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第6回 髙嶋政宏さん

5月9日、ミュージカル『エリザベート』がついに開幕しました!omoshiiオモシィでは、隔週ならぬ、ほぼ隔日で、新キャストを中心にインタビューを掲載してまいりましたが、集中連載インタビューのトリを飾るのは、初演以来、ただひとりでルキーニを演じてきた髙嶋政宏さんです!

COLUMN  2012 5/11 UPDATE

ミュージカル『エリザベート』を通じて、数多くのスターが生まれ、育ち、卒業していきました。その姿をずっと見守ってきたのが、髙嶋政宏さんです。ダブルキャスト、トリプルキャスト、クワトロキャストと、同じ役を数人で交互に演じることが増えたロングラン公演で、初演からだたひとり、たったひとりでルキーニを演じてきました。演出家・小池修一郎氏の絶大な信頼を得て、東宝版『エリザベート』の歴史を見つめてきた髙嶋政宏さんに、お話を伺います。(取材・文/高橋彩子 撮影/熊谷仁男)

——―東宝版『エリザベート』初演から今年で12年。シングルキャストのルキーニ役として、すべての舞台に立って来られました。今回の公演中に出演回数1000回を超えられるそうですね。

まさかこんなに続けられるとは思っていませんでした。それまで『王様と私』などには出演していたものの、近年作られたミュージカルは初めてでしたし、暗殺犯という悪役的なキャラクターも初めて。しかも、ルキーニって、舞台袖での移動が大変なんです。稽古でも同じ動きを繰り返して本番を迎えたわけですから、もう、喉はつらいし、脚は緊張と疲労でガクガクだし、大変でした。

——―ルキーニといえば、観客とコミュニケーションを取る狂言回し的な役割が特徴的です。

ものすごく近い位置でお客さんと絡むので、最初は客席に降りて行くのが怖かったですね。初演のころ、観に来た知り合いから「観客を敵に回している。みんなルキーニの狂言回しを見に来ているんだから、仲間のはずだ」と指摘されて、はっとしました。この物語はルキーニの裁判で、お客さんはいわば陪審員。被告であるルキーニ自らも、弁護士さながらに「こうなんですよ」と、緩急をつけて見せていく必要があるんです。能で言うところの“序破急”というか…。

—―アクの強いチャーミングなキャラクターですが、どのように役作りや演技の工夫を?

最初は、ルキーニはイタリア人だからイタリアのものしか飲まない・食べないようにしようと考えて、水はサンペレ・グリノ、昼はピザ…などとやっていたら太ってしまい、途中でやめました(笑)。初演では歌い終わりを一人で長々とエコーさせてみたりもしたのですが、最初は笑ってもらえるものの、二度やるとすごい勢いでお客さんが引いて行くのがわかったりして(笑)。小手先ではなく、きちんと台本の意味を考えてやろうと考え直しましたね。ことさら変わったことをしなくても、本に描かれている通りに演じれば自ずとルキーニになると今は思っています。

——―前回公演の公開稽古では、面白いことが起きると率先して笑っていらっしゃるなど、ムードメーカー的存在になっておられるのが印象的でした。

あの役はテンションが高くないと演じられないんです。家を出た時からハイテンションで、現場でもそれを保っていますね。小池さんからは「エリザベート暗殺に際しては、後ろに三島由紀夫さんの霊が浮かび上がるくらいの気持ちで演技をするように」と言われ、「俺は革命家だ、暗殺犯なんだ」と自分に言い聞かせるうち、だんだん精神も病んできて(笑)、本番中は「何でもできる! やってやる!!」という気分ですし、逆に終演後は、楽屋口から外に出たら石をぶつけられるんじゃないかと怯えた時期があったくらいなんですよ(笑)。

——改めて、この役との出会いは、髙嶋さんにとってどんなものでしたか?

ルキーニを演じる前は、まず青春もの、次に学校の先生や若い刑事役などをいただくことが多かったのですが、狂気の暗殺犯を演じたことで、キャスティングの内容が変わっていきました。俳優としての世界を広げてくれた役ですね。今回の公演では、歌唱などの技術面や体力面を進化させた上で理解を深め、より自由に遊べたらと思っています。

★それでは髙嶋さんからのムービーメッセージをどうぞ!

お知らせ1★ルキーニ役・髙嶋政宏さんの生写真つきサイン色紙を抽選でプレゼント! くわしくはプレゼントコーナーをご覧ください。

お知らせ2★
演劇ファンの皆様へお知らせです! 演劇&エンタメ系WEBマガジンomoshiiオモシィの姉妹版、Web連動型リアルマガジン『omoshii mag』(オモシィ・マグ)がまもなく発売されます! インタビューはこのWeb版の200パーセント増! Webサイトではなかなか実現できない、クオリティの高い写真も多数掲載! 1号目の特集はミュージカル『エリザベート』。このコーナーに出演していただいた皆様のインタビュー&写真もたっぷり掲載、また、山口祐一郎さん、石丸幹二さん、瀬奈じゅんさんのインタビュー、初日に来日したミヒャエル・クンツェさん&シルヴェスター・リーヴァイさんの緊急インタビュー、速報!舞台写真&レポート・・・など盛りだくさんでおおくりいたしますので、お楽しみに!! 手元に残しておきたい保存版シリーズです。発売は6月4日予定。さらなる詳細は近日こちらで公開!

●プロフィール
たかしま・まさひろ
1965年10月29日 生まれ、東京都出身。87年映画『トットチャンネル』で俳優デビュー。以降、数々のテレビドラマ、映画、バラエティーなど、幅広いジャンルで活躍している。舞台では『エリザベート』のルイジ・ルキーニ役を初演よりただ一人で演じているほか、『王様と私』『レ・ミゼラブル』『ベガーズ・オペラ』『マリー・アントワネット』などの大作ミュージカルに多数出演。また『双頭の鷲』『黒蜥蜴』などのストレートプレイでも実力を発揮している。

●公演情報
ミュージカル『エリザベート』
2012年5月9日〜6月27日 帝国劇場
2012年7月5日〜26日 博多座
2012年8月3日〜26日 中日劇場
2012年9月1日〜28日 梅田芸術劇場 メインホール
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演/春野寿美礼、瀬奈じゅん、山口祐一郎、石丸幹二、マテ・カマラス、髙嶋政宏 ほか
問い合わせ:東宝テレザーブ:03-3201-7777
http://www.tohostage.com/elisabeth/

 

 

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