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インタビュー & 特集

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SPECIAL! 『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』水夏希さん&白羽ゆりさん

雪組トップコンビとして『エリザベート』に出演し、6度目の上演ながら新たな作品の魅力を放つことに成功した水夏希さんと白羽ゆりさん。『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』フルコスチュームバージョンでは、退団以降初めて二人の本格的な共演がかないました。現在、大阪公演のフルコスチュームバージョンを終えて、次はアニバーサリーバージョンと2017年1月の東京公演がまっています。お二人がそろうと、当時の秘話から今コンサートへの想いまで話は尽きず…。(取材・文/小野寺亜紀、撮影/熊谷仁男、舞台写真/岸隆子(Studio Elenish))

INTERVIEW & SPECIAL  2016 12/15 UPDATE

――2007年雪組公演『エリザベート』は、お二人のトップコンビお披露目公演でもありましたね。
:『エリザベート』という大作で、手に手をとって頑張らなければいけない状況だっただけに、組がひとつになれた作品でした。

――白羽ゆりさんのエリザベートはどうでしたか?
:とにかく美しいですよね。声も伸びやかで、昨日のお稽古でもすごく響いているなと。骨に響く感じです(笑)。
白羽いえいえ、感情でいってしまうんです。泣きながら歌うとか、最近の舞台では少なかったのでコントロールをするのが難しいです。

――水夏希さんのトートはどうでしたか?
白羽:とてもこだわりを持たれ、独自のトートをというお気持ちなのがすごく伝わってきました。
:6人目のトートということで、自分らしさをどうやって出そうかとすごく考えました。毎回トートのテーマカラーが違うのですが、小池先生に「緑」と言われたときは「緑か…」と。あまり好きな色ではなかったんですよね(苦笑)。
白羽:そうなんですか? 緑が本当にぴったりでした!
:深い青が入ったようなエメラルド的な緑になって、今では気に入っています。

――手のタトゥーの装飾なども印象的でした。
:そうそう、自分独自のものをと思ったんです。役作りとしては、“しつこさ”“執念”というのを出していきたいと思っていました。
白羽:それ、すごく感じてました! 「トートってこんなに“諦めない”という感じだった?」というような。
:(笑)。“死”という存在が最初に人間のような感情を持ち、シシィ(エリザベート)を追いかけ最後に自分の元に引き寄せるまでを、すごく自分の中で組み立てて演じていましたね。ルドルフの棺の前でシシィに拒否をされてとてもショックを受けて、そこからシシィの前にはしばらく現れないんです。すごく傷ついてしまって。
白羽:繊細なトートでした。男役は強いというイメージがあったので、「男役さんでそういう部分を見せちゃっていいの?」という感覚も。一方で攻撃的な部分も感じたり、水さんの色んな面をトートで“見せちゃってる”という感じでした。
:うん(笑)。

――2幕の「運動の間」で、医者に扮した水さんのトートがエリザベートに迫るシーンの迫力もすごかったです。
:あそこ大好きでした! トートが「死ねばいい!」って言い放つんだよね(笑)
白羽:マントのようにジャケットを広げてエリザベートを見下ろして…すごかったです! 色んな場面で少しずつ、私たちに合わせて演出が変わるというのも面白いなと思いました。
:そうだね。私はお稽古の途中から、「動きを少し爬虫類系にしようか」と言われて。ヌメッと冷たい感じがテーマでした(笑)。

――今だから分かる『エリザベート』作品の良さってありますか?
:やはり楽曲の奥深さですね。雪組公演時はとにかく覚えて歌って…という感じでしたが、今は根本が分かったうえでどのように詰めていくか、という作業ができるので、再演のありがたさをとても感じています。
白羽:現役時代も先生に「楽譜は本当によく出来ている。エリザベートの心情がそのまま音楽で表現されている」と言われたのですが、「どうして不協和音なの? どうして半音でいくの?」という部分も含めて、譜面にもう一度戻ることでエリザベートをきちんと表現できることを実感しています。
:本当によく出来ている音楽だよね。
白羽:幕開きの何とも言えない不協和音とか、ルドルフが死ぬときの高音のワワワワ~という伴奏とか、客席で観ていても鳥肌ものです。「え、後ろに誰かいる?」というような…。
:音楽だけではない、何者かが存在しているようなね。
白羽そうなんです。すごいなと思います。そこまで感じる余裕が現役時代にはなかったです。
:私も今回「譜面に戻ってください」とよく言われたので、改めてという感じです。『エリザベート』の音楽は、美しいメロディの中にロックの旋律が入っているのが独特だなと思います。

