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インタビュー & 特集

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SPECIAL! スタジオライフ『OZ』公演レポ&竜星涼さん・曽世海司さん会見

樹なつみさん原作の傑作SF漫画『OZ』がスタジオライフにより三度目の舞台化。公演初日に先立ちゲネプロが公開され、ムトー役で今回初舞台・初主演の竜星涼さん、1019役の曽世海司さんによる会見が行われました。

(取材・文/大原 薫)

INTERVIEW & SPECIAL  2012 2/28 UPDATE

公演はダブルキャストで、当日は竜星さんが主役を務めるZチームがゲネプロを公開。(Oチームでムトー役を務める松本慎也さんのインタビューは近日掲載! お楽しみに)

舞台は第3次世界大戦後の地球。いまだに戦乱状態が続く中、飢えも戦いもない夢の科学都市「OZ」の存在が噂されていました。天才少女フィリシア(関戸博一さん)が兄リオン(林修司さん)のいるというOZに向けて旅立とうとするとき、機械人間の1019(テン・ナイティーン)(曽世さん)がOZへの道先案内人として彼女の前に現れます。

OZを夢見る傭兵ムトー(竜星さん)と共に3人はOZへの旅を始めるのですが……。

代表作『トーマの心臓』など耽美な作品に定評があるスタジオライフが放つ、骨太なSF大作。見どころは男性ばかりの出演者によるダイナミックなアクションです。激しいガン・アクションや高い身体能力を活かしたファイティングなど、様々なタイプのアクションシーンが舞台狭しと繰り広げられるのは男優劇団ならではの迫力。

また、出演者が裏方を兼ねる劇団だからこそできるスピーディな舞台展開は息つく暇もないほど、グイグイと観客の心を引っ張っていきます。

一方で、スタジオライフらしい細やかな情感はこの作品でも健在。

人間の心を持たないはずの機械人間1019が徐々に感情を獲得していく様を、曽世さんが繊細に表現。また、荒廃した未来で「麦畑が見てみたい」と願う竜星さんのムトーが見せる表情は印象的です。初ヒロイン役のフィリシアを務める関戸さんが見せる、少女から大人へと変わっていく姿。傭兵ネイト(船戸慎士さん)と機械人間1024(青木隆敏さん)との禁断の恋。ムトーに反発しながらもいつの間にか惹かれていってしまうヴィアンカ(松本慎也さん)の女心。すべてのカギを握るリオン(林修司さん)の心の闇。多彩な登場人物が織りなす人間模様の中で、脚本・演出の倉田淳さんが訴える「生きるとは?」「人間とは?」というテーマが抒情性豊かに伝わってきます。

天才少女フィリシアと傭兵ムトー(左)

機械人間1019は、フィリシアに兄リオンの言葉を伝える

ムトーは第三次世界大戦後の混迷を極める世の中に生まれ育った

あらゆる情報を吸収し、人間らしく成長していく1019

フィリシアの姉・ヴィアンカはムトー逮捕に訪れるが…

事故で離れ離れになったムトーの無事を願うフィリシア

1019の中に目覚める別の人格は…!

傭兵ネイトと機械人間1024

同じ目的を胸に強い絆で結ばれるふたり

手に銃を、心に断固たる決意を秘めて、戦いを挑む

ムトーと1019

 

ゲネプロ公開後、竜星さん、曽世さんによる会見が行われました。

曽世 「スタジオライフにとっては三度目の『OZ』。内包されている強いテーマを際立たせるために、皆で作ってまいりました。千秋楽には燃え尽きる勢いで(笑)日々精進していきたいと思います」

竜星 「初めての舞台と初めての主役。ゲネプロを終えて自分なりの課題も見えてきたので、ムトーを千秋楽まで成長させながら、僕自身も役者として成長していきたいと思います。頑張ります」

と、気合い十分な2人。

『OZ』公演中には映画『ライアーゲーム-再生-』『桜蘭高校ホスト部』と2本の映画が公開になる竜星さんは、現在18歳。一方、劇団スタジオライフの劇団員は年齢非公開とのことですが、曽世さんは役名の1019(テン・ナイティーン)にひっかけて

曽世 「18歳とナインティーンで、あまり変わりはないです(笑)」

と笑わせました。続いて、質疑応答に。

● 男性だけの劇団に出演するのはいかがですか?

竜星 「それほど意識はしていなくて、入ってみたら男性ばかりだったという感じなのですが(笑)、結束力や絆がある劇団だと思います。僕も皆さんに温かく迎えてもらって、いい作品を一致団結することができた。とても芝居がやりやすい環境だと思います」

● 曽世さんなど、男性相手にキスシーンがありますね。

竜星 「最初は本当にキスするのかどうかわからなかったんですけど、『実際にキスするんだよ』と聞いて…(笑)。どうせするなら、美しく見えるキスができたらいいなと思います」

● 美しいキスシーンに見せるための工夫は?

竜星 「舞台のセットや照明などに助けられることもあるんだろうなと思って。あとは躊躇せず、ムトーでいることかな」

● 機械人間という、人間でない役を演じるのは?

曽世 「役者というのは心の揺れ動きをお客様にお見せするのが仕事。でも、この1019という役は空っぽな状態から始まっていろいろな刺激が入ってきて、感情が芽生えていく。それを体験させていただけるのは、僕の役者人生にとっても貴重なことだと思っていますね。『人間はこういうときにこう思うんだろうな』ということと逆の動きをするということで、演出の倉田淳ともディスカッションしながら作ってきました。苦労もしたけれど、とても面白かったですね」

● 演じる上でこだわっていることは?

竜星 「ムトーはランクAの傭兵。倉田さんには『今の立ち姿は渋谷にいる若者だよ』と言われたりしたので(笑)そこに気をつけながら、でも変に固くならないようにやっています」

曽世 「1019の中でどんなことが起きているかということを、お客様に想像していただける余白を残して演じたい。それが僕のこだわりですね」

● お気に入りのシーンは?

竜星 「どのシーンも思い入れがあるのですが、最後の1019とのやりとり。自分でもあまり考えない素の状態でその空気の中にいられるのは、海司さんの芝居を受けての自然な反応だと思うんです。感情が大きく揺れ動くのを体験できるところが好きですね」

曽世 「そのシーンの竜星の表情がとんでもなく素晴らしいんですよ。あのゴールに向かって走っていけるのが、何よりも楽しいんですよね」

『OZ』は3月12日まで、シアターサンモールにて上演。その後、3月20日名鉄ホール、3月22日・23日兵庫県立芸術文化センターにて上演されます。

 

 [公演情報]
『OZ』
2012年2月23日〜3月12日 東京 シアターサンモール
2012年3月20日 名古屋 名鉄ホール
2012年3月22日〜23日 兵庫 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
原作:樹なつみ ©樹なつみ/白泉社
脚本・演出:倉田淳
出演:松本慎也、竜星涼/曽世海司/及川健、関戸博一/林修司(特別出演・ルドビコ★)ほか
お問い合わせ:劇団スタジオライフ 03-3319-5645 (平日12:00~18:00)
http://www.studio-life.com/

 

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