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INTERVIEW!『里見八犬伝』 加藤和樹さん

『里見八犬伝』に八犬士のリーダー的存在・犬山道節役で出演する加藤和樹さん。現在、ドラマ『赤い糸の女』に出演するなど、映像、音楽、舞台と幅広いジャンルで活躍する加藤さんに話を伺いました。

(写真/笹井孝祐 取材・文/大原 薫)

INTERVIEW & SPECIAL  2012 10/16 UPDATE

●『里見八犬伝』といえば、深作欣二監督の映画が有名ですね。今回の舞台版は深作監督のご子息である深作健太さんが演出することでも注目を集めています。

「僕は出演が決まってから深作監督の映画を拝見しました。映画版は千葉真一さんが、僕が演じる犬山道節を演じていたんですよね。不可思議な世界観の中で何かに導かれて犬士たちが戦わっていく物語で、八犬士の『玉』など、受け継ぐということも一つのテーマになっているんです」

●受け継ぐこと?

「そう、命をかけて戦ったことが来世に受け継がれて、何かを残すことができる……。これは僕らの仕事にも通じるものがあるなと思いますね。自分たちのやったことで生きた証明を残せたらいいな、と。深作さんが親子二代にわたってこの作品をやるということも、魂が受け継がれているのかなと思いますし。だから、今回の『里見八犬伝』は『身を削って命がけでやる』というくらいの気持ちで取り組まないといけないなと思っていますね」

●なるほど。

「この間も、(映画版の『里見八犬伝』に出演している)夏木マリさんとご一緒して『僕も八犬伝に出るんですよ』と言ったらとても喜んで、楽しみにして下さって。そういうふうに受け継がれるものもあるんだなと思いますね。僕らも以前の『里見八犬伝』を受け継ぎながら、僕たちが作り上げる、今の時代ならではの新たな魅力を付け加えていけたらと思いますね」

●演出家の深作健太さんとは?

「深作さんが初演出の舞台が僕の主演作(『罠』)だったんです。役者を追いこんで、芝居を徹底的に突き詰めていく姿勢にとても共感できましたね。深作さんが芝居を止めるのに『カット!』と言ったのが印象的でした(笑)。そのときは密室劇のサスペンスだったんですが、今回は深作さんの得意分野の(アクションがある)作品なので、とても楽しみです!」

●今回、加藤さんは殺陣に初挑戦しますね。

「アクションはライダーのときにやっていますが、剣を使うものは初めて。今は絶賛稽古中です。剣を持つ立ち回りは、アクションとはまったく違うんですよね。たとえば、後ろに剣を振り下ろすときに後ろに人がいたら危ない、とか。周りのことがよく見えてなければ、剣を持っての立ち回りというのはできないんですね。一人一人が気を使ってやらないと成り立たないんだなということは、稽古していて感じています」

●犬山道節という役は?

「八犬士のリーダー的存在で、思慮深くて洞察力もあって……。自分で大丈夫かなという不安もありますが(笑)、皆に支えられながら、チーム一丸となって作っていきたいですね。今回は同世代の方が多いし、コミュニケーションをちゃんと取って、八犬士のチーム力を作り上げられたらいいなと思います」

●今回の舞台版では、犬山道節の心の葛藤も描かれているようですね。

「芝居の中で道節が揺れ動いている様も見せられたら。『罠』のときに深作さんからよく言われたんですが、『感情で芝居をする』ということをやっていきたいと思いますね。冷静な部分も持ちながら、感情を演じる……。矛盾しているようですが、そのギリギリのラインを見せていきたいです」

●演じる上では、加藤さんはどうやってその感情を見つけていくんでしょうか?

「僕は演じるときに何かに置き換えるということをしないんですね。たとえば、泣く芝居に別のことを思い浮かべて泣いたりしても、結局その役の感情じゃなくなってしまうから。でも、舞台で役を演じていると自然とその気持ちが芽生えてくるんですよね。本当に悔しいとか、泣きたいとか。最近は本を読むだけでその中に入っちゃうんですよね。感情移入しやすくなったというか、ちょっといいシーンがあっただけでボロボロ泣いちゃったり(笑)。でも、それも自分の中ではいい変化だなと思いますね」

●今回の出演者には初舞台の方(渡部秀さん)もいますが、加藤さんの初舞台は?

「僕はテニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)です。そのときの気持ちは今でも覚えてますよ。緊張したけど、すごく楽しかった。終わった時は部活の打ち上げみたいな感じになったし(笑)、今もそこのチームで繋がっていたりする。初舞台の人がいるっていうのは気合が入りますよね。いい初日を迎えたいし、舞台っていいなと思ってもらえるように、現場も作っていかなきゃいけないなと思う」

●すでにリーダーっぽいですね。

「いえいえ、そこは皆に任せて……(笑)。西島(隆弘)君も早乙女(友貴)君も初めてご一緒しますが、二人とも殺陣が素晴らしいので教えてもらいながら、楽しくやっていきたいですね。チームとして支え合って意志の疎通をしていけば、舞台でも息が合ってくると思うんです」

●では最後に、メッセージをお願いします!

「『里見八犬伝』という歴史がある素晴らしい作品を舞台で演じます。力強く美しくカッコいい殺陣を見どころとして、受け継がれる魂をぜひ直に感じていただきたいですね。劇場でお待ちしています!」

『里見八犬伝』ビジュアル撮影現場より

 

[プロフィール]

加藤和樹

かとう・かずき
ミュージカル『テニスの王子様』跡部景吾役で脚光を浴びる。翻訳劇『罠』(主演)やロックミュージカル『King of the Blue』などの舞台に出演するかたわら、『ホタルノヒカリ』『インディゴの夜』など映像作品でも活躍。2006年にアーティストデビューし、5周年を迎えた2011年には東京、名古屋、兵庫の3都市でホールツアーを開催。秋には12か所で全国TOURを行った。2011年末に伊達幸志とユニットJOKERを結成。20125月にファーストライブを行った。
加藤和樹公式サイト●http://kazuki-kato.jp
JOKERツイッター●@JOKER_KD

[公演情報]

『里見八犬伝』

1116日~26日 新国立劇場 中劇場
1129日〜30日 NHK大阪ホール
脚本:鈴木哲也/演出:深作健太
出演:西島隆弘、渡部秀、村井良大、矢崎広、早乙女友貴、市瀬秀和、荒木宏文、加藤和樹、他
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京■0570-00-3337
公式サイト●http://www.ntv.co.jp/hakkenden/

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