――今回バラエティにとんだコンサートですね。
:フルコスチュームで扮装して、でも手にはマイクと、未知な楽しみがたくさん。でも、作品自体はものすごく難しいので、納得のいくレベルまでもっていきたいなと思います。
白羽:私はガラ・コンサートは2回目ですが、色んな経験を積んだ重みなどが全てプラスになると4年前に感じたんですね。さらに4年経って怖さもありますけど、きちんとエリザベートに向き合うことができるのは幸せです。それにエリザベートは美への執着がとても強い方だったので、改めて美に対しても本気で考えなければと思います。
:なるほどね(笑)。

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水 夏希(みず なつき)
千葉県出身。1993年宝塚歌劇団に入団、クールで現代的な持ち味、シャープなダンスなどで人気を集める。2007年に『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』トート役で雪組トップスターとしてお披露目を果たす。『ベルサイユのばら』ではオスカル・アンドレ等主要人物4役を演じ、宝塚初の天覧公演の主役も務めた。また雪組男役スター5人による「AQUA5」を結成、世界陸上大阪大会でデビュー曲を披露する。2010年に退団後は舞台を中心に活躍。主な出演作品に、『7DOORS~青ひげ公の城』『BAD GIRLS meets BAD BOYS』『屋根の上のヴァイオリン弾き』、ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』、『新版 義経千本桜』、『サラ・ベルナール~命が命を生む時~』など。

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白羽 ゆり(しらはね ゆり)
福島県出身。1998年宝塚歌劇団に入団。華やかな舞台姿で注目を集め、新人公演ヒロインなど様々な役柄で経験を重ねる。月組、雪組を経て2005年『ベルサイユのばら』マリー・アントワネット役で星組トップ娘役に就任。2006年雪組に組替えとなり、水夏希の相手役として『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』エリザベート役で大劇場トップコンビお披露目を果たす。2009年に退団後は女優として幅広く活躍。主な舞台の出演作に、ミュージカル『シェルブールの雨傘』ヒロイン、『ボニー&クライド』『銀河英雄伝説』『ピーターパン』など。TV『冬のサクラ』、大河ドラマ『八重の桜』、『ど根性ガエル』『黒い十人の女』、映画『大奥』『でーれーガールズ』などにも出演。2012年『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』ではエリザベート役として出演した。

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水さん&白羽さんの対談のロングバージョン完全版と未公開写真は、20171月発売予定『omoshii mag vol.8』でお読みいただけます


【公演データ】
三井住友VISAカードpresents
『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナルプロダクション:ウィーン劇場協会
構成・演出・訳詞:小池修一郎
演出:中村一徳
出演:一路真輝、麻路さき、高嶺ふぶき、稔幸、香寿たつき、えまおゆう、姿月あさと、白城あやか(東京公演のみ)、湖月わたる、月影瞳、彩輝なお、花總まり、安蘭けい、春野寿美礼、朝海ひかる、大空祐飛(東京公演のみ)、瀬奈じゅん(東京公演のみ)、水夏希、大鳥れい、霧矢大夢(大阪公演のみ)、紫城るい、白羽ゆり、凰稀かなめ(東京公演のみ)、龍真咲、ほか
<宝塚歌劇団>※特別出演
轟悠(東京公演のみ/大阪公演はビデオ出演)
京三紗、飛鳥裕、五峰亜季、美穂圭子、凪七瑠海(東京公演のみ)

◆大阪公演 12月9日(金)~18日(日) 梅田芸術劇場メインホール
◆東京公演 2017年1月8日(日)~20日(金) Bunkamura オーチャードホール
梅田芸術劇場 東京:0570-077-039  大阪:06-6377-3800

URL:http://www.umegei.com/elisabethgala20/

 

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