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連載

第7回 浅沼晋太郎さん

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第7回ゲスト「浅沼晋太郎のオレ哲学」第4週

 

連載対談「川本成のオレ哲学」(略してオレ哲)。第7回目のゲストは、演出家・脚本家・俳優・声優・コピーライター・デザイナーとマルチな才能でなんでもこなす浅沼晋太郎さん! 第7回の最終週、浅沼さんが観客に感じてもらいたいこと、その根底にあるのは○○○○してもらうことだった!?

COLUMN  2013 10/10 UPDATE

川本:浅沼くん、今、いくつだっけ?

浅沼:37歳です。

川本:37歳でいろいろなことしてるからね、浅沼くんは。

浅沼:結局のところ、数撃たなきゃ当たらない下手な鉄砲だから撃ってる、みたいなところあるんですよね。

川本:あ、そうなの?

浅沼:うん。

川本:だって、声優でもガンガンやってるしさ。

浅沼:成さんならわかると思いますけど、声優も全部オーディションじゃないですか。

川本:まあ、オーディションだね。

浅沼:いつ需要がなくなってもおかしくないわけで。

川本:そんなに不安なの!? (笑)

浅沼:不安と言うより、いつもどこかである程度の覚悟をしてます。3ヶ月後の自分にレギュラー作品があるかどうかなんてわからないですから。

川本:そういう中で、一生懸命、自分でも物を作って、見てもらう機会を作って、世間に対して投げ続けてるってことでしょ。

浅沼:そうではあるんですけど、僕、表現とか芸術って感覚がゼロなんですよね。

川本:ほう。

浅沼:あ、ゼロってことはないかな? でも、

自分から「これを表現したい」ってことが、あんまりない

んですよ。

川本:ほう。じゃあなんでやってるの? やっぱりじゃあ、モテたいか。

浅沼:うん(笑)。結果的には「チヤホヤされたい」に行き着くかもしれないです(笑)。でもどっちかというと、

ビックリさせたい

の方が正しいかもしれない。

川本:あー、なるほど、なるほど。ビックリさせたい、ね。

浅沼:たとえば、学校で女子たちが、文化祭とかで出し物なんかをする前に「みんなで先生のことびっくりさせよう!」ってノリがあるじゃないですか。あの感覚がずっとある。

川本:うんうん。……で、なんで女子の感覚なの?

浅沼:わかんない(笑)。それっぽいことを女子が言ってたイメージ(笑)。

川本:でも、ビックリさせたいって、いい言葉だね。

浅沼:なんでもそういう感覚ですね。それが、ハッピーな方でもそうじゃない方でも。誕生日のサプライズでもショッキングなホラーでも。人って、意外性があるときに笑うじゃないですが。こう言うんだろうなと思ってて、そこで予想と違うことを言われたたから笑うとか。

川本:うん。

浅沼:笑いって、そこに集約されているような気がして。

川本:そうだね。昔からクラスの人気者っていうのはサプライズの要素を持ってたかもね。

浅沼:うん。基本がそれなんでしょうね。だから、僕が、舞台なり声優なりなんなりやってるのは表現ではなく、芸術でもなく、あえて言うなら「サプライズ要素を持った娯楽」なんです。

川本:うん。

浅沼:自分のユニットであるbpmに「ハイブリッド・アミューズメント・ショウ」ってキャッチコピーが付いてるのは、遊園地みたいに、終わった後にほんのちよっとさみしくなりつつも、手放しで「あー楽しかった」っていう感じを味わってもらいたいという思いからで。

川本:なるほどね。

浅沼:「この作品を観て人生変わりました!」なんて、そんな大層なこと求めてない。

明日になったらキレイに忘れちゃっていい

(笑) 。

川本:ああ、でもそれはいいね。いいエンタメじゃないですか。

浅沼:パンフだったりTシャツだったりを会場で買って、次の日に「俺なんでこんなの買っちゃったんだろう」って思う感じの(笑)。

川本:なんかノリで買っちゃった? 

