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INTERVIEW! 『TARO URASHIMA』 木村了さん×上原多香子さんpart.2

ミュージカル『TARO URASHIMA』。世界一運の悪い浦島太郎役の木村了さんと、卑屈で引きこもりな乙姫役の上原多香子さん。今回の舞台が初共演となるお二人のお互いの印象は? 浦島太郎×乙姫対談の後編をお届けします!
(取材・文/SAKADO KIWAMI)

INTERVIEW & SPECIAL  2016 8/10 UPDATE

(part.1より続く)

――お2人以外のキャラクターや共演者の面白いところを教えてください。

木村 ま、全体的に面白いですよね~、普通の人がいないから(笑)。中でも深海王子(本名:タツノオトシゴ王子。自分のことを深海の王子と名乗っている/原田優一)のところは、めっっっちゃ面白いです。「ヤバい、何、これ」ってくらい(笑)

上原 私、そこのシーンまだ見てないんですよね! でも最初の顔合わせの挨拶の時にもう、原田くんが「命がけでマントを翻し続けます」と言ってたので。

木村 確かに言ってた! でもこの間の稽古では一切翻してなかった!(爆笑) でも深海王子のシーンは歌で劇場を支配していて素晴らしい面白さですね。

上原 うん、サカケンさん(=坂元健児/深海王子と乙姫の父親で、竜宮を収める王・竜王役)と原田くんはもう「歌」ってもので、もう何をやってもボーンと持っていける強さがあるので。

木村 そう、ミュージカル『TARO URASHIMA』のミュージカルの部分は全部2人が担ってるから。

上原 私たちもちょっとあるんですけど、ザ・ミュージカルという形は、もう。

木村 もう、僕たちも歌うのにそれはおまけって勢いで彼ら2人がすごいです(笑)。

上原 あとはやっぱり、今回みんな名前からしてユニークなので……。何か慣れてきちゃったんですけど、最初もらったときは「ヒラメン(乙姫の友達で二次元カルチャー好き/碕理人)」とか「アンコー(同じく乙姫のよき理解者/土屋シオン)」とか、あと何だっけ、虫!

木村 ダイオウグソクムシ参謀(乙姫に一目惚れする深海王子の右腕的存在/辻本祐樹)ね! タカアシガニ将軍(ダイオウグソクムシ参謀に叶わぬ恋をしている/舘形比呂一)とか。

上原 (笑)。だいぶ慣れてきちゃってはいるけど、最初は「ええ?」って思いましたよね。

木村 だいぶ慣れてきましたね。ダイオウグソクムシに関してはしつこいほど自分で名乗ってるから……その名前に誇りがあるんでしょうね。でも長すぎるから台本では「参謀」って略されてるけど(笑)。そういう自虐のナンバー(曲)もありますから。

――すごく楽しそうですね。

木村 楽しいんですけどね~! 一体何処に向かっているのか……。

上原 ふふふ(笑)。

――お二人の共演は始めてですが、互いの印象はどうでしたか?

木村 どうですかね~。まだ分かってないと思います。でも僕、敢えてタメ口でしゃべるとかいろいろ距離を縮めるチャレンジはしているんですけど。その後ちゃんと反省もして、「あいつ馴れ馴れしいな」って思ってるのかな、とかドキドキしながら(笑)。

上原 えー(笑)。でも私もまだ分かってないですね。席(メイク台)も隣だし、本番までにもうちょっと理解してると思うんですが。私たちお互いもですが、初共演の人が多い座組ですし、いつも座長としていろいろ全体を気遣ってくださってる印象が強いですね。

木村 うん、初共演が多いからもっと飲みに行ったりしたいですよね、稽古中の醍醐味ですし。

上原 いいですね。

木村 でもここらへん(稽古場付近)にはお店が何もないという(笑)。

上原 本当に何もない。倉庫しかない。稽古場を出ると磯の香りがするという。

木村 それがまたね、哀愁がちょっとこう……。でも“浦島太郎”には合ってるのかもしれない。

上原 人数も多いから大移動ですね(笑)。

――お二人にとって、舞台ってどういう存在ですか?

