日本歌劇団は大正11年に誕生。宝塚歌劇団、松竹歌劇団(SKD)と並び「三大少女歌劇」と並び称され、笠置シヅ子さん、京マチ子さんらのスターを輩出した老舗劇団なのです。OSKは大阪松竹歌劇団の略称で、SKDとは姉妹劇団。今のAKB48SKE48のような関係です。

 その後、近鉄グループの一員となり、奈良県のあやめ池遊園地の中の円形大劇場や近鉄劇場を中心に公演するのですが、近鉄からの支援打ち切りに伴い、2003年に81年の歴史に一旦幕を下ろしました。

桜花昇ぼるさん

 しかーし、ファンも劇団員も「解散なんてとんでもないっ」と、存続運動を開始。解散して半年後には新生OSKとして活動を再開したのでした。まずは小劇場公演からスタートし、その後、大阪松竹座での『春のおどり』『秋のおどり』、京都・南座での『レビュー in KYOTO』では劇団員総出演の大型レビューを、その他、たけふ菊人形でのレビュー公演や小劇場公演など、浪速パワー炸裂で大躍進中。「所属劇団員38名全員が出演する東京公演は、新生OSKとしては今回が初めてになります。OSKの底力を見ていただきたいと思います」とトップスターの桜花昇ぼるさんも意欲満々。

(2)主演トリオが凄い!

高世麻央さん

 そんなトップスター、桜花昇ぼるさんは、OSK史上五本の指に入ると高い評価の男役スター。甘いマスクと裏腹に「女性のみの劇団だけれど、ぬるい舞台は見せたくない!」と言い切るキップの良さに「頼りになるお兄さんのような存在です」と後輩の高世麻央さんが絶大な信頼を置く一方、桐生麻耶さんは「王子っぽい服が良く似合います」と時にファンのような発言。共演者をも魅了する華やかな舞台が魅力です。

 

桐生麻耶さん

 もちろん、高世麻央さんと桐生麻耶さんの二人も個性豊かな人気スター。主演経験も豊富なポスト・トップスターたち。OSKの貴公子とファンが呼ぶ高世麻央さんは人目を引く笑顔とアイドルのような容姿。本人はあまり意識していないようですが、桜花さんに「頭の回転が良く、男役としてシャープな見せ方は抜群」と言わしめる、天性の舞台勘を持つ逸材。一方、元・陸上選手だったという異色のスター・桐生麻耶さんは、エキゾチックな容姿と男っぷり溢れる豪快な舞台が魅力。そんな二人がコンビで踊ると、意外にも桐生さんが紳士らしくエスコートする横で、高世さんが「ラテンはもっと荒々しく!」とハッパを飛ばすこともあるんだとか。舞台上ではライバルでありつつも、お互いの個性を認め合い、刺激を与えあう、手加減なしの活躍でトップスターを支えます。宝塚と違って組構成ではないOSKは公演ごとにメンバーが選抜されるスタイルなので、主演スターがそろい踏みとなるのはとても貴重な機会です。

 ところで、OSKの舞台はトップスターやいわゆる路線スター以外でも、実力者には見せ場が与えられているのが特徴となっています。チャンスを狙い、38出演者一人一人が活きの良さを見せるのも迫力の秘密かもしれません。第2部『Catch a Chance Catch a Dream』では、アダルトでエキサイティングなナンバーが繰り広げられる予定。客席のハートを射抜く眼力に要注意ですぞ! 「舞台に立つと、自然とテンションが高まるんです」(桐生)

OSKには、まだまだすごいところがいっぱい! さらなる魅力は、part.2にてお届けします!

[公演情報]

レビュー『春のおどり~桜咲く国』

45日~8日 日生劇場
出演:桜花昇ぼる・高世麻央・桐生麻耶 ほか OSK日本歌劇団 劇団員
お問い合わせ:
チケットホン松竹(10001800)ナビダイヤル●0570-000-489
公式サイト●http://www.osk-revue.com


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