浅沼:「なんかノリで買っちゃったけど、改めて見ると別にそれほど欲しくなかったなぁ」っていうあの、東京駅の動く歩道でネズミの耳はずしちゃう、みたいな感覚。

川本:(笑)。あれね。

浅沼:そうそう(笑)。ああいう、どこかあっけない感じがいいなぁって思う。

川本:いい意味で言うと、人の感情が動いたりすることに喜びを感じるわけでしょ。

浅沼:うん。小学校の時からお楽しみ会好きでしたもん(笑)。

川本:仕事以外で、今もサプライズしたりするの?

浅沼:しますします。

川本:人の誕生会とか?

浅沼:やりますやります。

川本:じゃあ、今度アメリカ人みたいなこと、何かやってね。

浅沼:アメリカ人みたいなことってなんですか(笑)。

川本:コーヒーカップの中に指輪入ってて、「オーマイガッ!」ってやつ。

浅沼:それプロボーズの時やるヤツでしょ(笑)。

川本:そう(笑)。オーマイガッ!

浅沼:でも、僕がマジック好きになったきっかけもそうですよ。ビックリさせたいから。

川本:あ、そうかー。

浅沼:あと、僕って30歳から声優デビューしたんですけど、特にオンリーワンの声っていう訳でもないんですよ。特にこれと言った特徴も味もない。テクニックなんてもっとない。

川本:うん。

浅沼:声優としての勉強もして来た訳じゃない、オンリーワンの声も持っていない自分が、この中で戦っていくには何を武器にするべきだ?って考えたら、それはビックリさせることしかないなぁって。

川本:ほう。

浅沼:「え、これ浅沼の声だったんだ!」と、エンドロールのクレジットでビックリしてもらえれば、みたいなことは心掛けてますね。

川本:じゃあ、ビックリマンだ。

浅沼:ビックリマンです(笑)。昔30円だったお値打ち男です(笑)。

川本:ビックリマンシールだ(笑)。

浅沼:そうです。ヘッドロココです(笑)。あ、ヘッドロココはちょっと言い過ぎたな。きびだんご三助ぐらいです(笑)。

川本: (笑)。

浅沼:だから舞台でも、どんでん返しのあるストーリーだったり、マジックを取り入れたりすることもあります。

川本:そうかー。

浅沼:あと、普段あまり舞台を観てない方が舞台を観に来る時って、変な意味じゃないですけど、ちょっとなめてかかってる所があって。

川本:ほう。

浅沼:たとえば拳銃が出て来たら、どうせ音響でズキュンってなるんだろうって思ってる。

川本:ああそう言う意味でのね。

浅沼:殺陣をやったら、お客さんに見えない側に刀を通して、まるで刺さってるように見せてるけど、ホントは刺さってないでしょって。そういうお約束的なことは受け入れた上で、頭の中で補完して観てますよって。悪い言い方したら、多少妥協した上で観てる。だからこそ、それを裏切った時に、驚きがより大きいと思うんです。

川本:なるほどなるほど。

浅沼:映像だったら、ダミーやCGを使ってるんだろうって、もうみんなわかってますけど、生の舞台で、隠すことなく、みんなの目が見ている中で、真正面から刃物で心臓を一突きしたら、たぶん、「え?」ってなると思うし。

川本:なるね。うん。

浅沼:マジックも、編集された可能性のあるテレビの特番で見るよりは、テーブルでマンツーマンで、目の前で見せられた方がよりビックリする。それと同じことを、僕は舞台を使って見せている感覚はあります。

川本:お客さんが当たり前のように思ってることを逆に利用して、遊ぶっていうやつだね。

 浅沼:うん。だから拳銃も、映像で使うような、実際に火と大きな音が出る拳銃を使ったりすると、お客さんはビクッ!ってするんですよ(笑)。

川本:するね。中から、スズメバチとか、出てきたらビックリするしね。

浅沼:それは僕もスタッフもびっくりじゃ済みません(笑)。でも、そういう感じで、誰かをビックリさせられるモノをこれからも創っていきたいですね。

(浅沼晋太郎さんの「オレ哲学」は今回で最終回です。次回のゲストをお楽しみに!)

