インタビュー & 特集

自分は「舞台俳優」「演劇人」と思っています!『OUT OF FOCUS!』畠山遼さんインタビュー

嘘と勘違いと人情が錯綜する、男10人で 演じるワンシチュエーションコメディ『OUT OF FOCUS!』が2月9日に初日を迎えました。現在上演中のこの舞台で、初めての主演舞台に挑む畠山遼さんにお話を伺いました。(撮影/笹井タカマサ 文/臼井祥子)

INTERVIEW & SPECIAL 2019 2/13 UPDATE

●畠山さんの初観劇はいつ頃ですか?

高校1年生のとき校外学習で観た劇団四季の『ライオンキング』です。でもその時は観ただけで、特に役者になりたいと思っていなかったです。

●すると役者を目指したきっかけは?

高校を卒業したらどうしようと考えていたときに、その頃カットモデルをやっていたんですが、その関係で雑誌のオーディションを教えてもらって、それを受けて、賞を頂いて、養成所に入ったです。当時、ドラマや映画をレンタルショップで借りて、すごくよく見ていたんですよ。それでそっちの道もいいかなと思って、養成所では俳優を目指すコースを選びました。だからその頃想像していた俳優のイメージは、映像の仕事でした

養成所を卒業する頃、縁あって今の事務所に所属しました。その年の夏に舞台のオーディションを受けて、出させていただいたのが、初舞台の『闇の皇太子』です。

●その頃、舞台はよく観に行っていましたか?

それが全然観てなかったです(笑)。だから舞台って何をやるんだろうって、まったくわからない状態で参加しました。印象に残っているのは…本番中に、セットの梁に頭をぶつけちゃったことと、台本を1ページ飛ばしてしまったことですね。

●本番で?

はい、舞台の序盤に。それを主演の榊原徹士くんが自然に戻してくれました。僕はもう頭が真っ白で、本番中ずっと引きずってましたが…。本当に救われました。でも最初にそういう経験をしたおかげで、その後の舞台で新人の子が何か失敗しても前向きにフォローできるようになりましたね。

●その後いろんな舞台に出ていらっしゃいますが、印象深い作品は?

たくさんあるので、一つを選ぶのは難しいのですが、デビューして間もない頃に亀田真二郎さんとの出会いがあったんですけど、「舞台ってこんなに面白いんだ」って気づかせてくれそれから舞台をすごく好きになって、これからもやっていこうと腹をくくる事ができました。『異聞天狼伝〜會津新撰組残党記〜』では1公演だけ増田裕生さんの代役で出演して、 まだ経験も浅く右も左もわからず苦しんだ記憶があるんですが、今考えるとすごくありがたい経験をさせていただいたと思っています。

それから『舞台「黒子のバスケ」』。出演させていただいて、自分に代表作ができたと感じています。

『黒子のバスケ』(以降くろステ)といえば、『BROTHERS CONFLICT 』で、朝日奈昴役をやらせていただいたんですけど、彼と「くろステ」で演じた緑間真太郎は、どちらもアニメ版の声優さんが小野大輔さんなんです。しかも二人ともバスケ選手でポジションがシューティングガード。不思議な縁を感じました。

●小野大輔さんと雰囲気が似ているとか、そういうこともあるのかも?

だとしたら嬉しいです。くろステ」で高尾を演じてる山田ジェームス武くんも、アニメの声優さんである鈴木達央さんと雰囲気が似てるんですよ。4人で写真を撮らせていただいたことがあるんですけど、それ見ると雰囲気が本当に似てるって思います。自分で言ってすみません(笑)。

●畠山さんは、ほかに舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』やミュージカル『スタミュ』 など、2.5次元舞台に多く出演していらっしゃいますが、ご自分の意識としてはどうなんでしょうか?「2.5次元の役者」という気持ちがありますか?

2.5次元ももちろん本当に好きだし、キャラクターに愛着がわくところが魅力だと思いますけど、オリジナルはオリジナルで自由に自分で考えてできるところがすごく面白いと思うので、そこはそんなに意識していないです。それよりは、今は映像よりは舞台をやらせていただく機会が多いので、自分は「舞台俳優」「演劇人」なのかなと思っています。

●今後出てみたい舞台はありますか?