木村 僕はもう、率直にすごい好きです、観るのもやるのも面白い。でも観客として観にいくときは素人目でしか観られないですね。楽しいのも難しいのも好きだから、たまについていけなかったりして(笑)、だからなるべく自分でお金を払って観にいくようにしています、着いていけない場合申し訳ないから……。でもこの舞台はそういうことの一切ない、本当に“エンタメ”ね作品なので、いろんな方に観てほしいですね。

上原 やっぱりミュージカルって難しいことを考えずにエンターテインメントとして楽しめるじゃないですか。映像とは違って生のものなので、その日その日のお客様によって、作ってきたものも変わっていきますし。そういうライブ感はやっててドキドキしますし、観ていてすごく楽しいですね。

木村 スッキリしたハッピーエンドなので、何の先入観もなく、浦島太郎って確かああいう話だったよな~っていうので観にきていただければ、いい意味で裏切られるし、記憶の中の“浦島太郎”を書き換えられると思います(笑)。

上原 夏休みなのでお子さんが観て理解できるし、大人の方にはまた一つ深い理解でたくさん笑える。この舞台で日頃のストレスを忘れていただきたですね。

――この作品をやる前とやった後で、自分はどんなふうに変わっていると思いますか?

木村 僕は多分、太郎にちょっと影響されて自信をつけて前向きに頑張れるようになっていると思います(笑)。今までもアホっぽい明るい役をやることは多かったけど、ここまで太郎っていう人のモチベーションが見えないのは初めてなんですよ……。竜宮城にいって順応する速さ、恋に落ちる速さ。ある意味ニュータイプで、受け入れるのが早いんですよすね。

上原 私は久しぶりのミュージカルな上に、台本にまず歌詞が載っていて、そこからメロディーをつけるっていう作業に当たるのは初めてなんです。今までやったミュージカルは全部原作ものとか再演だったけど、今回は完璧なオリジナルなので、この歌詞がどういう曲になるんだろうってすごい楽しみだった部分もあって。

木村 まともな歌詞がないですもんね(笑)。

上原 はい(笑)。一つひとつが本当にキャッチーでステキな曲なので、ミュージカルとして楽しんでいただけたらうれしいですし、せっかくすごい面白い歌詞がいっぱいあるので、そういうところもちゃんと聞いてもらえたらうれしいな。私の中では新しいチャレンジなので、一つひとつ柔軟に取り組んでいきたいですね。

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[プロフィール]

きむら・りょう
1988年9月23日生まれ、東京都出身。
ドラマ『WATER BOYS2』『のだめカンタービレ』『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や、舞台、近代能楽集『弱法師』『浮標』『ライチ☆光クラブ』『鉈切り丸』、學蘭歌劇 『帝一の國』など、様々な分野で活躍している。

うえはら・たかこ
1983年1月14日生まれ、沖縄県出身。
アイドルグループ・SPEEDのメンバーとしてデビューし、現在、歌手、女優として活躍中。初舞台は2005年『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。主な舞台にミュージカル『ウェディング・シンガー』、タクフェス『くちづけ』などがある。

[公演情報]

『TARO URASHIMA』

2016年8月11日(木・祝)~15日(月)東京・明治座
脚本/歌詞 池田鉄洋
演出 板垣恭一
音楽 伊藤靖浩
出演 木村了、上原多香子、斉藤暁、崎本大海/滝口幸広、辻本祐樹、原田優一、土屋シオン、碕理人、森田涼花、角島美緒、二瓶拓也、高木凛、大堀こういち、竹内寿、中村太郎、月岡弘一、桝井賢斗、香山圭祐、塩川渉、舘形比呂一、坂元健児/和泉元彌(特別出演)、とよた真帆 他
公式サイト●http://www.meijiza.co.jp/info/2016_08_urashima/

 

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