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INTERVIEW! 舞台『少年探偵団』に主演する佐藤永典さん – Part.1

この秋、江戸川乱歩の『怪人と少年探偵』を原作にした舞台『少年探偵団』が上演されます。小林少年率いる少年探偵団が、人形に扮した宝石泥棒「人形怪盗」を追い、謎の解明に挑む探偵冒険活劇です。

この舞台で主役の小林少年役を演じるのは、人気若手俳優・佐藤永典さん。2011年2月に3都市で行われた*pnish*プロデュースの舞台『黄金仮面』で、同じ小林少年を演じ、ストーリーテラーとして進行役でも活躍した佐藤さんが、初座長を務めます。

まだ稽古が始まる前の佐藤さんに、お話をうかがいました。

(撮影/笹井孝祐 取材・文/アンファン)

INTERVIEW & SPECIAL  2011 9/27 UPDATE

●インタビュー1

——まずは、同じ小林少年役ということで『黄金仮面』に出演された時のことを教えてください。特に思い出に残っているのはどんなことですか?

「言葉のイントネーションが難しかったです。昔の言葉や、普段使わない言葉が多くて、自分が思っていた読み方と、アクセントをおく場所が違っていたりしたんですよ。ストーリーテラーという説明をする役なのに、一つの文章につき必ず一か所は間違っているような状態で(笑)。でも最初は自分では間違っているって気付いてなくて、何度も注意されて、すごく苦労しました。松野太紀さんや井上優さんに聞いてもらってチェックしていただいたりもしました」

——台詞の量も多かったですね。

「これまでの舞台で一番多かったです。覚えるのは大変でした。でも会話はそれほどなかったから、とにかく覚えるだけという点では、ひたすら練習できるのでよかったですけど。少し早めに脚本をもらって練習してました。稽古も台詞を覚えないと始まらない。みんなと離れてひとりでしゃべるところが多かったから、稽古の最初のほうは僕は離れていて、お芝居を作った上で、僕の立ち位置をどこにするか決める感じで。最初は不安でやばかったですね。孤独な作業でくじけそうになりました」

——これまで出演したミュージカル『テニスの王子様』や『冒険者たち』『マグダラなマリア』などでは、お芝居だけではなくて歌で魅せることもできましたが、『黄金仮面』はど真ん中のストレートプレイだったから、また勝手が違ったのではないでしょうか。

「歌は……好きだけどあまり得意じゃないので、かえってよかったです(笑)。もし歌もあったら、台詞だけじゃなくて歌の練習も必死にならないといけないところでした」

——それじゃストレートプレイだった分、お芝居に集中できましたか。

「と、思います。僕は人にものを説明するのがあまり得意じゃないんです。でもストーリーテラーなのに話したことがお客さんに伝わらないようだったら『黄金仮面』に僕はいらないってことになるじゃないですか。だからそこはすごく頑張らないといけなくて。声優をやっていた松野さんや、事務所の先輩の小西(遼生)さんたち、ベテランの俳優さんたちがしゃべり方、伝え方を教えてくださって、すごく勉強になりました。最初は、自分の中にあるイメージでやっていたんですよ。そうしたら『そういうのはいらない』って演出の西沢栄治さんに言われて…」

——どんなイメージだったんですか?

「『こんなことがあったんです……。しかし!(と抑揚をつけてしゃべる)』みたいな、ちょっと大げさに語る、そういうイメージがあったんです。でもそれは違うと。『そういうのはいらない。眠るように、でも眠らないようにやれ』って。最初はそれがよくわからなくて……くじけそうになりました(笑)」

——江戸川乱歩はもともと読んでましたか?

「読んでなくて、舞台が決まって『黄金仮面』を読みました。明智探偵とか小林少年とか、名前は知っていたんですけど。それで読んだらすごく面白かった。けど、漢字が読めない(笑)! 小説も台本も知らない漢字だらけで。僕、そういう顔をしているのかよくわからないんですけど、頭がよかったり鋭かったりする役が多いんです。以前出ていたマグダラ(『マグダラなマリア』)でも、頭のいい女の子の役で、湯澤(幸一郎)さんや津田(健次郎)さんに『なんでお前がこんな役やってんだろうね? 台詞1個もわかってないでしょ(笑)』って言われましたよ(笑)」

——利発な顔立ちをしているんですね。

「そう見えるなら、そういう役もできるようにならないといけないと思ってます」

——でも確かに、江戸川乱歩の世界の台詞は、普段使う言葉とは少し違いますよね。それにあの時代独特のあやしい雰囲気もあったんじゃないかと思うのですが。

「そうですね。特に言葉遣いに表れるのかなと思います。『なんとかなのだよ』『何々なのです』『そうなのだけどね』とか。『なんだよ』『なんです』じゃないんですよ。そこはすごく忠実にやってて、でも慣れてないから僕だけじゃなくてみんな苦労してました。『今』っぽくなっちゃいけないんですよ。大変だったけど、言葉一つで世界が変わっていくってことが面白かったです」

 ***

『黄金仮面』で、独特な言葉遣いと台詞の量に苦労したという佐藤さん。再び挑む江戸川乱歩の世界に、今度は座長として挑みます。

インタビュー2に続く)

●プロフィール

佐藤永典(さとう・ひさのり)

2008年ミュージカル『テニスの王子様』でデビュー。テレビ番組『ビットワールド』(NHK教育)や、主演映画『君へのメロディー』『ライトノベルの楽しい書き方』に出演。最近の主な舞台出演作品はミュージカル『冒険者たち』『マグダラなマリア』『遠ざかるネバーランド』など。現在、映画『行け!男子高校演劇部』(http://ikedan-movie.com/)が公開中。また今冬に映画『王様ゲーム』が公開予定。

●公演情報

『少年探偵団』
2011年10月5日(水)~16日(日)
青山円形劇場

原作:江戸川乱歩 『怪人と少年探偵』
脚本:石井幸一(一徳会/K・A・G) 演出:中野成樹
出演:佐藤永典 阿久津愼太郎(D2) 岩義人 鯨井康介 根岸拓哉(D2) 平井浩基/石倉良信/細見大輔

問い合わせ:ネルケプランニング 03-3715-5624 (平日11:00~18:00)
http://www.nelke.co.jp/stage/shonen-tanteidan2011/

(情報は2011年9月現在のものです)

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