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インタビュー & 特集

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INTERVIEW!まもなく開幕『RENT』賀来賢人さんPart2

シアタークリエにて、まもなく開幕のミュージカル『RENT』。今週は2回にわたって、主演のマークを演じる賀来賢人さんのインタビューを掲載します。。(取材・文/高橋彩子、撮影/望月研)

INTERVIEW & SPECIAL  2012 10/26 UPDATE

——『RENT』との出会いはいつだったのでしょう?

 12年間ロングランしたブロードウェイの最終公演(08年)のDVDを観たのが最初です。あの中に混じりたいというワクワクする気持ちをおぼえて。曲がめちゃくちゃ良いから、オーディションに向けて実際に歌ううち、どんどん気持ちが高まっていきました。

——オーディションはいかがでしたか?         

当時、まだ初舞台を踏む前だったんです。一応、事前に基本的な歌い方や譜割りは習ったんですけど、それ以上の技術的な訓練は、『RENT』に関しては何だか違う気がして。オーディションでは〈Rent〉〈Tune Up〉〈What You Own〉などを歌ったのですが、(マイケル・グライフ演出版のリステージを手がける)アンディ・セニョールJrから「ストレスを発散させるような感じで演じて」と言われ、自分なりに思いを込めて、飛んだり跳ねたりしながら歌いました。その場では合格したかどうかわからなかったけれど、オーディションが苦手な自分には珍しいほど、楽しく終わることができました。

——稽古に先駆けて、今年7月、NYに行かれたとか。

 オフブロードウェイの『RENT』を観に行ったんです。オフだからぐちゃっとした狭い空間で、ものすごいエネルギーが伝わってきて。行って良かったです。舞台となったNYの街をじかに見ることができたのも大きかったですね。色々な人がいて、華やかでわかりやすいエンタテインメントを上演しているかと思えば、道を一本外れたらガラリと雰囲気が変わって、暗かったり下水臭かったり。その体験を頭の片隅に置くだけでも、演じる上で何かが違うかなと思います。

——今回演じるマーク役は、芸術家の卵達の中にいながら、どこか傍観者的な視点も持つ、映像作家志望の若者です。共感します?

 一番しっくり来ます。物事を俯瞰的にとらえていて、周囲との距離感も大事にしていて。自分も彼らと同じく自由人だと思いますし。もちろんまだわからないところもあるんですけど、すごく共感できるんです。芝居の中の人物でありながら、客席に向けても話すというマーク独自の語りや、気持ちを乗せて喋るように歌って台詞となげていくところなどは、大きな課題ですが、稽古を経て、共演者の方々からも学びながら、着実にやっていけたらと。不思議と今は、大丈夫な気がしています。

——そういう直感って、作品によって違うものですか?

 ここまで、根拠のない自信みたいなものがある作品は、『RENT』が初めてです。結果がどう出るかは別として、気持ちよく“乗れちゃう”んじゃないかと。極端に言えばこの作品って、何よりも舞台上にいる人達の生き様。僕はマークだけれど賀来だし、根本的にそこが違っていたらオーディションで選ばれなかったはずだし。だから自分のパワーを出し切って、舞台上でいかに、パワーのぶつかり合いをお客さんに伝えるかが大事だと考えています。

——『RENT』本番、そしてそれ以降の賀来さんがどう成長なさるか、楽しみです。俳優としてキャリアを積み重ねる中で、演技への欲や理想も出てくるのでは?

 出てきます。自分が頭の中でイメージしているものと、実際にできることって、常に違う。それを一致させたいといつも思ってやっていますけど、理想もどんどん高くなっていくから、完全に一致することはないのでしょうね。ずっと自分のイメージを追いかけて、追いつかなくて、その繰り返しで進んでいくのだと思います。今はとにかく『RENT』に向かって突き進み、消化不良なくやり遂げたいです。(了)

 

<プロフィール>かく・けんと 1989年7月3日生まれ東京都出身。デビュー以来、ドラマ『タンブリング』『アスコーマーチ』『らんま1/2』、映画『銀色の雨』『Paradise Kiss』など、数々のドラマ、映画、舞台に出演、幅広く活躍している注目の若手俳優。2012年はドラマ『クローバー』で主演のほか、舞台『モンティ・パイソンのスパマロット』『ロミオ&ジュリエット』『RENT』に出演するなど多くの舞台に挑戦している。

<公演情報>
『RENT』
2012年10月30日~12月2日 東京・シアタークリエ
2012年12月6日~12月9日兵庫・芸術文化センター 阪急中ホール
脚本・作詞・音楽:ジョナサン・ラーソン
演出:マイケル・グライフ
振付:ラリー・ケイグウィン
装置:マーク・ウェンドランド
衣裳:アンジェラ・ウェント
日本版リステージ:アンディ・セニョール Jr.
出演:賀来賢人、ジュリアン/中村倫也、石田ニコル/Jennifer、TAKE(Skoop On Somebody)/加藤潤一、ヨウスケ・クロフォード/田中(半角アケ)ロウマ、上木彩矢/ソニン、西国原礼子、Spi、千葉直生、伊藤友樹、海宝直人、小林由佳、セキグチタケオ、高城奈月子、田代絵麻
問い合わせ:
東京 東宝テレザーブ  03-3201-7777
兵庫 芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255

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