演劇 & エンタメ系 WEBマガジン omoshii

『ペルソナ４』はマルチエンディングのロールプレイングゲーム。主人公たちは「ペルソナ」と呼ばれる自分自身の心の力を駆使して、テレビの中の世界で敵と戦いながら、町で起きている連続殺人事件の解明に挑みます。日常パートにおける青春群像劇も人気で、昨年秋にはテレビアニメ化もされました。

舞台版は、「VISUALIVE」と銘打ち、視覚効果に特化したパフォーマンスと俳優の生の演技とを融合させたライブエンターテイメントとして、上演中です。

公演に先立ち行われたイベントには、主人公役・馬場徹さん、花村陽介役・前山剛久さん、里中千枝役・佃井皆美さん、巽完二役・近江陽一郎さん、長瀬大輔役・早乙女じょうじさん、堂島遼太郎役・谷口賢志さんが出席しました。

全員から一言ずつ挨拶があった後、スクリーンにそれぞれのキャラクター写真を映しながら、稽古の真っ最中の稽古場の裏話を披露。馬場さんが「今、アクションの稽古中なんですが、この４人（馬場さん、前山さん、佃井さん、近江さん）と天城雪子役・吉木（りさ）さんが、アクションの稽古をしているときに、アクションシーンのない２人（早乙女さんと谷口さん）がゲームしてるんですよ（笑）。『ペルソナ4』を」と暴露。谷口さんは「悔しいんですよ、僕らも（笑）。ペルソナ出したいよね」と笑顔で応じていました。でももちろん、ゲームをプレイしているのは遊びではなく、作品をより理解するための勉強なのだそうです。

作品のキーアイテム・メガネにちなんで、さまざまなメガネをかけるコーナーも。6人はじゃんけんで勝った順に、中の見えない袋に入ったメガネを選んでかけていました。オシャレメガネからネタものまでバラエティにとんだメガネ姿に、会場から拍手と笑いが。その後、普通のメガネにかけかえると、全員グッと素敵になっていました。

続いて、発売直前の対戦型格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』をプレイしました。馬場さん・近江さん・谷口さんの主人公チームと、前山さん・佃井さん・早乙女さんの花村チームの2チームに分かれて対戦。

2試合先に勝利したチームが勝ちというルールで対戦。馬場さんvs早乙女さん、谷口さんvs佃井さんの試合は、どちらも主人公チームの圧勝。ここで馬場さんから「次の試合で勝ったほうが勝ちということにしましょう」という男気溢れる提案が！　勝敗を決める3試合目は、前山さんと近江さんが対戦し、前山さんが勝利。花村チームの逆転勝ちとなりました。

ちなみに、決勝戦に挑むふたりはこんな感じ。前山さんの表情がけっこう真剣です！

最後に6人は舞台への意気込みを語りました。

谷口さん

『ペルソナ４』のファンの方、役者のファンの方、全ての人に誠実にお届けできるよう、最高の舞台を作って待っています。

早乙女さん

イベントにたくさんの方が来てくださってうれしいです。本番の舞台にもたくさん来てくださると思うので、役をしっかり演じきって成功させたいと思います。

 近江さん

今日は楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。金髪の不良といういつもの自分から想像できない役を演じられてうれしいです。

佃井さん

たくさんの方が愛している作品を舞台でやれる幸せを感じています。千枝というかわいくて元気な役に、共感していただけたらうれしいです。

前山さん

舞台は映像を使ったこれまでにない新しい作品になります。花村という重要な役でプレッシャーもありますが、めいっぱい楽しんで役を務めたいです。

馬場さん

この舞台のこの先の物語を描くために、今回のステージが重要になってくると思っています。面白い作品なので、まず今回の舞台をいいものにできるよう力を合わせて頑張っていきたいです。そしてもしシリーズ化できたら、役者としてよかったと思うし、さらに元気をお届けできると思います。ぜひ何度も足を運んでください。

［公演情報］

VISULAIVE『ペルソナ4』

2012年3月15日（木）～3月20日（火・祝）　東京・サンシャイン劇場
原作：PS2用ソフト『ペルソナ4』（Index）
脚本・演出：浅沼晋太郎（bpm）
映像演出：奥秀太郎
舞台音楽：和田俊輔（デス電所）
オリジナル音楽：目黒将司（Index）
出演：馬場徹、前山剛久、佃井皆美、吉木りさ、近江陽一郎、早乙女じょうじ、太田基裕、谷口賢志、伊藤マサミ、山口勝平（声の出演）　ほか
公式サイト：http://www.maql.co.jp/special/vlp4/
公式ブログ：http://vlp4.jugem.jp/
公式ツイッター：＠VISUALIVE_P4