インタビュー & 特集

『CLUB SEVEN ZEROⅡ』スペシャルpart.2公演ルポ: 大人たちが全力で魅せる笑いと感動!

怒涛のような展開で笑いと感動の渦が巻き起こる、圧倒的なニュー・エンターテインメント・ショー『CLUB SEVEN ZERO Ⅱ』(脚本・構成・演出・振付・出演:玉野和紀さん)。レジェンドメンバーが6年ぶりに集まり好評を博した『CLUB SEVEN –ZERO-』からさらに進化した今回のステージを、シリーズ16年の歩みを振り返りつつレポートします。(取材・文/大原薫)

INTERVIEW & SPECIAL 2019 6/26 UPDATE

ステージに並ぶドア。オープニングナンバーが始まり、扉を開けて黒の衣裳のキャストが登場する。ダンス、タップ、ソング……怒涛のようなオープニングシーンが『CLUB SEVEN』の肝だ。キャストの圧倒的なパワーとカッコよさにまず心を掴まれる。
そして、このスタイルは『CLUB SEVEN』立ち上げ時から変わっていない。

『CLUB SEVEN』がスタートしたのは2003年5月の1st.(品川プリンスホテル クラブeX 出演:玉野和紀/吉野圭吾・新納慎也・西村直人・原知宏/楓沙樹・久城彬)。そして、「面白い!」という評判を聞きつけ筆者が初めて観劇したのは2004年10月の2nd.(品川プリンスホテル クラブeX 出演:玉野和紀/吉野圭吾・東山義久・西村直人・原知宏/風花舞・蘭香レア)。
そのときの印象は、本当に怒涛のよう(笑)。時事ネタを含んだスケッチでは、当時流行っていたヨン様も飛び出してきた。爆笑のスケッチ、ドラマチックなミニミュージカル。そして五十音順ヒットメドレー。当時、こんなことを思いつく人は誰もいなかった。正直びっくりした。最後には「頑張れ」と心の中で応援した。こんなにも魅力的な人たちがいるのか……と一人一人に注目した。「CLUB SEVEN部長の玉野和紀です」という挨拶は当時からそうだったと記憶している。

スタート当初はアンサンブルだったキャストが『CLUB SEVEN』で力をつけ、数々のミュージカルでメインキャストとして活躍するようになっていった。
2011年4月の7th.公演からはシアタークリエに会場を移し、その頃にはキャストの人数も7人から9人に増やしての上演となり、「スターを生む作品」「登竜門」として位置づけられる。

大きく育った『CLUB SEVEN』だが、玉野さんは一度原点に戻そうと考える。男性5人女性2人の7人編成に戻し、レジェンドキャストが集合した2017年の『CLUB SEVEN-ZERO』。
今回はその流れを汲み、さらに進化した『ZERO Ⅱ』として上演されることになった。
これまで書いてきたとおり、基本的な構成(ソング&ダンス、抱腹絶倒のスケッチ、2幕のミニミュージカル、五十音順ヒットメドレー)は当初から変わらない。でも、それが「お決まり」にならず、いつも新鮮な感覚で見られるのは、最新の素材に貪欲に玉野さんがチャレンジし、エンターテインメントとして毎回目を見張るほどアップデートしているということ。一方、公演の回を重ねるごとに自然と定着していった名キャラクターたち、玉野さんの「玉子(たまこ)」や西村直人さんの「ニャンコ」などとの再会も嬉しい。
今回は客席のペンライトが参加型演出の一部として、さらに一体感ある楽しいステージが繰り広げられた。

今回の出演キャストは1st.から出演する玉野さん、吉野圭吾さん、西村さん、2nd.から出演する東山義久さんというレジェンドキャストが集まった。そして、若手キャストとして、2015年の10th.に出演した大山真志さん、宝塚男役OGとして実力を誇る北翔海莉さん、沙央くらまさんの全7名。
ミュージカルの舞台ではクールに美しい姿を見せる吉野さんが抜群の間合いで笑いを生み出し、東山さんはDIAMOND☆DOGSのリーダーとは違う一面を見せて、思い切りのよい演技を見せる。自在に空気を操る実力者、西村さん。そして八面六臂の活躍を見せる玉野さん。レジェンドキャストに引けを取らぬ大山さんの色濃い個性も得難い。
初登場の北翔さんと沙央さんは宝塚時代では予想もつかない姿も堂々と演じているのがなんともおかしい。ハードな五十音順ヒットメドレーでも余裕さえ感じさせるようなポテンシャルの高さを見せた。

全77曲をノンストップで駆け抜けた五十音順ヒットメドレー。最後の「ん」のナンバーで輪になって歌う姿を見てちょっと泣きそうになる。
決してハイテクではない。むしろアナログ。でも、アナログならではのパワーがそこにはあふれていた。こんなにも一生懸命になって全力で演じる人たちの生きる力に圧倒されたのだ。
人の心を動かせるのは人間だけ。そんなシンプルなテーマが原点に返った『CLUB SEVEN ZEROⅡ』で浮かび上がる。

★男性キャストスペシャル座談会はこちら!

『CLUB SEVEN ZEROⅡ』
2019年6月15日(土)~30日(日)東京・シアタークリエ
2019年7月3日(水)愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
2019年7月5日(金)~7日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
脚本・構成・演出・振付:玉野和紀
出演:玉野和紀、吉野圭吾、東山義久、西村直人、大山真志、沙央くらま、北翔海莉


  • Google広告 記事下 468×60

  • 15バナーA

    15バナーA
  • バナーomo11_s

    バナーomo11_s
  • オモシィマグ6

    オモシィマグ6
  • mag4banner

    mag4banner
  • omo10_banner_small

    omo10_banner_small
  • オモシィ会員登録

    オモシィ会員登録
  • banner14s

    banner14s
  • 書店バナー

    書店バナー
  • Google広告 サブバー 200×200

  • omoshii 13 申し込み

    omoshii 13 申し込み
  • omo7_small

    omo7_small
  • omoshii12

    omoshii12
  • 川本成のオレ哲学

    川本成のオレ哲学
  • 公演情報登録

    公演情報登録
  • anfan

    anfan
  • omo9_small

    omo9_small
  • omo8_small

    omo8_small
  • MAG_BANNER

    MAG_BANNER
  • MAG2_RENSAI_BANNER

    MAG2_RENSAI_BANNER
  • Sparkle

    Sparkle
  • 劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録

    劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録
  • 大原薫 There’s only here

    大原薫 There's only here