インタビュー & 特集
SPECIAL! 長塚&河原の初タッグ舞台『テキサス-TEXAS-』公演レポ&コメント
長塚圭史さんの初期作品『テキサス-TEXAS-』が、11年ぶりに上演されています。初日前日の3月16日(金)、ゲネプロが行われました。その公演の様子と、出演者のコメントをお届けします。
INTERVIEW & SPECIAL 2012 3/24 UPDATE
『テキサス-TEXAS-』は2001年に、長塚圭史さん作・演出、河原雅彦さん率いる「HIGHLEG JESUS」、「阿佐ヶ谷スパイダース」俳優陣総出演で上演され、話題を呼んだ舞台。この作品が11年ぶりに、今度は河原雅彦さんの演出でよみがえりました。
東京で暮らすマサルが、彼女である伶菜を連れて6年ぶりに故郷の田舎町に帰ると、町はすっかり様子が違っていました。整形が流行し、姉をはじめ友人、知人のほとんどが別人のように顔が変わっています。さらに「町一番の大きな形のいい卵を産む鶏を所有する」という伝統の闘鶏のルールも「どちらかが死ぬまで戦わせる」というルールに変更されていて…。
そうと知らずに勝負を挑んだマサルは、身ぐるみ剥がれて彼女まで取られてしまいます。落胆するマサルのもとに、東京から借金取りが追いかけてきて——。
予想もつかない展開と随所に散りばめられた笑い、説教臭さのない乾いたバイオレンスが絶妙に絡んだこの長塚さんの初期作品に主演したのは、俳優でありミュージシャンでもある星野源さん。これが星野さんの舞台初主演作品になります。共演には、木南晴夏さん、野波麻帆さん、岡田義徳さんら個性的なメンバーが顔を揃えました。
公演に先立ち、長塚さん、河原さん、星野さんからオフィシャルコメントが届きましたのでご紹介します。
長塚さん
11年前のあの『テキサス』が幕を開けるというのがいまだに信じられません。大掛かりな嘘なんじゃないかとも思うのです。本当だとすると、河原さんの手によってあの嘘みたいな荒唐無稽が炸裂してくれるのではないかと。楽しみです。
河原さん
荒々しい青春時代に長塚圭史くんとコラボしたこの思い入れ深い作品を、魅力的なキャスト陣とともにさらに荒々しく再演することが出来て感無量であります。
のほほんとした日本のどこかの片田舎が舞台なのに、全編漂うヒリヒリとした危険な空気はまごうことなきウエスタン風味。
2012年版NEWテキサス、今回もかなーりキテます。乞うご期待!
星野さん
ものすごく奇妙なお話ですが、何も考えずに楽しんでいただけると思います。笑ったり怖がったり面白く過ごしていただければ幸いです。2時間出ずっぱりなので、うんこ漏らさないかだけが心配です。
[公演情報]
パルコ・プロデュース公演
『テキサス-TEXAS-』
2012年3月17日(土)〜4月8日(日) 東京 パルコ劇場
2012年4月14日(土)〜4月15日(日) 大阪 シアター・ドラマシティ
2012年4月17日(火)〜4月18日(水) 名古屋 名鉄ホール
作:長塚圭史 演出:河原雅彦
出演:星野 源、木南晴夏、野波麻帆、岡田義徳
福田転球、政岡泰志、伊達 暁
吉本菜穂子、山岸門人/
湯澤幸一郎、河原雅彦/高橋和也、松澤一之
お問い合わせ:
パルコ劇場 03-3477-5858(東京)
http://www.parco-play.com/
キョードーインフォメーション 06-7732-8888(大阪)
メ〜テレ・イベント事業部 052-331-9966(名古屋)