 

ゲスト・プロフィール 浅沼晋太郎(あさぬま・しんたろう)
1976年1月5日生まれ、岩手県出身。多摩美術大学卒業。脚本家・演出家・俳優・コピーライターとして活動。2006年『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』主人公のソゴル・キョウ役をきっかけに声優としても活動を始める。現在も、NHK Eテレ『ファイ・ブレイン 〜神のパズル』大門カイト役、テレビ東京他『ダイヤのA』倉持洋一役、webラジオ『本チャン web ラジオ 絶園のテンペスト-Z-』(パーソナリティ)などがOA。2007年より、エンターテイメント・ユニット『ハイブリッド・アミューズメント・ショウ bpm』に参加。bpm作品の全脚本と演出を担当する。舞台作品以外にも、映像脚本、イベント用脚本、CDドラマ脚本なども執筆。 

ホスト・プロフィール 川本成(かわもと・なる)
欽ちゃん劇団1期生として在籍。1994年“あさりど”結成。主な出演番組としてTV『笑っていいとも!』9代目いいとも青年隊、『王様のブランチ』他、TV・ラジオ・舞台に多数出演。現在はTV『スタイルプラス』、ラジオ『ナルウザクスダの!』へのレギュラー出演や、アニメ『テニスの王子様』、『遊戯王デュエルモンスターズGX』、『GON』、『義風堂々!!』(2013年7月~)他で声優として活躍の場を広げ、舞台では『小堺クンのおすましでSHOW』、『冒険者たち』、『男子はだまってなさいよ!聖バカコント』他、自ら『時速246億』を主宰し、定期的かつ精力的に舞台をプロデュースしている。

★お知らせ その1★
浅沼晋太郎さん作・演出舞台のお知らせです! WBB vol.5『サムライ・ナイト・フィーバー 再燃』
日程:12月14日(土)~23日(月・祝) 会場:赤坂RED/THEATER 作・演出:浅沼晋太郎 出演:佐野瑞樹・佐野大樹・井出卓也・谷口賢志・岡幸二郎
料金:5,000円(前売・当日共/全席指定・税込)
チケット:11/2(土)10:00~イープラス・チケットぴあ・ローソンチケットにて一般発売開始
詳細はWBB公式サイトをご覧下さい http://www.w-b-bros.jp/

★お知らせ その2★ 浅沼晋太郎さん出演イベントのお知らせです! マチ☆アソビvol.11 銀河機攻隊マジェスティックプリンス ライブ&トークショー
日時:10月13日(日) 会場:徳島県 眉山山頂ステージ 出演:昆夏美・浅沼晋太郎
料金:観覧無料

★お知らせ その3★
浅沼晋太郎さん出演イベントのお知らせです!
『アニメ紅白歌合戦 vol.3』
日時:2014年1月19日(日) 会場:国立代々木競技場第一体育館
出演:ももいろクローバーZ・ヒャダイン・ スフィア・GRANRODEO他 料金:指定席:7,500円(税込) チケット:11/2(土)10:00〜イープラス・チケットぴあ・ローソンチケットにて一般発売開始 詳細は公式HPをご覧下ください http://event.1242.com/anime_kohaku/index.html

★お知らせ その4★ 浅沼晋太郎さん出演イベントのお知らせです! マジェスティックな打ち上げ会『ザンネンなんて言わせない☆』 日時:11月16日(土) 会場:未定 出演: 相葉裕樹・浅沼晋太郎・日笠陽子・井口裕香・池田純矢・昆夏美・石川智晶 他 料金:DVD購入者の中から応募の上、抽選でご招待。 参加方法:「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」Blue-ray&DVD第1巻封入の専用応募券を第2巻封入の応募専用ハガキに貼付して応募。10/11(金)応募締切予定。

★お知らせ その5★
川本成さん出演舞台のお知らせです! 時速246億vol.B「theatrical」 日程:12月3日(火)~11日(水) 会場:赤坂レッドシアター 作・演出:川尻恵太(SUGARBOY) 出演:増田裕生・Kimeru・柳英里紗・高橋良輔・森山栄治(*pnish*)/新谷真弓(ナイロン100℃)/川本成(時速246億)
チケット:11月3日(日)10:00~イープラス・ローソンチケット(Lコード:33387)にて発売開始
詳細は時速246億HPをご覧下さいhttp://www.jisoku246.com/

 

 

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