連載
第四回 陳内 将さん
『omoshii mag 2』連動企画「舞台×男子」インタビュー&レポを連載中! 第4回は1月23日より上演中の舞台『TRUMP』に出演している陳内将さんのインタビュー。初舞台から今までを振り返っていただきました!
(撮影/望月研 文/横澤由香)
COLUMN 2013 1/25 UPDATE
●初舞台はD-BOYS STAGE『ラストゲーム』(08年)。当時はワタナベエンターテイメントカレッジのスクール生だったんですよね?
スクール内でオーディションがあって、アンサンブルで出演を。とにかく台本を全部覚えて稽古に来られない人のアンダーを申し出たり、毎日やり甲斐がありましたね。もっとやりたい、自分も絶対次は名前のある役を…と強い気持ちも湧いて。でも、翌年のD-BOYS STAGE『鴉〜KARASU〜10』で正式に事務所所属となったんですけど…役はつかず。稽古場でスタッフさんが“カレッジ集合して〜”と呼ぶと自分もそこに入ってる。結構堪えましたね。前回となにも変わらないのか?って。
●役がついたのはさらに翌年、ラサール石井さん演出のD-BOYS STAGE『NOW LOADING』。全8名のキャストの中に大抜擢、チャライ警備員役がとてもハマっていました。
嬉しかったですね〜。茅野さんには芝居に絶対必要な肉体づくりや、芝居でウソをつかないこと…舞台に立つ上での基礎の基礎を教わり心身共に鍛えてもらいました。ラサールさんは逆に“ここ、どうしたい?”“こうしたいです”“お、いいね〜”って、役者の中から出てくるものを楽しむスタイル。喜劇だし、テンポよくみんなで創った舞台でした。
●その後も『忍たま乱太郎』『タンブリング』、ミュージカル『テニスの王子様』とDステ以外の舞台が続き、今年の4月、『淋しいマグネット』で再びDステに出演。D-BOYSとD2から精鋭を抜擢し、4人の青年の友情と痛みと成長を刻みつけた胸に突き刺さる美しい物語でしたね。陳内さんの役は、やさしくてちょっとおっとりした性格のシオン。
『マグネット』は稽古中に感情のスイッチがぷっつり切れてしまったくらい悩み、苦しみ…でも、またひとつ芝居に対して新たな境地に触れられた舞台。今思い出しても胸騒ぎがするくらい、濃密な時間を過ごしましたね。
●そして、今作はDステ12th『TRUMP』。
いよいよ僕らD2だけの舞台です! この喜びを噛みしめつつ、仲がいいからこそ馴れ合いにならないよう、改めて気を引き締めてかからないと。物語はいわゆるヴァンパイアもの。現実離れした設定だからこそしっかりとリアリティを生み出して、お客さんにドップリ『TRUMP』の世界に浸って欲しいな。
●陳内さんにとって舞台の魅力とは?
舞台で感じる感動は、ほかのなににも代えられない。僕は自分が知らないことを知りたい、見たい、やってみたいっていう好奇心のまま突き進んできて、その積み重ねが今へと続いて来ている。なので、これからもそうやってひとつひとつトライして、積み重ねて、きちんと結果を出し、いい作品創りをしていきたいです。
★最後に、陳内さんの動画のメッセージをお届けします。
★現在発売中の『omoshii mag』vol.2では、陳内さんのもっと詳しいインタビューを掲載しています。写真もたっぷり! ぜひお見逃しなく。
[プロフィール]
じんない・しょう
1988年1月16日生まれ、熊本県出身。
ワタナベエンターテイメントカレッジを経て、2008年D-BOYS STAGE『ラストゲーム〜最後の早慶戦〜』で初舞台を踏む。若手俳優集団D2のメンバー。D-BOYS STAGEやミュージカル『テニスの王子様』、『忍たま乱太郎』、舞台『タンブリング』などに出演。2012年度の戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』の敵・エンター役で魅力的な悪を演じ、注目される。ドラマ『スイッチガール』、歴史バラエティ『TV・局中法度!』に出演中。映画『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』も公開中。
[公演情報]
Dステ12th『TRUMP』
2013年1月23日~2月3日 サンシャイン劇場(東京)
2013年2月8日〜2月10日 ABCホール(大阪)
作・演出:末満健一
出演:西井幸人 三津谷亮 陳内将 山田裕貴 山口賢貴 近江陽一郎 阿久津愼太郎 志尊淳 土屋シオン 池岡亮介 荒井敦史 根岸拓哉 白又敦 大久保祥太郎 前山剛久 上鶴徹
問い合わせ:わたチケ●03-5410-1885(平日11:00-18:00)