めちゃくちゃ重い、日常生活病んじゃうくらいの役をやってみたいですね。

●そんな畠山さんの最新作が、9日初日の舞台『OUT OF FOCUS!』。こちらはコメディですね。

はい。座長を務めるのが初めての経験で。去年「銀英伝」の公演が終わった頃から、お風呂に入るたびに「俺、主演だー」って気持ちがわきあがってきたんですよ。喜びというより、プレッシャーが大きかったように思います。「大丈夫かな」って。

稽古が始まってからも、最初は、夜寝ていても目が覚めちゃうような日々が続いていました。

●相当なプレッシャーを感じていたのですね。

もともと神経質なほうなんですけど、やはり責任感というか、絶対に面白い舞台にしたいって気持ちが強かったんですよ。お客様はもちろん、共演者スタッフの皆さんにも心から楽しんでほしいなって。それができなかったらどうしようという思いがありました。

●それはどうやって乗り越えましたか?

そんな自分を支えてくれるキャストがいるって気づけたことが大きいです。本当にみんなに感謝してるんです。一生忘れられない10人になると思っています。

●これまでの舞台でいろんな座長さんを見てきたと思うのですが、こんな座長になりたいと思った方は?

『英雄伝説 閃の軌跡』に主演していたときののすけ(松村龍之介)です。どんなに難しい状況でも、前のめりに演出家が求めているものに応えようとしている姿がかっこよかった。僕もそうありたいと思いました。

あとは、主演舞台が決まったとき、マネージャーさんに言われた「誰よりも一番妥協しない、諦めない人でいてほしい」という言葉を胸に、毎日稽古に取り組んできました。

でも本当にみんなすごいんですよ。誰一人妥協してない。みんな、いい作品にしようという思いが強いんです。

●共演者の皆さんについて教えてください。

健人(北村健人)は冷静でお笑いの嗅覚がすごいです。郁(正木 郁)は座組のマスコット的存在なんですけど、いつも真摯に取り組んでいて、「役者」と思わせてくれる人。佑介くん(柏木佑介)は感じたことはスパッと言うタイプで、ちゃんと伝えてくれるという安心感があります。由多加さん(石井由多加)はクレバーなタイプ。本当に必要なことは言ってくれる信頼できる方です。恒(村田 恒)はいつも決まった位置で台本を読んでいて、とても真面目。ゆるっとしているところも素敵です(笑)。

きしたくさん(岸本卓也)は思ってることはズバズバ言うタイプで、お客さんからどう見えるかをすごい考えている人。章太郎さん(向野章太郎)はいつもひとボケ入れて、現場を明るくしてくれます。親父ギャグを言うお父さんみたいな方。シュンリーさん(髙木 俊)は作品全体を考えていろいろ提案してくれる方です。今回、面白くするためにいちばん戦った人。頼れる人で、ご飯にも連れて行ってもらいました。まっすんさん(増田裕生)はとてもパワフル。台詞のトーンは低いのにしっかり聞こえるし、とてもずっしりした芝居をする人です。

素晴らしい役者が揃ったので、この10人だからこそできる芝居をお届けします!

●最後に作品の魅力をアピールしてください。

ど定番の、勘違いから始まるドタバタコメディです。主人公の成長ストーリーでもあります。最後に巻き起こるまさかの展開に、思う存分笑ってほしいです。皆様ぜひ劇場にいらしてください!

OUT OF FOCUS!』は2月17日まで、シアターサンモールにて上演中です!

[公演情報]

OUT OF FOCUS!』

201929()217() シアターサンモール

演出:鈴木智晴(劇団東京都鈴木区)

脚本:葛木英

出演:畠山遼/北村健人・正木郁・柏木佑介・石井由多加・村田恒/岸本卓也・向野章太郎/髙木俊・増田裕生

http://ody-inc.com/release/out_of_focus.html


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